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★ 昨日オイラの会社に相原由貴(YUKI)という日本人クリエーターが入社した。29才独身女性。
これでエンジニアのヒロ、営業のナミ、クリエーターのユキとジャンルの違う日本人が3人。
それぞれがそれぞれの分野で格別の才能を持つ人材たちだ。
こういう優秀な若い力に入ってもらえたのはとても幸運だ。
彼らに会社をもう一段飛躍させるための原動力になってもらう。
さて、昨晩は日本からの出張者とインド料理屋で夕食ミーティングを行ない、9時に失礼して某日系コンビニクライアントと待ち合わせ。
「遅くなってもいいので打合せがしたい」
と呼ばれたからだ。
アソークの静かなバーで2人ビールを飲みながら深夜1時まで。
日本人、仕事好きやなぁ〜
★ 某日系クライアントの宣伝ポスターをタイの大学生たちにクリエイトしてもらおうというコンテストを開いた。
手始めということでチュラロンコン大学とドラキットバンディット大学の2大学のデザインクラブやクラスの学生たちから。
そして昨日はクライアントと一緒にコンテスト作品選考会。
非常に手の込んだものや独創性のあるものなど、
「大変おもしろい」
とクライアントにも大好評だった。
コンテストの受賞作品は実際にクライアントの全店舗に掲示され、学生たちやお客さんたちとのコミュニケーションの橋渡しとなる。
次はタイの大学のダンス部学生との企画を検討中!
★ 防犯カメラで犯人を捕まえた。
何度も巻き戻しと再生を繰り返しながらモニター画面に目を凝らし、犯人が財布に手を伸ばす動作を特定した。
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かみさんがアパートのロビーに財布を落としたかも知れないと言うので管理オフィスに届いていないか確認に行った。
オフィスのスタッフは「届いてない」と素っ気ない。
仕方なく部屋に戻ろうとロビーを通った時に天井にある防犯カメラが目に留まった。
「そうだ、これに何か映っているかも」
再び管理オフィスに戻りスタッフに防犯カメラの映像を見せてもらえないか、と頼む。
かみさんがロビーにいたのは午前10時。
その時間のロビーの映像を呼び出し、画面右上の時間表示を見ながらそこにいるかみさんを確認。
彼女がソファーに座っていた時に手元にあった財布が、立ち上がった時にはなかった。
本人気付かず、床に落としていたのだ。
「そのまま画面の再生を続けて見せてくれ」
オイラとかみさんとオフィスのスタッフが3人で動きのない映像を見続ける。
3分ほど経ったところで掃除のおばちゃんが入ってきて荷物を片付けて出て行った。ソファのそばには近寄らなかった。違う。
8分後に1人の男性がロビーに入ってそのままソファーの脇を通ってエレベーターに乗り込んだ。これも違う。
14分後、1人のおばさんが入ってきた。
ソファの前のテーブルに持っていた荷物を置き、チラッと防犯カメラを見た。
ケータイを取り出し、少しいじった。
それからソファに座る。
テーブルの上の荷物を膝の上に移動させるのと同時に、体が少し屈み、荷物を持つ右手の反対側の左肩がぐっと下がり、左手を床に伸ばす動作。
「これだっ!」
オフィススタッフが叫んだ。
もう一度再生する。
このおばちゃんはここでソファに座ってこの動作を終えるとすぐに立ち上がってエレベーターに乗り込む。
ここでソファに座ったのはこの動作をするためだとすぐにわかった。
「この人を知っているか?」
「いや、知らない。ここの住人ではないからどこかの部屋のメイドだろう」
彼はセキュリティに電話をすると、事情を説明している。
オイラがそのまま現在の防犯カメラ映像に切り替えられたモニター画面を見ていると9つに分割された映像のひとつ、エレベーターの映像にさっきのおばちゃんが映った。
それを見たスタッフも
「あ、今、犯人がエレベーターに乗っている!」
我々に緊張が走った。
3人はすぐにオフィスを飛び出ると、スタッフは大声でセキュリティを呼ぶ。
エレベーターを降り、ロビーに出てきたおばちゃんに声をかけ
「ねぇ、あなた、財布・・・」
とかみさんが声をかけると、おばちゃんはすぐにかばんからかみさんの財布を取り出し、
「あ、これね」
と差し出した。
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我々は全てを知っている。防犯カメラの映像を通して。
だからそれ以上何も問うことはない。彼女から財布を受け取るとただ挨拶を交わしただけのようにそのまま彼女を解放した。
彼女は両手の荷物の重さ以上に両肩を落とし、俯いたままアパートを出て駅までの道を歩いて行った。
「うちの防犯システムが財布を取り戻した」
そう言ってスタッフは胸を張った。
改めて気付かされた。私たちの行動はどこからでも監視されている。
防犯カメラで。
★ 体重計がお陀仏ったのでセントラルワールドまで買いに行った。
日本製の「タニタ」とかが欲しかったんだけど伊勢丹でも売ってないんだね。
タニタ海外戦略遅れ過ぎだろと思った。
少し前までは欲しいものが見つからなくても
「海外だから日本のものが自由に手に入らないのは仕方がない」
と納得していたけど、バンコクみたいに何でも手に入ったり食べることができるようになると、今度は見つからないブランドに対して
「何やってんだボケ」
と毒づいてしまうのだからわがままなものだ。
買ってきたばかりの体重計に乗ってびっくりした。
なんじゃ、この体重は。壊れてんじゃねーの。
うーん、先週は木曜日以外全部飲みだったからか、覿面だな。
学生の頃は学校から帰ってきて、夕飯の前に飯食って、夕飯の後でお菓子食いまくっても全然太らなかったのになんで歳を取るとこうなってしまうんだろうな。
もう本当にウォーキングだけじゃだめだ!
★ 今週は新規のお客さんが2組オイラの会社へ。
1件は日系電機メーカー、1件は日系食品メーカー。
どちらの会社も「タイでビジネスを大きくしたい。ブランド価値を上げたい。いい人材を確保したい」という悩みを持ってオイラの会社に相談に来られた。
まるでうちはたいそうなコンサル会社のような期待のされ方だが、長くそこにいるというだけで
「あそこにはいろいろなノウハウがある」
という漠然とした評判が立ち、何かしらのツテからご紹介いただいたりするのである。
「企業の生存率」という統計データがあって、
設立5年で約85%の企業が廃業・倒産
設立10年以上存続出来る企業は6.3%
設立20年続く会社は0.3%
設立30年続く会社は、0.025%
とまあ、利益がどうのという前に、そこに居座るということ自体がえらくしんどいことなのだということがわかる。
オイラの会社は来年で15年。
たぶん100社に1社の生存競争を凌ぎつつ、その15年ほとんど成長していないという極めて粘度の高い雑草のような会社なんだと思う。
★ 試しに「今日のひと言」ってググってみたら、オイラの「今日のひと言」が1ページ目に表示された。全2,570,000検索結果の9位だよ、すげくね?
世の中の「今日のひと言」の中で9番目には重要なひと言だってことだかんな。
大変ありがた〜いひと言だってことだかんな、みんな。
だめだよ、タコとか言っちゃ。
さて、今日は日本から来たお客さんからお土産に「消せるボールペン10本セット」をいただいた。
うちのスタッフたちは興味津々で、早速誰がもらうかのくじ引き大会。
もういきなり仕事も中断で、オフィスは自習の小学生の教室に。
もうほとんどのスタッフが30歳越しているのに・・・
ため息をつくタコ社長だ。←あ、自分で言ってるやん
★ 今日は朝一番からサイアム大学で某日系文具クライアントのキャンパスイベント。
タイではまだ鉛筆や品質劣悪なペンなどを使用している学生がほとんどで、インクが濃く、速乾性で滑らかな書き味に拘って技術の粋を極めた日本の筆記具はあまり知られていない。
デモを含めたイベントに学生たちは興味津々で、新しい筆記具の市場が出来上がって行く期待が膨らんだ。
学生たちの真剣な目を見ながらクライアントも
「若い人たちはいいねぇ」
と目を細めて喜んでいた。
★ 週末2泊3日でKL出張行ってきた。
日曜日はJalanJalanソフトボール。
今季のJalanJalanにとっての開幕戦でいきなりWINGSに4対14のコールド負け。
厳しいスタートとなったけど、なんたって前季リーグ優勝したチームJalanJalan、ここからまた優勝に向けての出直しだ。
昼飯にJalan Gasingのバナナリーフへ。
ここは昔住んでいた家のすぐそばで、よく家族で食べにきた。
当時から流行っていたが、今回出向いてみると客席を拡張したにもかかわらずしばらく座れない繁盛ぶりだった。
ほんとにここのバナナリーフカレーは美味しいからね。
★ 昨日うちの営業ナミと企画の打合せをしていて、
「じゃあ、例えばあのウルトラクイズみたいな・・・」
「ウルトラクイズ? 何ですか、それ?」
という話になった。
あれはそんな昔の番組だっただろうか(笑)。
それでこの「アメリカ横断ウルトラクイズ」の説明をしてあげた。
参加者は20万人を越え、第一問目は野球場で行なわれる壮大な◯Xクイズで、最終目的地ニューヨークへ行ける回答者はたったの2人。
正解なら天国、不正解なら地獄というコンセプトでアメリカを横断する。
「はぁ〜? それはやらせなんですか?」
「いや、やらせじゃないよ。みんな必死なんだよ。福留っていうアナウンサーが『アメリカに行きたいかー!』って叫ぶと大観衆がみんな『おーっ!!』っと叫ぶんだ」
「アメリカ行くのに、泥水被ったり砂漠を歩いたりしてまで参加する人いますぅ? やらせじゃないんですかぁ?」
「いや、みんな行きたいんだよ、ニューヨークへ」
「行きたきゃ自分で行けばいいじゃないですか、98,000円から行けるでしょ」
なんだよ、そんなに時代が変わっちゃったのかよ。
★ 50年ちょっとを生きてきてとりあえず、
「物事を深く考え過ぎない」
が幸せな人生を送るため正解だと思っている。
自分の経験や周りを見てきて、「いろいろと考えて良かった」というストーリーを知らない。
ほとんどは、病気になったり、家族がうまくいかなくなったり、人を信用できなくなったり、いろいろなことを不安定でネガティブな方向へ導いて行く結末ばかり。
結局、その沼から脱却する最終解決には
「それは忘れて新しくやり直す」
が採用されるわけで、それならば
「いろいろ考えても仕方がない」
ことも道理なわけだ。
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それがなかなかできないのも人間。
でも心配することを減らせば減らすほど、人生は楽しいと思えてくる。
★ 昨日は朝一で某日系クライアントへイベント企画のプレゼン。
一旦オフィスに戻りメール対応をしてから午後一で別の某日系クライアントのオフィスでSNS企画の打合せ。
再びオフィスに戻ると次の某日系クライアントの商品パッケージ撮影。
フードコーディネーターが美味しそうに盛りつけたパスタや鍋を撮影して夜8時に無事終了。
マレーシアからの出張者とうちのスタッフとオフィス向かいにあるしゃかりき432で軽く飲んでから帰宅。
本当に疲れたけど、今週はやり遂げた感がある。
★ は〜、な〜んもしなかったわ、この週末。
昼飯にラーメン屋に行ったくらいであとは部屋で映画観ながらダラダラしてた。
頭を使ったと言えば、
娘が夕方にやってきて、ねぇ、お父さん、
石原さとみ
吉高由里子
剛力彩芽
堀北真希
綾瀬はるか
新垣結衣
上戸彩
が私かわいいと思うんだけど、どれが一番いい?
という質問にしばらく考え込んだくらいだった。
★ タイの大学生を巻き込んで開催された某日系クライアントのポスターコンテスト、今日が授賞式だった。
デザイン科の教授も駆けつけてくれて、
「こういう有意義な試みは大歓迎です。これからも是非続けて下さい」
とクライアントの前でお言葉をいただき、とてもありがたかった(笑)。
しかし、せっかくこういう優秀なクリエーターたちとの交流を持っているんだから、オイラの会社もこれは!という学生を採用できるようにしないともったいないよな。
★ 昨日、うちのタイ人デザイナーがオイラの部屋に来てちょっと赤い顔をしながら、
某日系クライアントのタイ人担当者があなたにボーナスを差し上げたい
と言っているのですが・・・と言った。
よく意味が飲み込めなかったので話を聞いてみると、
このデザイナースタッフが担当しているこのクライアントのウェブサイトやFacebookの運用が会社内外で評判が良く、とても感謝している、ついては特別にボーナスをあげようということになった、というのである。
長年この仕事をやっているが、こういうのはあまり聞いたことがない。
うちのスタッフを評価してくれたのはとてもありがたいしうれしいが、個人とのお金の授受はいろいろ問題がありそうだ。
このデザイナースタッフもそう思ったのでオイラのところに相談に来たわけだ。
結局、会社としてそのボーナスをいただいて、それをうちの会社として彼のボーナスに上乗せするということにした。
★ いよいよ11月最終日。明日から師走ですよ、師走。どうすんですか。
タイの12月はね、休みが多くて仕事の効率が極端に落ちるんですよ。
12月5日(木)、10日(火)と祝日で1週目、2週目は週4日しかない。
12月19日(水)、20日(木)はオイラの会社のセミナー旅行で3週目は週2日しかない。
4週目はクリスマスから年末休暇に向けもう気もそぞろ。
だから経営者は1年11ヶ月で経営計画を立てておかないといけないんです。
オイラ以外の家族は今みんな日本なので、今朝はカメラを持ってゆっくり散歩。
夜明け前と日の出のベンチャキティッ公園です。
★ とんび [ダンス部企画、ダンスロイドというニコニコで有名な踊り子さんを候補にしてみられたらいかがですか? リーダーはいとくとら..]
★ とんび [すみません、途中で飛んじゃいました。検索するといっぱい動画や写真が出てきます。私はいくらさんのファンです。]
★ Jun [>とんび おお、いいね!こういうアイディアツッコミうれしい(笑)。]