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★ 高校時代の友人が転職した。
彼からその経緯を聞いて改めて企業内生き残り合戦は熾烈だと思う。
会社の方針で彼が部長を務めていた部と隣の部が統合されることになった。
社内での重要度は自分の部が上だろうと考えていた友人は、隣の部の部長がどこかに移され、自分が統合される部の部長として残ると信じて疑わなかった。
しかし、その予測は当然隣の部の部長にもできたわけで。
この隣の部の部長は私の友人の部下に接触し、
「君はよく部長に叱責されているけれど、どんなことを言われているの? 力になってあげるよ」
と友人とその部下の会話を引き出し、
「その科白はパワハラに当たるね。申告したらどうだ?」
と巧みに部下を誘導してパワハラ申告をさせた。
ある日、隣の部の部長から私の友人は呼び出され、
「◯◯さん、あなたがパワハラをしているという申告がありますよ。一応あなたにも聞き取りをしますが、あなたは非常にまずい立場にいます」
と告げられた。
なんと、この隣の部の部長はこういったパワハラ、セクハラなどの最終判断を下す法務関係の部長だったのだ。
友人は自分は通常の指導を逸脱したことはなくパワハラには当たらないと反論したが、最終判断はこの部長とその上の担当役員。
当然のことながら担当役員への根回しはすっかり出来上がっていて、友人は統合部の部長どころか、会社を辞めるハメになってしまったのだ。
50を過ぎてからの転職は厳しい。
まるで半沢直樹の銀行で起こった話のようだが、日本の会社ではどこでもいつでもこういうことが起こりうるのだと背筋が寒くなった。
オイラの元会社でも昨年の11月に行なわれた早期退職リストラの余韻が収まらない今、またリストラが始まるらしい。
会社の生き残り競争、そして社内の生き残り競争。
まだまだしばらく冬が続きそうだ。
●十年も前からある話ですねぇ。業績が悪くなると足の引っ張り合い、落とし合い。私もそのような会社に勤めていた経験がありますよ。
私もRitamさんと同じです。若かれし頃から、退職するまで会社はそう云うところでしたね。課長同士が仲が悪いと、その部下(新入社員や若手社員)は仮に仲が良くても昼食に一緒に行けませんでした。二流の会社と思われるでしょうが、世界を代表する一流企業でした。今は知るよしも有りませんが、社風が改善されていると良いのですが・・・。
>Ritam<br>そうだね、人間同士の利害が生々しくぶつかり合うのが会社だしね。<br><br>>月光<br>そういうこともあるんだね。<昼食に一緒に行けません 社風を創れるのはやっぱり社長だけだし、オイラも頑張ろう。
どういうわけか私まだ生き残ってる〜<br>最初にヤバくなってから早14年(笑)<br>今なんて半年も休んでるのに〜(笑)<br>いい会社だわ〜