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★ 昨日は午前中小雨の降る中、バンプーにあるカモメ保養所にロードバイクで。
今回は初めて少し遠乗りをしようと、バンコクから車で1時間見当の場所をググって探した。
バンコク、スクムビットを南下すると意外に海は近く、カモメの集まる桟橋があると出てきたのでカメラバッグを担いでロードバイクに股がった。
人出はまばらだったが、ひとりの僧侶が手に餌をのせてカモメを誘ったり、放り投げてキャッチさせたりしていた。
帰りがけに寄ったトンローの自転車カフェでは日本人のマスターが
「今日はどこを走って来られたんですか?」
と訊いた。
地名を告げると、
「いいですねー。でもバンコク近郊では一番道が悪く、走りにくいエリアですね」
なるほどそうだったのか。工事中も多く、道路もがたがたで確かにとてもスイスイとは走れない道程だった。
「走りやすいのはね、北の方や、チャオプラヤ川を越えた西側ですよ」
そちらは道路も比較的きれいでロードバイクで気持ちよく走れるらしい。
「あとはやっぱりカオヤイですね。ロードバイクを車に積んで。あの辺りは最高ですよ」
また楽しみが増えた。
(写真は僧侶の投げた餌をキャッチするカモメ)
★ さあ、あっという間に2月に入りましたけどね、みなさん。
と、ちょっとMC風に書き出してみたがほんとに息つく暇もなく時は過ぎていくぜ。
先週金曜日と今日の2日間、スタッフ1人1人と面接し、2014年の総括と2015年への挑戦についていろいろと話をした。
そしてそれぞれと共有できたことは
「スタッフ1人1人がそれぞれの持ち場で飛躍的に成長する必要がある」
という課題。
この業界にはどんどん新しいトレンドや技術が生まれ、対応を迫られる。
うまく対応できない会社は退場するしかない。
毎日出社してデスクにある仕事をこなすだけで生活ができるという意識を捨てなくてはならない。
自分が成長するために積極的に行動を起こすこと。毎日そういう意識を持つこと。
オイラも勉強することが山ほどあるし、もっともっと成長しなくてはいけないと痛烈に思うさ。
デザイナーのPunkが
「ボクは自分のスキルをもっと高めて会社と一緒に成長していきたい」
と言った。
ちょっとそれ、本気で頼むよ!
★ 「もしもし、あ、立教会の山森さんですか? マレーシアの立教会で山森さんがマレーシアからタイに行ったと伺いまして、タイに行くので是非お会いしたいんですが・・・」
初老の男性の声でこんな電話を受けたのは一昨日の夕方だった。
予定がなかった昨晩、私はこの電話の主とアソークにあるシェラトングランデのロビーで午後7時に待ち合わせた。
「私はハゲ頭なのですぐわかります」
と伝えてあったので、できるだけハゲ頭をひけらかすように前屈みにロビーを歩き回っているとケータイに電話があり、
「今、ウェスティンホテルの7階のロビーにいます」
シェラトンと言ったんじゃないんかい!
そもそもスーパー人見知りの私は、こういう初対面で用件の曖昧な面談が苦手。なんだか面倒くさいなぁと思いながらスカイウォークをウェスティンホテルに向かって歩いた。
7階のロビーにいたのは、その声で想像していた通りの、少し浅黒く華奢でシワの多い60過ぎと思しき男性だった。
よれよれのグレーのスーツ。下に着る黒いTシャツの裾をパンツに入れて思い切りベルトで締め上げていた。
「あ、どうもすみません、お忙しいのに」
と彼が口を開くと、強烈な酒の匂いが私を包んでむせそうになる。
近くのタイ料理屋でテーブルを挟んで向かい合うと彼はこう切り出した。
「私は和歌山県の白浜新聞(仮称)でコラムを書いているんですが、ご存知ですか?」
はい、もちろん、知りません!
「ちょっと取材をしたいのですが、山森さんはタイで何をしているのですか?」
私は心の中で大きなお世話じゃとつぶやきながらもマレーシア、タイの簡単な経緯を説明する大人の対応をとった。
「はー、なるほど、脱サラってやつですね?」
だ、脱サラって・・・
「それで、脱サラしてここに骨埋めるんですか?」
この方、初対面で相当失礼ですよね。私はその白浜新聞ってのはなんなんじゃいと思って
「その白浜新聞で何かアジアの特集記事でも組むんですか?」
と尋ねてみた。
「いや、特集っつぅことはないんですが、コラムのような」
「あなたがそのコラムを担当されているんですか?」
「いや、担当っつぅか、私の書いたものがまだ載ったことはないんですわ」
「は? どういうことですか?」
「いや、何か書いて送ろう、思って。だけどそりゃあんた、載せるか載せないかは向こうが決めることですしね」
と言いながらキャシャシャシャと顔をしわくちゃにして笑った。
ナンじゃい、そりゃ。ただの投稿おじさんかい。
それでも私は何か共通の話の糸口を掴もうと頑張った。
「私はこういう仕事をしてきましたが、あなたは何をしてらっしゃったんですか?」
「私も広告です。山森さん、会社はどこだったんですか?」
「私は第一企画という会社で、その後アサツーと合併してADKとなりましたが」
「はぁ、聞いたことあるような、ないような、うーん、知らんなぁ・・・」
「山森さんは広告会社で仕事は何をやっていたんです?」
「媒体局でテレビ番組の担当をしていました」
「媒体? 何ですか、媒体って?」
この人、絶対広告屋じゃない。
その後も頑張って糸口は探すが、話が全く膨らまない。
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会ったこともないヘンなおっさんとタイ飯を食いながら行き詰まっている。
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そう思うとなんだか今私は何をやってるんだと情けなくなってくる。
本当にいったいこのとっつぁんは誰なんだ?
何のために私を訪ねてきたんだ?
「立教会の誰に私を紹介されたんですか?」
私は今更ながらずっと疑問に思っていた質問をぶつけた。
「いや、誰ということはないです」
「え、じゃあどうして私のことがわかったんですか?」
「それは、あの、もらった資料に出てたので」
「なんですか、その資料は。どこにあったのですか?」
「いや、マレーシアの佐久間さんに会った時に。あ、佐久間さん、知ってます?」
知りません!
私は、最初の電話でこの人がてっきり自分の大学の先輩だと思い込んでいた。
でも彼はそんなことひと言も言っていなかったのだ。
どこかで入手した名簿から私の連絡先を見て連絡してきたのだ。
「今日はホテルはどちらですか?」
「いや、決まってません。どこか安い宿を手当てしてもらえませんか?」
ヘンな雲行きになってきた。
「安い宿はカオサンというところにたくさんありますよ」
私はカオサンまでの行き方を彼に教えてあげた。
この辺が潮時だと思い、私は会計を済ませると彼をBTS駅まで連れて行く。
タイに来たならタイ飯と言っておきながらタイ飯はどうも合わないとか、居酒屋に行きたいとか、もっとビール飲みたいとかボヤイている彼を無視して電車に乗せた。
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誰っ?
★ 昨日の「ひと言」を見た人から、
「私もこの人にマレーシアで被害に遭いました」
というお便りをいただき、名刺を渡してしまったことを後悔しているタコ社長です。
1ヶ月ぶりにナミがKLからBKKに戻ってきて、朝からタイ人スタッフの間を走り回って仕事をしている。
懐かしい光景(笑)。
「バンコクが恋しいと思った時期もあったのに、バンコクに戻ってきた時に『ホッとする』とか『戻ってきた』といった感慨は全くありませんでしたよ。人間の気持ちなんてどうなるかわかりませんね」
とKL在住が長くなってきて読み切れない自分の心境を吐露していた。
マレーシアとかタイとかシンガポールとかベトナムとかアセアンを横移動しているとなんだかわけわかんなくなっちゃうんだよね。
さらに長くなると、成田や羽田に降り立って到着ロビーにでウロウロしている時のアウェイ感がハンパない。
ただ、日本にいる時のアウェイ感ってなんだか不思議で楽しいんだよね。
★ 昨晩は中学校時代の同級生がバンコクに出張でやってきたので晩飯。
2年F組。
彼とオイラと他2名の4人組はなんだかいつも一緒にいる親友同士だった。
彼は現在日本の大手メディアの取締役だが、出てくる想い出話と言えば
「昼休みかな、他の2人と『あれ、山森いねーな』と思いながら、なにげに教室の窓から外を眺めているとお前が辺りを伺いながらプールの扉を開けてウンコしに入って行ったんだよ。学校でのウンコは恥だからな、3人でお前には黙っていた。あの頃のオレたちにはそういう男気があった」
どんな男気だ、と思うが、そんな他愛のない話ばかり。
あれから40年。
いろんな人生を歩んでエラくなったヤツもいれば、しょぼくれているヤツもいる。
だけど、気持ちが昔に戻るとみんなただのバカなんだよな。
★ 昨日の夜、エアアジアでナミとKL入り。
オレらの周りにはたまたまエアアジアの男女のタイ人クルーが7、8人プライベートで乗っていたんだけど、お行儀悪いんだこれが。
他のお客様のご迷惑になるほどはしゃぐ、騒ぐ、うるさい。
離陸前からシートをリクライニングしてそのまま。
飛行中は席を移動しまくる、動き回る。
着陸が近づいて「電子機器のスイッチをお切り下さい」は無視でモバイルで遊びまくる。
ボーディングブリッジを出たところで乗客の通路であるのもかまわずみんなで記念写真。
Low Cost Low Educationじゃーなー。
ちょっとこのレベルの人たちに命を預けるのは躊躇われる。
マリンドエアに乗り換えようか。同じかな(笑)。
★ 日曜日夜にKL入りし、月曜、火曜とあっという間に飛去った。
クライアント社長へのプロジェクト進捗状況報告やメンバーとの打合せの他、経理総務人事関係の手続きなど。
先日ウチのオフィスに打合せに来たタイで起業した日本人起業家は、42歳。50歳になったら引退する目標で働いていると言っていた。
50歳で引退したらタイの北方チェンマイの山裾にある村でのんびり残りの人生を過ごすことが夢なんだそうで、すでにその準備に入っている。
週末になるとバイクでチェンマイの山村を回り、どの村で暮らそうか村人との交流を始めているらしい。
面白いのは国境に近い山村は比較的好戦的で若者も厳つい印象で、内側に入ると穏やかになるらしい。
それこそネットどころかケータイの電波もろくに入らない場所で激しい起業家生活を送った人が時間がゆっくりゆっくり動く数十年という月日を過ごせるのだろうか。
さて、今日は親父の誕生日。85歳の「時」はどう流れるんだろう。
★ 昨日はパートナー会社マーズフラッグの武井さん、芦原さん、須内さんが来馬。
オフィスで打合せをしてから初マレーシアの芦原さんを連れてジャランアローへ。
来週のチャイニーズニューイヤーを控えて赤や黄色の提灯装飾満載の通りを眺めながら美味しい屋台料理に舌鼓を打った。
シンガポール在住の彼らは
「シンガポールにはマレーシアほど美味しい料理はないからねー」
とマレーシアに来るたびにローカル飯にため息をつく。
バンコク在住だったナミは
「タイ料理もタイよりマレーシアの方が美味しい」
と言うくらいだ。
まあその分タイは各国料理やパブ、ナイトライフの充実度がすごいけどな。
どちらにしても、美味しいものが気軽に食べられるかどうかは住む場所を選ぶ上で非常に重要な要素だよ。
★ 今日はオフィスのそばにある讃岐うどん屋でランチ。
タマンデサの住宅地の真ん中にあるんだけど、昼時はチャイニーズ客が行列する人気店だ。
一緒に行ったチャイニーズスタッフのベロニカが納豆うどんに初挑戦したが、やっぱり納豆は「変な味ね」と日本語で言いながら途中でギブアップしていた。
ランチの後はその並びにあるケーキ屋でケーキを買ってオフィスに戻る。
極めて正しい金曜日の午後の過ごし方なので、これを就業規則に盛り込むことにした。
★ 昨日はJalanJalanソフトボール、優勝常連のREDS戦。
これをな、なんと13対0の5回コールド勝ち!
しかもピッチャー佐藤、あのREDS打線を1安打完封!
とんでもない強さでJalanJalan5連勝!
唯一の全勝チームとして悲願の優勝までのマジックを2としましたっ!
その興奮冷めやらぬままにエアアジアに飛び乗り、バンコクへ。
今日からまたしばらくバンコクオフィスで仕事するよ。
★ 引退した経営者が会社を離れた途端、誰も寄り添う者がいなくなり恐ろしいほど孤独な人生を送っているという話を最近何件か聞いた。
資産はみな数十億から数百億円に上り、どんな豪勢な海外旅行にも行けるし、どんな美味しいものだって食べられるのに、それを分かち合える友達がひとりもいないと言う。
だから家に引きこもっている。
金なんかいくら稼いでも本当に気心の知れた友達がいないと人生はサビしいね。
でもガリガリと働いて会社を大きくした起業家社長に多いんだよ、この末路。
日本人の預貯金総額は莫大なのに市場に回らないから景気が良くならないという話は、こういう「引きこもった」お金なんじゃないのか?
友達になって使ってあげようよ。
★ 昨日室内でもロードレーサーのトレーニングができる「3本ローラー」という機材を入手した。
自転車を固定して車輪だけ回すのではなく、ローラーの上を実際に自転車で走るようになっていてバランスを崩すと落車してしまうので最初はちょっと難しいらしい。
週末は走れるけれど平日はどうしても運動不足になるのでこれでしっかりトレーニングを続けようというイマドキ見上げた清々しい決意だ。
帰宅後早速梱包を解き、組み立て説明書を見ながら組み立て作業に挑戦したが難しくてココロが折れた。
スタッフのユキにSOSを出したら
「あたしが組み立てる」
と気持ちのよいレスキュー信号を返してくれたのでオイラはまた梱包を閉じた。
イマドキ見下げ果てたあっけない挫折だ。
★ KLのオフィスがダイナミックに動き始めたのに反してバンコクのオフィスがどうもマンネリ化というか惰性で動いてる感があったので少し陣容をいじった。
新しくプロジェクト管理やプランニングをする30代の女性を2人同時に採用し、既存のメンバーからも一人プロジェクト管理者に抜擢。
「有るものをこなす」から「創り出す」能力へシフト強化した。
これで今まで流れてくるものに対処しているだけのスタッフたちに化学反応が起き、社内の動きが活発になった。
昨日ランチに行こうとエレベーターの前に向かったら、そこでうちのスタッフが2人、仕事の進め方を熱心に話し込んでいた。
こんなことは今までなかったからね、ウチの会社(笑)。
ナミが今バンコクにいてオフィス内を走り回っていることもあるけど、熱量の高いスタッフが動くとその熱量はスタッフ間を伝導する。
このエネルギーを最大限にするのがオイラの仕事。
★ 一昨日は仕事の後、オフィスの向かいにあるSUSHI432でナミとユキと飲み会。
ヒロは実は先週末に彼女とROCというクラブ通りで酔っぱらって階段から落ちて足首を複雑骨折。自宅療養中なので参加していない。
まあ、最低な酒の飲み方だな。
「もう酒は飲みません」
と言っているけど、元来懲りない上に精神力が甘いのできっとまたやるだろう。
こういうヤツは外国で一人暮らしなんかしない方が無難。
飲み会の方はめっちゃ楽しかった。
珍しく翌朝二日酔いになり、昨日ユキと行ったツーリング80kmはたいそうツラかった。
だめだ、そういう飲み方しちゃ。
★ 日本からクライアントが来タイしたので日曜日からナミやユキ始めスタッフ総動員でアテンドや打合せをこなし、昨晩無事空港でお見送り完了。
夜はワインコネクションで日本人スタッフとベルギー生ビールを飲んだり、星空の下でタイ人スタッフたちとタイ飯を食って騒いだりと硬軟織り交ぜた対応に(軟軟だけか?)クライアントからも
「いつもながら、皆さんと一緒にいると元気が出ます。
今後も変わらず、いや、変わってどんどん新しいことを実現しましょう。お互い高い目標もって、楽しくやりましょう。
本当にありがとう!」
とメッセージが届いたよ。
どんどん新しいことに挑戦するクライアントと仕事をしたいよ。
★ はい、今日はJalanJalanの誕生日です!
1996年2月26日に開設して今日で丸19年。19歳の誕生日っす。
JalanJalanしてくれた人は延べ1800万人超。
ほんとにこんなお気楽な大家のお気楽なサイトに大勢の人が長い間JalanJalanしてくれてどうもありがとうねー。
来年はとうとう20周年。成人だよ。
でも、オイラはお気楽で変わらないよ〜。
★ kaobal [ありがとうJalan Jalan。 19年前このJalan Jalanに出会わなかったらPCのことや、インターネット..]
★ まさ [おめでとうございます。 ということは、ワタシも、マレーシアの地に足を踏み入れて19年目です。早い早い!]
★ Jun [>kaobal いえいえ、長いこと応援してくれて、JalanJalanしてくれてどうもありがとう。背番号55、今オイ..]
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★ Jun [>あこ 19年目にして初の不覚(笑)? そりゃ大したもんだ。ありがとう。20周年はすでにアラートかけたか(笑)。また..]
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★ Jun [>まさ そうだね、早く参加したいと探してはいるんだけどなー。]