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★ さて、オフィスの朝の活性化をテーマに始めた、最も多くの曲名を当てたスタッフに5,000バーツの賞金が出るという大盤振る舞いキャンペーン
「朝は1日の始まりに相応しい爽やかで力の湧き出るような音楽を聴いて、ハイテンションで仕事を始めよう!キャンペーン」(長いって)
早くも1ヶ月が経ち、昨日勝者が決定した。
とりあえずこの1ヶ月間の朝を振り返ってみると、
まず、遅刻の改善。
始業時間に3割程度だった出社率が8割になった。
そして何よりも朝の空気が明るくなった。
曲調は様々なのだが、爽やかでメロディアスな曲や激しいビートの曲を大音量で流していると、やはり気持ちが明るく奮い立ってくるものなんだ。
これは効果大!と判断してキャンペーンは継続。
今日から2ヶ月目に入る。
ルールは若干変更。
優勝者一人5,000バーツから上位入賞者複数名で賞金を分ける形にして、
「自分ももう少し頑張れば」
というモチベーションアップのために枠を広げる。
もっともっと朝の活気を盛り上げる!
★ もうここ半年ほど前から右肘に違和感があったんだけど、3ヶ月ほど前にテニスをしてから、物を持ったりすると痛みが出るようになった。
最近は朝の散歩で腕を振るだけでも痛いのでちょっと心配になった。
肘癌?
筋ジストロフィー?
パーキンソン病?
変形性肘関節症?
ガングリオン?
ヘバーデン結節?
ネットで調べれば調べるほど不安は雪だるま式に膨張していく。
意を決して病院へ行き、外科の先生に症状を伝えると、
「テニスエルボー。間違いない」
いやいやいや、テニス1回しかしてないし。テニスする前から違和感あったし。
「テニスエルボー。間違いない」
レントゲンは?
せめて肘の触診くらいしてよ。
「はい、じゃここ押すと、痛いですね?」
「あ、痛いです」
「テニスエルボー。間違いない」
リハビリの方法を2、3通り教えてもらって終わり。
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テニスやってないんだけどなー。
まあでもアメリカで手術とか肘からの切断とかビビッてたからよかったか。
テニスエルボーで。
★ マレーシアの会社パートナーが亡くなった。
マレー人の彼とは20年来の付き合いで、いろいろと助け合ってきたベストフレンドでもある。
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ここ半年ほど体調を崩して入退院を繰り返していたが、その原因がわからなかった。
マレーシアの大病院だけではなく、シンガポールの病院まで回り、受診や精密検査を重ねたが、原因も病名も特定できない。
ただその症状が特異で、背中の激痛からお腹の激痛へと日毎に変わる。
深夜2時から5時の3時間に痛みが襲ってくる。
そうかと思うと、その翌日には何もなかったように元気になったりする。
結局、最終的に下された死因は、
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「黒魔術」
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だった。
マレーシアでは古くから、そして現在も強くその存在が信じられ、実際に黒魔術師やボモと呼ばれる祈祷師も存在する。
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「彼を恨んで魔術を掛けたのは誰だったのか・・・」
今日話をした彼の弟は、電話口で声を震わせた。
57歳。早過ぎる死だった。
★ 元うちの会社の営業部長だったTik(写真左側の女性)がうちのクライアントに転職した。
今までこのクライアント担当者としてオイラの隣に座り、会議テーブルを隔ててクライアントと意見応酬していた彼女がテーブルの向こう側に座ったのだ。
論理的な思考と気の強さを併せ持った彼女は、いつもこちらがハラハラするくらいクライアントの女性部長(写真右側の女性)と激論を交わす。
それはもう、ああ言えばこう言うのぶつかり合いだった。
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それが一旦テーブルの向こう側に座ると、仇敵同士と思われたこの二人が、同じポイントで相槌を打ち、賛同し合い、補足し合う。
うちの手の内も全部熟知しているわけで、それはもうやり難いったらありゃしない。
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しばらくしたら、またテーブルのこちら側に戻って来いと説得する。
★ 日本からやってきたしまぶーがお土産にくれた。
「みんなの唐揚げ」(一般社団法人日本唐揚げ協会監修)
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家で作れる究極の唐揚げレシピ集とか、日本全国ご当地唐揚げなどそこは広くディープな唐揚げワンダーランド。
ページをパラパラめくっているだけで陶酔して意識が薄れていく。
今日のタイは日本で言うところの大晦日。仕事納め。
明日からタイ正月のソンクラン、水掛祭りだ。
昼間水掛けでカロリーをたっぷり消費したら、夜は究極の唐揚げに挑戦ってどうよっ。
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なんか、小さいな、オイラ・・・
★ 20年前、家族4人でマレーシア生活を始めた時、3歳と1歳だった子供たちのためにYAMAHAのピアノを買った。
子供たちはピアノを弾くのが大好きで、家にいるときはいつも変わりばんこにピアノの前に座っていた。
幼い頃は練習曲を弾き、高校生になるとポップスを奏でた。
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そのピアノが今日、我が家から運び出された。
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KLで一人暮らしをしているかみさんもバンコクに移ってくることになり、ピアノは子供のいる日本人の家族に譲ることにした。
ピアノはずっと手入れしてきたし、調律も年2回欠かさなかった。
とんだ年代物のピアノだが、届け先の家族から
「きれいなPIANO、本当にありがとうございました」
とお礼のメッセージもいただいた。
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でも、ピアノがなくなった部屋を見て、かみさんは涙を堪え切れなくなった。
思い出の一杯詰まったピアノ。
毎日毎日、いろいろな曲が家中を満たしてきたピアノ。
そして、もう2度と子供たちが戻ってきてピアノの前に座ることがなくなったという現実。
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日本とオーストラリアにいる子供たちにピアノとかみさんの話をメッセージで送ってやると、すぐに2人ともかみさんに電話を入れたらしい。
「ねぇ、お母さん、覚えてる? 僕がまだ小さい頃、グリッサンド(ピアノの鍵盤を右から左へ、または左から右へ「じゃら〜ん」となでるように手を滑らせて弾く奏法)が好きで、よくやってたよね。
でも途中で手でやるのが面倒になって、近くにあった亀の置物でやってたの。そうしたら亀の色が鍵盤に付いちゃって、お母さん怒ったんだよ。
『こんな風に汚しちゃったら他の人に譲れなくなっちゃうでしょ!』って(笑)。
それが、本当にもう他の人に譲る時がやってきたんだね・・・」
日本にいる息子がこんな話をしてくれたとかみさんから連絡があった。
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もう20年も山森家を見てきたピアノだけど、今度は次の家庭の子供たちに弾かれながらまたいろいろな思い出を作っていくんだろう。
本当に時の経つのは早い。うちの子供たちももう大人になった。
子供たちのピアノがまた役に立ってよかった。
★ 大木祐悟 [なんか、最近、こういう話を読んでいると、こちらまで涙腺が緩みそうになるね〜。歳かな…。]
★ 東武線 [私もすっかり奥様の気持ちになり、込み上げてきてしまいました。お互いを思いやる、さりげない温さもなかなか素敵ですね!]
★ Jun [>大木 歳だな。オイラもそうとう緩んだぜ。 >東武線 今日も「ベッドが引き取られていったぁー」と連絡がありました(..]
★ emu [家族の鏡ですね。ホントに良い家族です^^ おこさんも、とうとうタイ住民ですかw]
★ 小菅 [ウチもジャカルタに居る頃5年間、やっぱりYAMAHAのピアノを買いました。小学校低学年、年子の娘たちは毎日練習してま..]
★ Jun [>emu お父さんの頭が光ってるからね。 >小菅さん ああ、弾きますよね、トルコ行進曲。懐かしいな。それぞれピアノ..]
★ 「んもぉ、いやぁ〜ん」
と言いながら、体をくねらす男性営業スタッフがいる。
おかまのNay君だ。
仕事は非常に丁寧で、理解力も高いのだが、どうも迫力と力強さに欠け、ここというときの踏ん張りが利かない、というのがオイラの「彼」への現在の評価だ。
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そのおかまのNay君が徴兵された。
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最初に会議室で相談を受けたタイ人上司は、まるで泣き出しそうな顔でイヤイヤする有様は子供のようだったとオイラに教えてくれた。
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タイには徴兵制度がある。
通常1年間、軍隊に入って様々な精神と肉体の訓練を受ける。
それはけっこう激しいものだ。
「でも、男ばかりの集団の中って逆ハーレム状態なんじゃないの?」
「いろんな会社から徴兵されてきているから、毎日営業して仕事取って来い」
と周りのスタッフは軽口をたたくが、本人はとてもいつものように
「いやぁ〜ん」
と言える精神状態ではないのだ。
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あんな奴が日々の訓練、厳しい上官たちからのしごきに1年間も耐えられるのだろうか、とオイラは真面目に心配してた。
一方で、少し気迫のあるスタッフとして生まれ変わって戻ってくるかも知れないという期待もあった。
1年というのは人間を変えるに十分な時間である。
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ところが、今日のスタッフ会議でみんながオイラに教えてくれた。
「Nayは3か月で復職できることになりそうです」
「え、1年じゃないの?」
「普通は1年なんですが、辞めたい奴は残りの期間の支給金の権利を上官に譲ると辞められるんですよ。何でも袖の下が通じる国ですから(笑)」
隊員から賄賂を贈られて
「ん、君、家に帰ってよしっ」
っていう軍隊すごいな。
★ ちょっとどこかで風邪菌を拾ってきたようで、月曜日からまともに会社行ってません。
昨日は朝から出勤したけど、夕方早退。
扁桃腺が少し腫れていて微熱があり、咳が少し出ます。
全部「少し」なので何となく部屋で静かにしながら様子を見ているんだけど、スカッと全快しない毎日です。
今週末に部屋を片付けて、来週月曜日に引越しなのでちゃんと治さないと。
★ マ○ [3割から8割って200%以上の改善じゃないですか。←いかにも製造メーカーっぽい言い方(笑) うちの会社もそうしてくれ..]
★ Jun [>マ○ うん、朝の雰囲気がだいぶ変わるよ。人数が増えると(笑)。]