★ 昨晩は大学のバンコク在住同窓会にケージと優ちゃんと出席。

インターンシップ(会社で働く)と留学(学校で勉強する)という目的で来タイ中の現役大学生3人を囲む会合だった。

「東南アジアに興味があって、ここで体験、勉強したことを将来こちらで生かしたい」

とビジョンを語る後輩に眩しさを感じる。

もうタイ語の読み書きもできるし、若いってすごい(笑)。

オイラの卒業した大学は池袋にあるのだが、当時の池袋は少なくとも若者に人気のスポットではなかった。

ところが出席者の一人が先日帰国中に電車の中で、

「ねえ、渋谷と新宿と池袋だったらどこが一番好き？」

と女子学生3人が話しているのを聞いて驚いたと言った。

まず池袋が選択肢に入っていたことに衝撃を受けたわけだが

「うーん、私は池袋かなぁ」

「やっぱり私も」

と池袋が金メダルを取ったことにひっくり返ったというのである。

我々もその話を聞いて

「うっそぉだー」

と声を揃えた。

現役学生たちによると、駅周辺もすっかりきれいになったらしいが、それでも池袋がそんな話題に上るには山手線内の勢力図にもこの30年で相当の変容があったのだろうか。

変容と言えば、オイラの出身学科がとっくに廃止になっていることを昨晩聞いてけっこう悲しかった。

(写真は昨日の出席メンバー)

★ タイは昨日の金曜日を休むと4連休というカレンダー。

多くの在住日本人が旅行や一時帰国に当てる中、

「我々が間違いなくバンコクを守るっ」

というバンコク防衛隊が、奈須隊長を囲んで犬ちゃん家でもんじゃ焼きを食べた。

この日の議題は、

「もうすぐ30歳になる奈須隊長の今後をいったいどうするのか」

である。

白熱した円卓会議を見事にしきったのは、7歳のベティちゃんであった。

★ 今朝のウォーキングは少し足を伸ばしてクロントイ市場まで行ってきた。

「市場の市場」と言われる巨大ウェットマーケットだ。

日頃小さなアソーク市場で生鮮食品を購入しているかみさんは、目を輝かせた好奇心おばさんと化した。

市場の人たち　「どうかしら、この味？」「いいんじゃない？」

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かみさん　「ちょっと何かしらそれ？私にも食べさせてくれる？」

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市場の人たち　「どうぞ、どうぞ！」

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かみさん　「辛ぁ〜」

市場の人たち　「きゃはははは」

★ 早朝散歩で訪れるたばこ工場の敷地でいつもポツンとしているドロ(いつも泥だらけなのでそう命名した)は、とても警戒心が強い。

屋台で買ってきた豚肉の串焼きを掲げると他の犬たちはいっぱい寄って来るのだが、ドロは遠巻きに見ているだけだった。

毎日、毎日、それを繰り返すうちに、ようやくドロはかみさんの手から肉を食べた。

人間が食べても「美味い！」というものだから、きっとドロにも美味かったに違いない。

それ以来、我々が近づくと次第にドロの方からも寄って来るようになり、そのうち我々を見つけると尻尾を振るようになった。

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そして、今ではかみさんと一緒に歩くようになった。(写真右)

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本当はもっと仲良くなって、ドロをきれいに洗ってやりたいというのがバンコクに来て最初にかみさんが掲げた目標であるが、それにはまだずいぶん時間がかかると思う。

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★ 日経新聞の「イチローが飛び込んだ『現実の世界』」という記事に、ヤンキースのジラルディ監督が

「イチローに打撃は期待していない。広い左中間を守ってくれればいい。打ってくれたらメッケもの」

といったようなことが書かれてて哀しくなった。

そして今朝、散歩から戻ってたまたまヤンキース対レンジャーズの試合を見ていたら、無死1塁2塁の場面でイチローが送りバントをさせられていた。

やっぱり本当だったんだ。今更ながら厳しい世界だと痛感する。

ベンチでチームメイトとハイタッチするイチローもどこか寂しげだった。

それでもその後の打席で右中間まっぷたつの3塁打。

「メッケもの」

なんて言わせないくらい打ってやれ。

★ 元会社の後輩がバンコクに来ていて、ケージと3人で晩飯を食おうという話になり、オイラの方から昨夜彼に

「何が食いたい？　タイ、中華、イタ飯、タパス、メキシコ、韓国.....(後略) 」

とSMSしておいたところ、今朝まだ7時前という時間に彼から電話があり、

「なんですか！どうしたんですか！何かありましたか！」

と慌てて捲し立てる。

「いや、何も。晩飯何にする？って話だけど」

「あー、そうだったんですかー。あ、なんだー」

やけにホッとしているから事情を聞いてみると、

彼のケータイはちょっと古くて、オイラの送ったメッセージが文字化けしちゃっていたらしい。

ところが、メッセージの中の

「中華」と「韓国」

だけが何故かちゃんと読めたので、

「こりゃ、竹島か尖閣に端を発した騒ぎ勃発か！」

と慌てて電話をしてきたという話であった。

ちょっと、このふたつのキーワード、今みんなピリピリしてんのね。

★ 某日系アパレルクライアントのオンラインマーケティングを担当するオイラの会社では、来月からのキャンペーンで

「巨乳のブロガー」

10名を集めることになった。

営業のナイが社内での企画会議を招集すると、会議のメンバーに担当でもない男性スタッフが何人か混ざっていた。

というオイラも混ざっていた。

★ 昨日は早朝にクロントイ市場で食材を買い出し。

肉や野菜や魚をたっぷり買ってリュックに背負って、帰りは自宅まで加重ウォーキング。ちょっとツラかった。

夕方からメンバーが集まって「バンコク酒豪の会」。

そこで話題になったのが、

ローラーゲームと東京ボンバーズ。

みんな知っているのかと思ったけど、関西や九州の人はローラーゲームって知らないのね。

今回は、今までビール一杯で昇天していた末端会員のふみちゃんがビールとワイン3杯を飲んで格上げとなった。

会長のオイラは、みんなが帰った後も1人で冷酒を飲み続けた。

5分だったけど。

酒豪会長に相応しい華々しい一瞬。

★ スクーピーを買った。

スクーターじゃなくて、スクーピー。

少し慣れたらヒゲをもじゃもじゃにして上下黒革ジャケットを来てアメリカ横断に挑戦したい。

★ 先日タクシーの運転手に連れてってもらった小さなローカル食堂。

ラマ4通りからちょっと南に入ったところにある目立たないこの店はナーおばさんの店といい、シャークスフィン、燕の巣といった土鍋料理や中華・タイ料理が食べられる。

昨日は、スクーピーにかみさんと2ケツでブランチを食べに行ってきた。

タイ料理は基本的にどばどばと砂糖を入れるので、最初の舌当たりはよいのだが、途中からキツくなるものが多い。

マレーシアと違って在住日本人があまりタイ料理を食べに行かないのはこの甘さに耐えられないから、という話をよく聞く。

チャイナタウンに行って中華料理を食べてもタイ人の味覚に合わせてあるのか、どの店もちょっと甘すぎてツラいのだがここのオースワンと焼きそばはとても美味しかったよ。

★ 昨日の夜遅く、中国深圳に単身赴任している友人の奥さんから何度も留守電が入っていた。

「Junさん、おかしなことが起こっています。電話ください」

その口調がものすごく怯えたものだったので、ちょっと鳥肌が立つ。

一人の住まいに何か異変があったのだろうか？

今朝起きてそのメッセージを聴くとすぐに日本まで電話を入れた。

「留守電聴いた。どうした？」

「ああ、Junさん、今旦那が一時帰国で家にいるんだけど、彼が中国で買ったケータイがなんか使えないのよ。中国の仕業だと思うの。怖いの」

「・・・・・・。」

「中国ならそういうことやりかねないでしょ？」

「う、うん、そうだね」

「旦那はね、バカなこと言ってんじゃない、電話の調子が悪いだけだっていうんだけど、絶対中国の仕業よね！彼、全然信じないからJunさんから言ってやってよ！」

「う、うん」

「中国ってGoogleやFacebookも見れなくしちゃうんだからあんたの電話なんか簡単に使えなくしちゃうんだ！って言ったのに、Googleは見れなくしても俺の電話を使えないようにはしねえだろって屁理屈言ってるのよー」

そこで旦那(オイラの友人)が電話を代わった。

「すまんな。この間息子と娘のケータイの調子が悪かったのを『中国の盗聴工作のせいだ』と新しいケータイ買わされたばかりなんだ。なんとかお前から落ち着くように言ってくれ」

「いや、それは無理だ。仕方がないから彼女が落ち着くようにお前のiPhoneを買い替えろ、日本で」

「マジかよー」

ちなみに彼の子供たちは、お父さんと電話で話すと盗聴されて目を付けられるからけして国際電話をかけちゃだめよとお母さんから釘を刺されている。

★ タイ人の知り合いが「世界一美味しいプリン」があると言った。

「どこに？」

「チャトチャックのそばにあるオートーコー市場」

ちょっとお待ちよ、お嬢さん、と心の中でつぶやいた。

世界一なんて軽々しくお言いじゃないよ、と鼻で笑った。

プリンの味をオイラの前で語るんじゃないよ、と口を歪めた。

「美味しいから食べてごらん」

「オイラはこれでもプリJunと言われた男ですよ。生半可な味だったら噛み付くよ」

ふわりとなめらかな舌触り。甘さに流されない奥行きのある味わい。

「う、う、嘘だっ、そんなはずがないっ！」