★ 今日はおふくろの誕生日。81歳だっけ？　今年も元気でおめでとう。

午後電話を入れてみると、実家のそばにできた小さな上海料理屋が美味しいので、今晩はその料理屋から2品くらい買ってきて親父と誕生日を祝うんだ、ケーキでもワインでもないところがいいねと言ってるんだ、とうれしそうに話していた。

アンタ帰ってきたらみんなで食べに行こうねと言われてちょっと泣ける。

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さて、今週木曜日にあったオイラのプレゼンと、同じ日にあったケージのプレゼンがそれぞれうまくいったので、昨日は一緒に乾杯した。

まあプレゼンがうまくいっただけなので、大変なのはこれからなんだけど、それでもやっぱりプレゼンが終わった後でクライアントから賞賛の声を聞いたときほどうれしいことはない。

そんな一瞬があるからどんなに苦労してもこの仕事はやめらんないと思う。

ダブリナーで晩飯を食った後、ケージにワインバーに連れて行ってもらった。

そこで知り合った日本人女性3人組。

30分ほど話をして向こうは先に帰ったんだけど、自分たちの会計をしていかなかった。

そしてそのお会計はオイラたちに回ってきた。

ナンパしたことになってたんだね？

★ 10月1日にケージが常連のワインバーでパレットデュオのライブをすることになった。

店主のさっちゃんの誕生日祝いを兼ねていて、お店のプロモーションとして来店するお客さん全員に声をかけているらしい。

店主のさっちゃんはまだ聴いたこともないオイラたちのライブにお客さんを呼ぶということが店とにとってけっこうなリスクだということを知らないんだろうか。

今日はそんな心配もあって午後からケージのアパートへ行き、少し練習した。

まだ30％くらいの出来。

今月も仕事や出張者が立て込んでいてとても忙しいんだけど、それでも何とか練習の時間は作らないと。

このライブが終わったら久しぶりにKLに戻る予定。

ブリスベンで働いていた娘が、今月末にオーストラリアを引き上げてマレーシアに戻ってくることになったので、オイラも合流して今後の家族の行き先なども話したいと思っている。

でも、娘の「行き先」の話は親父としてはちょっと気が乗らない・・・

★ アイドルBowちゃんが今月一杯で辞めることになって、Bowちゃんファンの日本人たちから

「何故辞めさせたんだ、タコ！」

と非難を受けているタコ社長。

いろいろ本人にも事情もあるんだからしょうがないでしょ。

さて一方で、先月末に退社して2週間前から別の会社で営業を始めた経理のNidちゃんがうちの会社に帰ってくることになった。

営業で頑張るぞ、と意気込んで転職したものの、

「社員に覇気がない、やる気がない。同僚もよそよそしいし、会社の空気がVery Cold。営業頑張りますからJunさんの会社に帰らせて下さい」

という訴えがあり、オイラは

「Welcome back！」

と迎え入れることにした。

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「I'm happy when I work at icat and you are the best boss」

時々心が折れそうになるタイ人たちとの仕事だけど、また気持ちが奮い立ってくる。

★ 今朝会社に行く準備をしていたらブリスベンで働いている娘から電話があった。

昨日彼女の勤める企業のオーストラリア全支社がブリスベンのホテルに集まってコンベンションを開き、

「そこでトップセールスの表彰を受けたんだよ、お父さん！」

と弾んだ声が響いた。

セールスアチーブメントでもらう銀メダルと全オーストラリアのトップ5でもらう金メダル。

入社4ヶ月目の小娘が、会社の上司、先輩を差し置いて一人だけ。

そんな話をかみさんに報告してやると、

「その銀メダル、金メダルは純銀、純金なのかね、ね？」

イソップ童話のキコリか、お前は。

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今日娘のブログに、こんなことが書いてあった。

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不安で不安で仕方ないけど

でも自信もいっぱいついたし

いっぱい学んだし

一生の仲間にも出会えたし

お金を作るってほんとに大変なんだなって

体で感じることができた。

毎日汗だくになって

時にはお客さんとケンカして

号泣することもあったし

それでも諦めないこと。

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諦めないことが一番大事ってフレーズ

いつも聞いてたけど

ほんとにそうなんだよ！！！

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オイラも会社勤めをしてから30年。起業してから10年。

そしてここにきてオイラも思う。

「諦めないことが一番大事」

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入社4ヶ月のヒヨッコに励ましと勇気をもらいながら、なんだかいつの間にかたくましく成長している娘に胸が熱くなる。

★ 日本の提携先ウェブマーケティング会社から

「日本のクリエーターがデザインしても現地でダサいと言われてしまう。どういうデザインが東南アジアで受けるのか教えて欲しい」

という相談を受けていろいろ調べてみると、色の使い方に違いがあることがわかった。

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先日バンコク在住の女性が久しぶりの日本への一時帰国から戻ってきて、

「街とか人とか、色がないんですよ。モノトーンなんです」

と印象深げに語っていた。

常夏のタイでは1日中街の中に「強い色」が溢れ、着る服も知らず知らず赤やピンクを選んでいた彼女は

「白黒映画で自分一人が色のある服を着て歩いているみたい」

で浮きまくったと言っていた。

震災後の自粛ムードもあって、特に今の日本では艶やかで華々しい色彩が敬遠されているのかも知れないが、元々日本人は原色を使うのが苦手だ。

主張の強い原色を一歩引かせるために「黒を注す」。

以前NHKのドキュメンタリーで、もともと金赤(明るい赤)だったユニクロのロゴにどこかで誰かが黒を注し、いつのまにかエンジ色に変わっていたという話があった。

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あからさまに激しく自己主張することに照れがあり、躊躇いがある。

少し黒を注した「渋さ」が本当の美しさだという美意識もある。

色というのはそれぞれの国や地域で太古からはぐくまれてきた文化だ。

日本のクリエーターが日本のデザインを「輸出」しようとしてもなかなか難しいのである。