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★ 昨日はバンコク中心部CWPで開催中の「ジャパンフェスタ」を視察。
バンコクの大学のブース活動や日本の名産品、日本のアイドルライブやコスプレ大会などが催されるイベントで日本の観光庁やJETROなども協賛しているというので見に行ったんだけど、大学のブースは中学校の文化祭レベルだし、日本食のフードコートも目を引くものがない。
広い会場はただひたすらコスプレイヤーたちとカメラ小僧たちの集団撮影会になっているだけのとても残念なものだった。
オイラの会社でやっている大学イベントの何か参考になるものはないかと週末にわざわざ出て行ったが、くたびれ儲けだったのだ。
それでも一応コスプレイヤーたちに敬意を表して、彼らの写真を載せましょう。
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彼らのコスチュームや決めポーズに対する細かいこだわり、熱意に触れて少なからず新鮮な驚きを持った。
★ また面接月間が始まっている。営業やクリエイティブなど全部で5名を新規採用する予定だ。
自分たちのことを棚に上げてスタッフたちは
「もっと優秀なスタッフを雇いましょう!」
と詰め寄ってくる。
確かに今までは簡単に決め過ぎたところもある。
面接1回で決めたこともある。
面接中に「合格っ」って言ったこともある。
そこで今回は営業、エンジニア、デザイナーなどそれぞれに採用責任者をアサインし、募集条件を詰めさせたり書類選考、筆記テスト、クリエイティブテストなども導入してじっくりと人材の能力を見定めていくことにした。
タイに進出する、計画している会社もどんどん増えている。
しっかりと優秀な人材で土台を固め、会社をさらに一段上に引き上げて行く時期だ。
★ 今日は雨の土曜日。
月曜日のプレゼンに向けた準備があって外にも出られないのでちょうどいいんだ。
そして仕事の合間に雨の音を聞きながら現実逃避する。
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「食べ物ひとつだけカロリーゼロにしてあげる」
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と言われたら何にしようか・・・
食事の基本である「ご飯」というチョイスもあるが、もともとそんなにバクバク食べる方じゃないしご飯のカロリーがゼロでもそれほどうれしゅうない。
とんかつとか天丼とかいった料理もあるが、そんなもの毎日食べるわけじゃないので、ゼロの効果はたかが知れている。
やはり我々の体重や健康に最も影響する悪癖は
「小腹が空いた時の間食」
ってやつだ。
しかし、この「小腹が空いた時の間食」ほど魅惑的なものはない。
ついつい摘んでしまうチョコレート、ピーナッツ、クワイチップス、そしてシュークリームにプリンにショートケーキ・・・
人生最後の食事は「小腹が空いた時の間食」にして欲しいとさえ思う。
だから、やはり攻めるならここだ。
チョコレートカロリーゼロ?
でもなー、そんなに食えないしなー。
冷蔵庫に詰め込んだシュークリームをいつでも気軽に!
これは魅力的なキャッチコピーだなー。
これで行くかなー。
いや、まてまて、プリンも捨てがたいぞ。
いやそうじゃない。常にポケットに忍ばせたピーナッツをいつでもどこでも思いのままにってのはどうだっ。
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あれ、雨やんじゃったぞ。
★ 週末つぶして挑んだ週明け早々のプレゼンを外した。
関わったメンバーはいい仕事をしたし、戦略の内容も表現案も悪くなかった。
これはキャプテンであるオイラの失敗。
戦略ではなく、それ以前の与件把握ができていなかった。
クライアントから今日初めて聞く話があったのだ。
だからチームに無駄な労力と時間を使わせてしまった。
一生懸命、砲台を準備して弾を込めて、ドカンと打ち込んだ先に敵がいなかったという愚かな話だ。
情報収集、状況分析の大切さを知っていながら充分にできなかった。
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練り直し、再プレゼンのチャンスを金曜日にもらった。
これは頑張る。
★ 今日は久しぶりに娘と2人、「一芯」で夕食。
天ぷらや揚げ出し豆腐やネギトロ巻きなどを摘みながら、仕事、会社、上司、同僚、友達、そして彼氏などいろいろいろいろ秘密の話。
バンコクに移住してきて3ヶ月、仕事もプラベートもとても充実しているようで「お父さん」としてはほんとになんだかホッとした、うれしい夜だった。
店を出ると雨がザーザー降りだったので、雨合羽を着せてバイク2ケツでプロンポンの駅まで娘を送る。
駅の階段の途中から手を振る娘に手を振返し、1人でアソークのアパートに到着した時には全身びしょ濡れだった。
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でも、楽しかった。
★ KLに来た。
日本の提携パートナーとこちらで合流し、オイラの会社のマレーシアンパートナーと一緒に2日間の会議。
タイでの仕事も忙しいのでなかなかマレーシアに出張する時間が調整できなくて苦労している。
22年前に元会社の海外担当取締役から
「シンガポールとマレーシアの両方をやってくれ」
と言われてマレーシアからシンガポール出張を繰り返していたが、結局それは不可能だとわかってマレーシアに専念した経験がある。
1人の人間が複数の市場のクライアントから同時に信頼してもらうというのは極めて難しい。
いろいろなパートナーと協業や分担をしながらビジネスを大きくさせて行く。
それを実現させて行くための話し合いだ。
★ アセアンのシリコンバレーと呼ばれるマレーシアのテクノロジーパークには多くのITベンチャー企業がオフィスを構えている。
オフィス棟の名前も「Incubator1〜3」といかにもそれっぽい。
Incubator2にあるパートナー会社のミーティングルームでは、日本のテクノロジーがムスリム社会にとけ込んで行く現場を目撃することができる。
写真左は、日本から来たベンチャー社長を囲むオイラの会社のマレー人幹部たち。
長時間の会議が終わると夜は日本人3人でジャランアローへ。
今度は一転、中華世界を楽しんだ。
★ 昨日は久しぶりにパスタが食べたくなったので、帰りにイタ飯屋に寄ってカルボナーラ。
カルボナーラ、ボロネーゼ、アラビアータ、とあれば6:2:2くらいの比率でカルボナーラを注文するオイラだす。
どーでもいいだす。
先週末はKL出張、今週末は日本からの出張者アテンドでオフのない日が続いていてちょっと疲れた。
昨日なんかあまちゃん見過ごすまで寝ちゃったし。
今年の年末年始は日本に帰りたいな。ゆっくり温泉にでも入りたい。
★ マレーシアやタイでは日本のような美味しい梨が食べられない。
「美味しい梨が食べたい・・・」
それはもううわ言のようにずーっと言い続けてきたら、昨日一時帰国から戻ったかみさんがカバンの中に一つだけ梨を忍ばせて持ってきてくれた。
一晩冷蔵庫で冷やして、滴るように瑞々しい朝の梨。
一口噛んでみると
しゃりりりりりりりりりーん
部屋に響き渡る。
梨の汁がほとばしり、弾け飛ぶ口中の花火大会。
「ああ、もうこれでいつ死んでもいい」
★ 今タイやマレーシアではサイクリングがブーム。
バンコクでも急速にサイクリスト人口は増加し、ショッピングセンターのイベントスペースでは自転車やその関連商品の特設販売がよく行なわれるようになった。
「こんな暑いところで誰が自転車なんかに乗るものか」
「道はガタガタ、自転車の走る場所なんかないさ」
「自転車に何万バーツも出すか」
などと言われ続けてきたが、所得向上、健康志向の高まりとともに朝公園のサイクリングロードでも風を切る人たちをたくさん見るようになったのだ。
新しい市場を作ろうとするとき、もっともらしい市場分析に安易に乗ってはだめなんだな。
ほんの数年前に誰がタイの農村の洟垂れ小僧がiPadを使っていると予想できただろう(笑)?
人間の憧れや所有欲、優越感はいろんな壁を乗り越えちゃうんだな。
★ 昨日は某日系クライアントの社長と居酒屋で飲み会談。
乾杯のビールを口に運ぶ前にこの社長が言い出したのが、
「今日は山森さんに起業の先輩としていろいろと話をお伺いしたくてさ」
という仰天科白だった。
そろそろ日本帰任の噂も出てくる昨今、ここはひとつ昔からの夢だった起業をして自分の会社を持ち、大好きなタイで仕事を続けて行きたい、しかし、本当に自分にできるのだろうか? 勇気がない、その一歩がなかなか踏み出せない、でも夢を叶えたい、そんな揺れる心情を切々と語ってくれた。
サラリーマンから起業するというのは、今まで25mプールを往復していた自分が、一人で大海に泳ぎ出す感じ。
どこに向かって泳ぐのか? この海図やコンパスは正しいのか? ゴールはあるのか? 自分の泳力で溺れずにどこかにたどり着けるのか? 途中でサメに食われちゃうんじゃないのか? そもそもこんなこと無謀じゃないのか?
様々な不安が去来するのだ。
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「まああと半年くらいは『自分の棚卸し』をしてみますよ」
そう言って彼は焼酎の水割りを飲み干した。
★ 昨日は夕方からオイラのオフィスでクライアントと打合せをしてから、そのまま居酒屋で第2ラウンド。
2人いらしたクライアントのマネージャーのうちの1人は、韓国人の女性(39歳)なのだが、大学を卒業してから日本へ渡り、そこで日本語の勉強をしてそのまま日本の企業に就職したという強者だ。
昨今の日韓関係の状況を踏まえると何となく我々日本人は「日本」を語る時に言葉を選んでしまう。
しかし、彼女はサバサバしたもんでそんなことは歯牙にもかけずに何でもズバズバと言う。
「私、学生のときは日本大っ嫌いでした。私たちを植民地にした敵でしょ、くらいに思ってましたから。でも、日本に住んで日本語勉強して日本の会社で働くうちに、今はこんな素晴らしい国は世界中にないと思ってます」
こんなにハッキリと韓国人から対日観を聞いたのは初めてだった。
今、オイラの会社は彼女をクライアントの窓口にして
「日本の品質やサービス、おもてなしの心の素晴らしさ」
を訴えるキャンペーンをいろいろ企画している。
やりにくいなという気持ちを少しでも抱いていた自分に恥ずかしさを覚えた。
★ 昨日は朝の散歩とクロントイ市場での食材買い出しを済ませると1日自宅でプレゼンの資料作り。
市場にはパトンコー(タイ風揚げパン)で朝飯をとる渋いじいちゃんと目のきれいなネコがいた。
仕事が一段落着いた夕方にしまぶーと萬玉と少し遅れてケージがやってきた。
軽く食ってから外に飲みに出ようと予定していたが、食って飲んでしゃべっているうちに11時を回ってしまった。
まあ人生とはそういうものだ。
★ 月光 [久しぶりにのぞきました。 進化し続けていますね。素晴らしい。 これからはタイでしょう♪ 会社の益々のご発展を祈ります..]
★ Jun [>月光 ありがとう! 歩みは亀だけど一歩ずつ行きます!]