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★ 金メダルの大本命と世界中が疑わなかった高梨沙羅が4位に終わった。
フィギュア団体では練習で飛べていたトリプルアクセルを浅田真央が失敗。
カーリング女子の初戦は痛恨のミスでいきなり黒星。
それぞれ「メンタルの弱さ」「緊張し過ぎ」「緊張でショットが決まらなかった」と技術ではなく気持ちの問題を理由に挙げた。
一世一代の本番を平常心で集中するのは難しいが、これも何かしらのトレーニング方法というか、本番までの時間の使い方のノウハウといったものがないのかと思う。
元会社時代、グラススキーの世界大会を担当した。
世界中から一流選手が集結し、練習、予選、決勝と1日ずつ盛り上がって行く。
そこでオイラが驚いたのは、世界の選手(特に欧米の選手)たちと日本の選手たちの過ごし方の違いだ。
開催場所が「ホーム」である時点でアドバンテージのあるはずの日本選手たちの顔は1日、1日こわばり、笑顔が消え、悲壮感すら浮かんでくる。
決勝前日は夕方から宿に籠もりコーチや監督を囲んでミーティング、ミーティング。
自室に戻っても気持ちを集中させようと静かに祈るような時間を過ごして本番を待つ。
一方、欧米の選手たちはまるで今が日常であるかのように陽気にワイワイとふざけ合い、決勝の前夜も宿を出てみんなで飲み歩いて騒ぐ。
真剣で鋭い表情に豹変するのは自分が滑る番になってコースを見下ろすときだけ。
ここで今まで解き放っていた心や筋肉を一気に集中させ本番モードに入る。
日本の選手はすでに「緊張するまでの準備」に疲れ果て、ガチガチになって誰一人入賞すらできない。
競技を終わった欧米人選手はまた何事もなかったように騒ぎ、ふざけ合い、結果の出せなかった日本人選手はうなだれ、泣く。
オリンピックでもこんな光景が繰り広げられているのではないかと思えて仕方がない。
沙羅ちゃんは、なんか可哀想だったなぁ。。。プレッシャーに負けちゃった感じ。。。
>emu<br>きっと立ち直ってくれるでしょう!