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★ マレーシアの会社パートナーが亡くなった。
マレー人の彼とは20年来の付き合いで、いろいろと助け合ってきたベストフレンドでもある。
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ここ半年ほど体調を崩して入退院を繰り返していたが、その原因がわからなかった。
マレーシアの大病院だけではなく、シンガポールの病院まで回り、受診や精密検査を重ねたが、原因も病名も特定できない。
ただその症状が特異で、背中の激痛からお腹の激痛へと日毎に変わる。
深夜2時から5時の3時間に痛みが襲ってくる。
そうかと思うと、その翌日には何もなかったように元気になったりする。
結局、最終的に下された死因は、
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「黒魔術」
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だった。
マレーシアでは古くから、そして現在も強くその存在が信じられ、実際に黒魔術師やボモと呼ばれる祈祷師も存在する。
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「彼を恨んで魔術を掛けたのは誰だったのか・・・」
今日話をした彼の弟は、電話口で声を震わせた。
57歳。早過ぎる死だった。
>実際に黒魔術師やボモと呼ばれる祈祷師も存在する。<br> 会社でも、時々集団的ヒステリーが発生することがあり、そのときはボモを呼んで、悪魔祓いをしたことがあります。<br> サウジアラビアあたりだと、死刑を宣告されるようなこれらのボモも、もマレーシアでは普通に行われているので、イスラムも色々だと感じましたね。<br> 日本式の本地垂迹の考え方から見れば、どこの土地のどの国の神様も、そこに合わせて現れてくるので、イスラムの地にはイスラムの、ユダヤにはユダヤの、イエスにはイエスの神が人々の思ったとおりに現れるのは当然。勿論、ボモもマレーシアに現れるのは当然。
黒魔術を解く魔術もあるので、亡くなる前に早く魔術が原因だと分かれば別のボモが対処できたかもしれないですね。お気の毒です。
>malik<br>malikさんの会社でもありましたか。これはマレーシアにイスラム教が入る前からあることですからね。<br><br>>サリー<br>そうか、そうだよね。だけど、病院の医者はきっと言わないんだろうね。