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★ 一週間ほど日本に行ってきた。
卒業以来37年ぶりに集う中学同窓会にも顔を出した。
10代前半だった少年少女が、52歳になっているわけだからそれはもう会場は抱腹絶倒、阿鼻叫喚の地獄絵図である。
ご老体の音楽の坂本先生の指揮で校歌を歌うというコーナーでは、坂本先生の指導に熱が入り、
「だめだ、だめだ、それじゃ。♪かぜー爽やか、は同じ音程じゃなくて、♪かぜーと下がんなきゃ」
「あー、だめだめ。もう1回1番の最初から!」
と、そこは一瞬にして時空を超えて37年前の音楽室になってしまう。
全員が中学生に戻ってしまうと、
「おいっ、◎◎! 何だお前、挨拶がないぞ!こっちこい!」
いじめっ子といじめられっ子もその役どころに戻る。
常に先生から注意を受けていた落ち着きのない山森は、この日も騒いでいて司会役の幹事から
「山森くん、静かにしてください!」
と叫ばれて首を縮める。52歳なのに。
そんな瞬間タイムトリップも楽しかったのだが、オイラにとってさらにワクワクしたのは、37年間の様々な人生や生き様に触れる体験だった。
話すと言ってもせいぜい1人5分とか10分だから、そんなにじっくりとお互いの人生をトレースできるわけではないのだが、それでも彼らや彼女たちの生きてきた37年間に思いを馳せるのは実に興奮するひとときだった。
帰宅したのは3次会が終わった深夜3時過ぎ。
会場は西荻窪だし、オイラの実家も西荻窪なので、すけさんとカネチンとぶらぶら歩きながら帰った。
渡航の疲れや酔いですぐにでも眠れる体なのに、なんだかやっぱりニヤニヤしながら寝付けない夜明け前なのだった。
(写真は坂本先生に校歌の指導を受ける卒業生たち。クリック拡大可)
★ 日本滞在中、息子の大学の授業がない日があったので、1日ゆっくりと話をした。
将来の仕事のこと、就活のこと、彼女のこと、家族のこと・・・
ハイテンションでポジティブな娘(オーストラリアで就活中)と違って、生真面目で熟考するタイプ。両親には欠片もない気質なのに。
けっこう悩んでいたこともあったようなので、いろいろ話してすっきりできてよかった、と少し安心したようだった。
その息子からの父の日プレゼントは、しゃれふん。
最近日本ではちょっとした流行なんだよ、と教えてくれた。
説明書を読むと、気分を変えたい時、勝負の日に締めていくんだそうだ。
「人気のネイビーにレッドのストレッチ。SHAREFUNの中でも一番シックなふんどしです。シンプルなので好みを選ばない定番アイテム。」
締めているところは息子が想像して描いてくれた(笑)。
では、明日のプレゼンはシックなふんどしで望むか。
★ 一昨日の夜にかみさんがKLからBKKにやってきた。
たくさんの送別会を開いてもらったようだし、イミグレに入る直前まで友人たちと涙の別れを惜しんできたようだが、まだ実感はないらしく、来週にはいつものようにKLに戻る気がしているようだ。
ここしばらくはVISA手続きで大使館へ行ったり、生活用品の買い出しをしたりと忙しい。
月末にはKLから船便の荷物が届く。
捨てて、捨てて、捨てて、必要最小限の荷物にとどめても段ボール箱で77箱にもなった。
これがこのアパートに収まるのかどうか、想像もつかない。
★ 先週の土曜日は、しまぶーとかみさんと一緒にスクムビットソイ23にあるアウタールームという日本人経営のパブに。
この日は開店7周年記念ということで、バンコクにある日本人バンドのいくつかが記念ライブをやるとの触れ込み。そしてそのトップバッターがケージともみちゃんのユニットだった。
もみちゃんはオイラとケージの大学の後輩で、現在プロのジャズシンガーとしてバンコクで活躍中。
お店には若い日本人の男女で一杯。
KLだったらこれで日本人若者人口全部だろうなという人数がひょいっと集まるのだからやはりバンコク日本人社会はでかい。
しかし、そうなると店内は大変な騒ぎで、パフォーマーたちが一生懸命歌っても奏でても聴こえない。聞いてない(笑)。
次回はオイラも入ったトリオ編成でやってみようよ、という話なので
「黙って聴かせるためにどうするか」
を居酒屋かあちゃんのカキフライを食べながら熱く語り合う打ち上げになった。
(写真はケージともみちゃんのユニット。パフォーマンスはすごく良かった)
★ ようこ [私が卒業した中学に今息子が通っています。先週部活の引退試合で夕方ず〜っと学校にいた時、私が中3の時の同窓会の話が回っ..]
★ Jun [>ようこ 親子が同じ学校っていいね。カネチンはライブのときギターを弾いてたヤツです。相変わらずです(笑)。]