★ 昨日は元会社の後輩が両親を連れてミャンマー旅行の帰りにバンコクに寄ったので一緒に晩飯を食べた。

お父様のそのまたお父様が戦時中ミャンマーの病院で亡くなられたそうで、

「死ぬ前に一度、父に会いに行きたい」

という願いを叶えるための親孝行旅行だ。

彼にとっては祖父に当たるその方が息を引き取った可能性のある病院が4つ。

そこを一軒ずつ回ったが、そのうちのひとつでお父様は何か言いようのない気配を感じ、突然涙がポロポロとこぼれてしまったと言う。

きっとお父様との再会を果たすことができたのだろう。

日本で食べるタイ料理は辛いだけで好きではなかったが、タイだと美味いと喜びながらそんなミャンマー旅行の話をする家族はとても幸せそうだった。

★ ブリスベンで娘は何日か前に金縛りのような体験をした。

誰もいないはずの部屋に騒がしい足音が聞こえ、寝ている彼女の背後まで近づく。

そこにあるクローゼットを開け、服を見ながらどれを着ようかと選んでる強い気配。

一緒に住んでいる彼氏かとも思ったが、彼は早朝から仕事に出ていて、いない。

身体が動かない。

そんな、ちょっと恐ろしい体験をしたその翌朝。

彼女が寝ているベッドにしっかりとした足音が近づき、

彼女のベッドを揺らした。

今回は金縛りではない。恐ろしくなって目を開けると、誰もいない。

ちょうどその時にケータイがなり、悲鳴を上げる。

出ると彼氏だった。

彼にその話をすると、

「話したいことがある。身の回りの荷物をまとめてすぐにCityまで出てきてくれ」

と言われ、恐ろしい気分に包まれたままその通りに行動する。

Cityで彼と合流すると、彼は話し出した。

「君が日本に帰っている間にあの家に引越してからずっと、不思議なことがたくさん起こっていたんだよ。

誰もいないのに誰かが廊下を歩く足音が聞こえたり、

突然クローゼットが音を立てて閉まったり、

水が入ってないコップが食器棚から落ちて、そのテーブルを見たらそこに大量の水がこぼれていたり、

一人で部屋にいるときに誰かが家に帰ってきてシャワーを浴び始めたから、オーナーが戻ってきたのかなと部屋の外に出てみたら、家には誰もいなかったり・・・

.

娘は鳥肌が立って何も言えなかった。

.

「さっき、前の家のオーナーに交渉してしばらく戻れることにしたから、これからすぐに引っ越そう」

.

二人はすぐに帰宅し、引越しのために荷物をまとめ始めた。

.

数分後・・・

.

「千朝、カレンダーに何か書いた？」

「え？書いてないけどなんで？」

娘がそのカレンダーを覗き込むと、

今日の日付(昨日のできことなので2月1日)のスペースに

.

THE END

.

と書いてある。

カレンダーの下には、彼らがX印を書き込むためにいつも使っているペンが転がっていた。

二人には全く覚えがないので、オーナーに電話を入れて確認してみたが、ずっと仕事で家には戻っていないし、もちろんそんなことはしていない。

.

恐ろしさを堪えながら、このカレンダーを取ると、裏写りしないことを確認してあったペンなのに、壁にはくっきりと浮き出ていた。

★ 一昨日の夜は、元会社のシンガポール支社長とタイ支社長と居酒屋で酒を飲んだ。

シンガポール支社長は年明けにタイからシンガポールへ転任したばかり。

彼は日本酒が好きなのだが、シンガポールでは酒が高すぎてとにかくツライとこぼしている。

だから今日は安いバンコクの居酒屋でたっぷり日本酒を飲みたい、と彼は席に着くなり一升瓶を注文した。

驚いたタイ支社長とオイラは

「こんなの入れても僕ら飲めないですよ」

とツッコむが

「大丈夫だよ、今日は僕は飲みたいんだよ。」

と満面の笑みである。

まあ別に残ったらキープするだけのことだし、とそのまま酒宴は始まり、元会社のいろいろと深くキワドイ話で大いに盛り上がった。

楽しい酒宴は酒が進む。

タイ支社長とオイラはビールを飲んでいたのだが、彼はほんの2時間で本当に日本酒一升瓶を空けてしまった。

すっかりご機嫌になった彼に店の店員は

「もう1本ね？」

と追い込みを掛けるがそれはやめさせた。

「よーし、オレはオレのやりたいようにやっていくっ！」

とシンガポールでの新たな方針を力強く宣言して迎えの車に乗り込んだが、

あれは、絶対覚えてないね・・・

★ 絵の真ん中の男の子、AとBではどちらの方がより幸せそうに見えるか？

という質問を、オイラとかみさんと娘で周りの人たちにしてみた。

回答者は、日本人と欧米人とタイ人それぞれ20人程度。

するとその結果がはっきりと分かれた。

.

日本人・・・全員A

欧米人・・・全員B

タイ人・・・一人を除いて全員A

.

その理由を訊いてみると、Aと答えた人は

「周りも幸せそうな方が男の子が幸せだと思うから」

反対にBと答えた人は、

「周りが悲しそうなので男の子が際立って幸せに思えるから」

.

日本人とタイ人は同じ思考で、欧米人は異なる思考と分かれた。

これは常に周りと一体であること、強調することを是とする考え方と、個人を尊重する考え方の違いが表れたということだろうか？

それぞれの国にはそれぞれ様々な性格の人々が生きているので「○○人は」と括ることには意味がないのだが、この結果はちょっと面白かった。

★ 昨晩久しぶりにKLに戻ってきた。

ちょうど日本から遊びに来ていたtomoとはらまきが日本のケーキを用意して迎えてくれた。ありがとう。

今回は16日(木)まで滞在し、腎臓病で入院中のマレー人パートナーのお見舞い。

彼と初めて会ったのは、オイラが1991年に赴任したマレーシアの会社のオフィスだから、もう20年以上の付き合いになる。

彼と一緒に新しいクライアント開拓に汗を流した思い出がある。彼の年は55歳。温和で正直で信頼できるマレー人パートナーだ。

今彼はかなり深刻な病状に苦しんでいるが、できるだけ早く回復して、また一緒に仕事がしたいと心から願っている。

この年齢になると健康だった身体がいつ壊れるかわからない。

オイラも来週はパンタイ病院で年に一度の健康診断を受ける。

.

そして日本の親父は今日が誕生日で81歳。おめでとう。

まだ現役貿易マンで頑張っているが、身体が辛いこともあるだろう。

無理をせずにまだまだ元気で頑張ってください。

★ 今日はKLソフトボールリーグの第5回戦。

JalanJalanの対戦相手は昨シーズンの総合優勝チーム、Guts。

今シーズンもウィンドミル剛速球投手を擁し、ここまで3試合で2失点という圧倒的な強さで負け無しだ。

対する我々JalanJalanは、ここまで3勝1敗。ここでGutsに負ければ今シーズンのリーグ優勝は絶望的になる。

しかし・・・

今日から新しい黒のユニフォームで揃えたJalanJalanは、この剛速球投手を打ち崩し、守ればファインプレー続出やエース小澤の快投で、なんと6対4の大金星!!

ベンチでチームを見守る監督のオイラには、僅差でリードする試合展開は心臓への負担が大きすぎ、何度も途中で主審に「試合途中放棄」を申し出ようかと思ったほど厳しい試合だった。

試合後、サウジャナヴィラの中華食堂で行われた祝勝会でのビールの美味いこと。

.

何年かに1回、こんな凄い試合があるからソフトボールはやめられない。

.

来月は同じく全勝の強豪WINGS。

負けられない試合が続くが、ここまできたら絶対勝つぞっ!!

★ KLの自宅に戻ってから家の中の徹底的整理。

今後不要とみなされるものは廃棄処分とし、必要なものはダンボールに仕分ける。

いつでも動けるように身軽にしておこうというわけだ。

しかし、この仕分け作業、時間がかかる。

社会人になってからの30年を振り返る作業をしているようなもので、ノートを見ては

「あー、こんな仕事してたなぁ」

写真を見ては

「あー、こんなことあったなぁ」

といちいち目を閉じて思いに耽ってしまうからだ。

.

元会社新入社員の頃のかみさんとのツーショットも出てきた。

赤坂のテレビ局を担当していた時代で、今の娘や息子とちょうど同い年だと思うと驚きである。

.

はぁ〜、髪の毛ふっさふさやん・・・

★ 昨晩KLからバンコクに戻ってきた。

KLに戻ったときもなんかホッとしたが、バンコクに着いたときもなんかホッとした。よくわからないけれど、ホッとする場所が増えるのはよいことなんだろう。

今日は朝から久しぶりにオフィスで仕事をしていると、昨年うちの会社を退社したファイが突然彼氏と共に部屋に入ってきて、結婚披露宴の招待状を手渡された。

二人でうちのスタッフ全員に招待状を渡して回り、渡し終わると

「みんな来てねー！」

と叫んで帰っていった。

平日に二人で休みを取って、招待する友人知人の勤める会社を回って歩いているんだろうか。

こういうのもあまり日本の会社では起こらない光景だな。

.

.

.

(写真はファイとファイの彼氏)

★ 先日日本からやってきたtomoちゃんにお土産でもらった

「レンジでチンするからあげ粉」

鶏の唐揚が食べられるなら命はいらない、でも死にたくない、というオイラにぴったりのというか、オイラのために開発された商品。

コロモのがさがさ感がないのがちょっと寂しいが、それでも立派な鶏の唐揚が完成した。

油で揚げない唐揚。

常識を覆す発明ではないか。

ここまで来たら、

「一瞬で髪の毛ぼうぼう粉」

ももう目の前やね。

★ ふと気づいたら今日はJalanJalan開設16周年記念日だった！

JalanJalanを始めたときのオイラはまだ36歳だかんね。

脂のりのり、ぬるぬる、もうそのまま唐揚にしたいくらいの頃よ。

だからJalanJalanしてくれているみんなも、歳を取るわけだよね。

もうちょっと、もうちょっとと言いながら、ここまで来たけれど、別に使命感や目標があるわけではないんだな。

だから、やめたくなったらいつでも閉じようと思っている。そんなお気楽さがここまで続かせてくれたのかも知れないね。

16年間、JalanJalanしてくれた皆さん、どうもありがとう。

引き続き、どうぞよろしく！