2002年JalanJalan東京忘年会

レポート作成:ひさぞう
写真提供:くまのみ、キクちゃん

2002年12月21日(仏滅)。忘年会真っ盛りのこの日、今年も例年どおりJalanJalan東京忘年会が幕をあげようとしていた。しかし一次会開場で幹事ひさぞーは悩んでいた。お腹が空いて参加者が揃う前に料理をもってきてもらおうか、ではない。今年はあの人がいないのだ。あの偉大なるトリ、JunさんがKL忘年会にとられてしまったのだ。今年のイケニエは誰になるのだろう、自分がイケニエになるのはイヤだ。誰をイケニエにしよう・・・
うんうん悩んでいる間にも、日程をやりくりして今日の忘年会に参加する人々があつまってくる。ああどうしよう、本日の参加者18名、誰をイケニエに・・・
イケニエのターゲットが定まらないまま、忘年会は幕をあげた・・・


第一章 合コン向けの店で合コンに向かない人々
(新宿 うまか房明治通り店)

忘年会の会場に現れるメンバーを眺めていると、あることに気づいた。
今年はとりわけおやぢ度が高いんじゃ・・・
以前から指摘されていたことだが、JalanJalanの東京オフ会はおやぢ度が高い。
しかし今年はとりわけ高いのだ。
多分これは気のせいじゃない・・・
そんなおやぢ度の高いオフ会が開催されるキッカケとなった大家さんズも、やっぱり(年齢的には)おやぢだ。
しかも普通じゃない。
大家さんズふたり、近頃バンコクによく出没しているらしいすけ(左)、ベガス帰りのカネチン(右)もそれは否定しないと思う。
そういえば、このオフ会に現れる人々はほぼ全員あまり普通ではない気がする。
しばらく観察してみることにした。

オフ会の人々は本当に普通でない人々なのか?

観察することを決めたところで、ちょうど都合よく自己紹介がはじまった。
2年ぶりの参加となったmalik(左)は、山に親しむ名付けて「永遠の青年」。じょー(中)は本日風邪ひきにも関わらず明日アサイチの飛行機でKLに飛ぶらしい。写真を撮られるのは逃げてもギャグを言うためには店員さんを逃がさないOke(左写真右)は、バックパックを背負ってどんな悪条件下でも旅をするツワモノ。
こう見ていると、パワフルな人が多いらしい。

やはり18名の自己紹介というと長時間かかる。
自己紹介の真っ最中に仕事が終わってかけつけただい(左写真左)が到着。とりあえず食べ物が食べ尽くされる前に到着して安堵するものの、この後無精幹事のカバーをすべく敏腕副幹事に変身することに。
不動(左写真右)は先日ダイビングに行った際に撮影した綺麗な水中写真を持参しての参加。ビルビンタン(中左写真左)は、年末からタイのビーチで海とビールを堪能する予定。
都合により愛人募集を中止したのはサバーイなところを愛するキクちゃん(中左写真右)。やっぱりサバーイなところを愛する見た目アヤシイTARZAN(右中写真)は、タイの田舎で子供達と一緒になってサッカーをしてしまうという見た目によらず好青年だったりする。
かっちゃん(右写真右)は一見好青年風だが、スカッシュやってみたりカメラ小僧だったりと多彩な方面に手を伸ばす。
こう見ていくと、前述の「パワフル」に加え、「好奇心旺盛」なメンツではないかと思えてくる。

ここいらで綺麗どころも登場していただかねば・・・

おやぢ度が高いオフ会といえど、Matahariオフ会のメンツはおやぢばかりというわけでもない。
もんじゃオフ以来2度目の参加のエリナ(左写真)は、麗しいだけでなくスポーツも万能というさばさばした性格の綺麗なお姉さんだし、先日ママになったAYU(写真中左)も、超親バカな昨今ではあるが相変わらず明るくハキハキした楽しいお姉さんだ。

独特のテンポで妙にすけと相性がいいしゃかもと(中写真)は、幹事ひさぞの高校時代からの愛人友人だが、その独特のテンポがいい味を出す不思議キャラ。
千葉から乱入したのがくまのみ(中右写真左)&コンちゃん(中右写真右)。くまのみHNの由来は「シュノーケリングするときによく見られる、可愛いお魚の名前」というだけに海を愛するくまのみと、「今年の旅行はコンゴ」だったというコンちゃんはMatahariの女の子たちの元気さを代表しているといえるだろう。
唯一男性で「綺麗どころ」にエントリーされたのは初参加の小沢(右写真)。こんな危険なメンツを前に旅行人になります宣言をしてしまったのは凶とでるか吉とでるか今後注目である。

長いなが〜〜〜〜い自己紹介がひととおり終わっての感想は・・・

みんなそれぞれ「元気」で「好奇心旺盛」だけど、「普通じゃない」とまではいかないんじゃないかぁ?

と、思ったのだが・・・

この判断は甘かったのである。

コトの起こりは、そもそもカネチンがベガス帰りということから始まった。
オフ会前にカネチンベガス滞在情報を知ったひさぞは、当然ながら「ベガス土産」を要請した。
無論冗談のつもりで要請したのだが、カネチンは真面目にもベガス土産のアメリカ製ギャング風味サングラスふたつを持参しオフ会に登場した。
右写真でもみてとれるように、幹事ひさぞ(下)はかぶりものサングラス好きだ。
だからこの「ベガス土産のアメリカ製ギャング風味サングラス」(しかもふたつ)は、大変嬉しい土産だった。

しかしこのサングラスこそが、Matahariオフ会の人々の「普通じゃない」魂に火をつけてしまったのだ・・・

アヤシ組あらわる

初めにお断りしておくが、一次会会場「うまか房明治通り店」は、合コンに最適じゃないかと思われるおしゃれで雰囲気のよいお店だ。
しかも我々の席は個室ではなく、周りには他のお客さんもいる。当然我々のテーブルの横を頻繁に人が通る。

ひさぞがカネチンのベガス土産に狂喜し、自前の赤メガネを外してアメリカ製ギャング風味サングラスその1を試着していたところ、ふと気づくともうひとつのサングラスが見当たらない。
周りを見回すとそこには・・・



あ・・・あの、座席お間違えの暴走族のニイちゃんっすか?・・・ってかっちゃんか・・・^^;
ううう〜。こ、怖い・・・ってビルビンタンでしたか。中指立てちゃってお品がございませんわよ。
夜道で絶対遭遇したくない・・・泣く子はもっと泣くであろうTARZAN。
開きかけの両手ピースがまた怖さを醸し出す・・・

そこそこオシャレな店でも、一度走り出したら止まらないのが「普通じゃない」魂。
しかもサングラスかけない組がサングラス星人たちの奇態をまったく止めようともせず、なにもないかのようにサングラス星人たちと普通に喋り、同じ空気を吸っているということは、このオフ会に参加している人たちが皆「異常にノリやすく、あんまり普通じゃない感覚をしている」なによりもの証拠ではないだろうか・・・

そこに気づいた幹事は愕然とした。
もうなにも言うまい。
この空気に飲み込まれてしまおう。
そうだ、ここで「普通」を主張したところで、きっと何の役にはたってくれまい。



二次会「そして密室の普通じゃない人たち」