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★ 昨日は日本人3人、韓国人1人、計4人で晩飯を食った。
そこで「仕事をする意味」といった話になった。
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ある在タイ日系販売会社の日本人社長が、タイ、マレーシアの販売店や販売社員100名近くを連れて日本へ研修旅行へ行った。
日本の販売ディーラーやその販売員との交流を通して「どう売るか」をそれぞれで学んでもらうという主旨だった。
ところがそこでタイ、マレーシア人たちが最も驚いたのが、「どう売るか」ではなく、「なぜ売るか」の意識の違いだった。
日本では企業の営業社員が自社の製品を販売するたびにお金がもらえるコミッション制を取っているところは少ない。
「売る」ことがその会社の営業部門に配属された自分の「仕事」、ただそれだけのことだし、目標到達すれば報償や達成感が得られる。
しかし、タイやマレーシアの営業、販売社員たちには
「売ってその分お金がもらえないのになぜ売るの?」
「お金がもらえないのに仕事を続ける日本人がとても理解できない」
と「仕事への取り組み方」の違いに最大の興味を抱き、本来の研修の目的を遂げられなかったという。
同席していた韓国人が
「コミッション無しで仕事をしたり、仕事にやり甲斐を見いだせるのは世界中でも日本人と韓国人だけです」
と断言していた。
サムスンなんかは「月火水木金金金」と言われているらしい(笑)。
本当に世界中でこの2国民だけなのかどうかはわからないが、確かにマイノリティだろう。
儒教的教えが根底にある日本と韓国は会社に尽くせば報われると言う終身雇用、年功序列と言う似た企業文化を持ってます。97年のアジア危機以来、サムスンのような韓国企業は日本型と欧米型の良いとこ取りして上手く行った感がありますが日本は未だ岩盤とも言われる雇用規制があり上手く行ってませんね。
>駐在君<br>なるほどとてもよくわかる。<br>先日アメリカの証券会社に2ヶ月勤めた知人の退職金が1,000万円で「少ない!」と揉めた。こういう話を聞くと日韓の社員は黙々と会社のために働いているということなんだろうな。