みんなまた来てくれよぉ

by はらまき


定していた人数より2人ほど女子が減ってしまい(健さんに申し訳なかったな)ましたが、にょろ・はらまき・のまりえ・健さん・kahrとだーりん・やまさき(はらまきの同じ会社の子)で、まずはお好み焼きを食べに行きました。
広島駅ビル内にある「麗ちゃん」は、広島のお好み焼きベスト10に入る店なので間違いはないかな〜。にょろ・健さんは初めての「広島風」だったらしく「おいしい」と言ってくれたのでヨカッタ。 ちゃーんと「広島じゃけん」という、限定のビールも忘れずに飲んでもらいました。
 宮島へは「やまさき」以外のメンバーで行きました。JRを利用して行き、車内で「イチバンうるさくて騒がしい一行」は「なんで京浜急行はあんなにスピードを出すのか?」「魔性の男健さん」の実物が見れてホッとした、などと勝手なことをぬかしながら30分の電車の旅を終え、次はフェリーで宮島に向かいました。
 フェリーでは一番下のフロアに「客室」がなくて、みんな外に出たまま10分の船旅を経験してもらい、ぎゃんぎゃんしゃべりまくって(はらまきだけ?)話題をどんどん飛ばしてしまうので健さんに「ついていけん・・・」と言われてしまった。
 宮島に着き、鹿と観光客の間をすり抜けながらお土産屋さんや紅葉饅頭、ぷよ饅本舗を覗きながら「はよ、牡蠣食いてー」と皆心の中でつぶやきながら、まず「厳島神社」へ。ここは昨年末に「世界遺産」に原爆ドームと共に認定された所です。広島県民じゃないけど「どうだ!」と自慢出来る場所です。
 回廊を通り、手前の「朱い大鳥居」を眺めながらまたまた「好き放題しゃべり放題」の一行は他の観光客に比べかなりの「バチあたりもん」だったかな。
初詣をしていない健さん、にょろろんがおみくじをひくと・・・・

健さんは「凶」だったのだ。縁談わるし・・・・失せ物現れず・・・・
マレーシアに戻るとMasさんから「良い話」があるというのに・・・どうなる?健さん
にょろろんは「並」でした。はらまきは「吉」だけど、旅行は悪いと書いてあってちょっとガックリです。(だって4月のマレーシア楽しみにしてるのに・・・)
 神社を抜けるとまた別の「弁財天」の神社があり、ベンチと茶店のある広場で休憩タイム。鹿もたくさんいて、何も知らずに「鹿ちゃんのせんべい」を買うやさしい観光客を待ち受けている。彼らはまさに「恩をあだで返す」鹿軍団なのだ。奈良の鹿みたいに「お辞儀」なんてしないのだ。反対に観光客や遠足の幼稚園児を襲うのだ。各自コーヒー買ったりジュース買ったりして休憩してるとき、健さんは手を腰にあてて「リアルゴールド」をぐびぐびと飲んでいた。健さんそれは「牛乳」だけに許されるポーズじゃないんですか?
kahrが鹿にまたがったり、健さんが「二重瞼の鹿はいないのか?」と探した後、にょろろんが鹿に襲われそうになったので、今度はお土産を買いに来た道を戻る。途中のお土産屋さんで健さんが「手巻き寿司用ミニしゃもじと巻す」を購入。
健さん以外のメンバーで「あれを使って、スッチーを口説くに違いない。うちで手巻き寿司でも食べない?なんてねー」とぶつぶつ勝手に解説をする。健さんは「違いますよ〜、もうっ」なんて言いながらも、はらまきが「スッチーにはこのツボ刺激グッズのがいいんじゃないですかぁ?」と言うとしっかり手に取りチェックを入れる健さんであった。
(これは形がいやらしいと却下していた。どういやらしいのか教えてくれ〜、健さん)
 お土産屋さんの通りに入ってから、健さんが「升」を購入。「あれで日本酒を飲むセッティングをするに違いない。さすが魔性の男」と、また勝手に外野はうるさい。「今まで使ってた升が漏れるようになってしまって・・・」とお店の人に質問をしていた健さん。物持ちがいいんですねぇ。
 その後お目当ての「焼き牡蠣」を食べて、紅葉饅頭を買って(健さんはスッチーへのお土産に色々な種類のもみ饅を買っていた)
 かめ福という有名旅館の前で、kahrとだーりん・健さんが談話してた時に「ここ(かめ福)は和服の似合う女性と来るべきだなぁ」と魔性の男がポツリ・・
健さんの脳裏には「どのコと来ようかな?○○ちゃん?××子?」と、いろんなスッチーが浮かんでいたに違いない。
 お腹も膨らみ、健さんは博多・天神地下街でスッチーとの待ち合わせもあるので宮島から広島駅に戻る事に・・
休日なんですぐにフェリーがあり、今度の船には1Fに客室があったのでみんなで入った。
が・・・・・・その時健さんに悲劇が襲った!
スッチーへのお土産用「もみじ饅頭色々」をどこかに置き忘れてしまった!!!
可哀相な健さん!!口説き道具がひとつ減ってしまった!
1人外の手すりにつかまり海を見ていた健さん。心の中で「く〜っ、しくじった」と悔しがってたに違いない。その頃はらまき達は客室で「ぎゃーぎゃー」騒いでいた。
 宮島口にももみ饅売ってるけど、やはり「本場宮島の焼き立てほかほか」を売りにしたかったに違いない。もう健さんは買わなかった。
 駅員さんに手伝ってもらって、反対側のホームへ移動。すぐ、電車が来ていたので乗り込んで広島駅に向かう。車内で健さんの「マレーシアに帰ってからの口説きグッズ」を見せてもらう。藤井フミヤのベスト版CDだ。「トゥルーラブ」をラウンジで歌って、MHのスッチーのハートに攻め込むためらしい。
 広島駅に着くと健さんはダッシュで新幹線ホームに向かわなくてはならないので、駅手前の電車内で今日のお礼とまた懲りずに来てね〜!と挨拶を交わす。健さんまた来てくれるかなぁ?もうコリゴリかなぁ?
 にょろろん、はらまき、kahrとだーりん、のまりえは駅員さんの誘導で、なんと線路を渡って駅の外に出た。生まれて初めて駅構内の線路を渡ったよ。駅員さんに切符を渡す時に、はらまきは自分の170円の切符を捨てずに、にょろろんの560円の切符を捨てていた事に気がついた。
しまった・・・・定期との差額も払わなくちゃいけないのに・・・・どうしよう?と オロオロしてたら駅員さんは「いいですよぉ」とすたすたと戻っていかれた。よかった。ありがとう!名前覚えてないけど!
 グランビアに戻り6時30分過ぎまで、ロビーの一角を陣取りみんなでおしゃべり。にょろろんの荷物・お土産をまとめて、みんなでリムジンバス乗り場までお見送り。またねー、にょろろん!気ぃ付けて帰りぃよぉ!!
 お見送りの後は、kahrとだーりんともお別れです。彼女達は神戸まで車で帰るのだ。だーりん、ありがとう!!kahrが勝手に決めて広島くんだりまでドライブしてくれて!!!!
いいひとだ、だーりん。神戸に行った時は頼んだよ!!



広島旅行記(前編)

by にょろろん


がランカウイに行く前に、情報を収集する為に覗いたホームページ「JalanJalan」で、私の書き込みにただ一人メールで返事をくれて、自由にお話出来るチャットルームが出来てから、毎日昼から夜まで入り浸っている「はらまき」っていったいどんな奴なんだろう。一度会って正体を見てみたい、と思ったのが、今回の「広島編」のそもそもの動機だった。
 さて、行くと決めたのは1月の始め頃で、手配などは国内ということでスムーズだったが、やっぱり行くのは不安もあった。そもそも小さい頃から修学旅行も行けなかったり、行ったとしても親が同伴だったりした。人に迷惑をかけるな、周りには常に感謝の気持ちを持って接しろ、と家族以外のいろんな人から禁欲主義を強いられて来たので、友達同士で旅行する、という経験は極めて少なかった。そのため、「どーんと来い」なんて事を行って来るのはどんな変な奴なのか、一度見に行く価 値はあるな、と思った。
 ちなみに、この時初めて「スーパー早割」なる、キャンセル料金50%、予約変更不可、という恐ろしい航空券を買った。行きはスーパーシートしか空席はなく、しめて¥28,000。でも新幹線より安いし早い、やっぱり飛行機って便利だね。

 まあ、何はさておき、この1ヶ月はこの旅行を楽しみに労働に励んだ。

 当日の2月8日の東京は、快晴とはいえないまでもまずまずの天気だ。羽田まで車で送ってもらい、ANAの「ラウンジ富士」に行く。初めて行くその中で見た物は、なんと「生ビールの機械」だった。セルフサービスで生ビールを飲み放題なのだ。当然、美人のラウンジ嬢にお願いして、朝からぐびぐびと飲みながら搭乗をまったのはいうまでもない。
 ANAご自慢の最新鋭機、B777は広くて新しい。「離着陸時には電子機器の使用をお控え下さい」とお馴染みの放送が入るが、これに「たまごっち」の世話は該当するんだろうか、と考えていると、電気で動いているような異様なエンジン音と共に29秒であっさり離陸。機内音楽で偶然、相川七瀬の「恋心」、槙原敬之の「どうしようもない僕に天使が降りて来た」がプログラムに入っていて、去年の11/3に東京からシンガポールへ飛んだ時もこの歌だった、と回想に浸っていると、富士山の真上を通過の放送が入り、いっせいに客が私のいる左側に集中する。おいおい、傾くぞ?。そしてスーパーシートなので軽食も出るし(アルコールは5時以降らしい)、あの時のJALのような、やかましさに悩まされる事もなく、琵琶湖、大阪、岡山を通過し、12:53に広島空港のRWY10に余裕の着陸。飛行時間は10分延びたが、それでもたった1時間半、快適なフライトで、全然遠くへ来た気がしない。
 新しく出来た広島空港は、大きくてきれいだった。ランカウイ空港みたいなのを予想していたが、とんでもない。国際線もばんばん飛んでいるような近代空港だ。
 空港からバスで移動しなければいけないのも不安だったが、空港職員からバス会社の職員に連絡してくれて、なんとかうまく乗る事ができたが、車椅子のたたみ方をしらないらしい。たぶん、広島でも一人で車椅子でバスに乗る客はほとんどいないのだろう。かくいう私も地元でバスに乗る事はまずないが、これしか交通手段がないんだから仕方がない。結局、なんと車椅子は畳まずに横に寝かせてバスの横っ腹に入れてしまったらしい、これじゃあマレーシアと変わらんぞ、広島空港もまだまだだな。
 空港から市内はめちゃくちゃ遠い。和歌山国際空港、の異名を持つ関空から大阪市内よりも、まだ遠いような感じがする。50分後、無事広島駅新幹線口に到着して、待機していたバス会社の人の手を借りてバスを降りる。さあ、はらまきの胸に飛び込むぞ〜(うそ)、とばかりに、一路目の前にあるグランビアホテルに向かった。
 昼から夜遅くまで、毎日チャットで食い物の話しをしている奴なんて、きっと不細工でデブで頭の悪そうな女に違いない、と覚悟を決めていたのだが、全然そんなことはなかった。
 部屋はラッキーな事にハンディキャップルームが予約出来ていた。シングルなので部屋は狭いが、電動でバスルームのドアが開閉できたり、電気のスイッチ類も低い位置になっていたりと、ほとんど完璧であった。はらまきと喋っていると、彼女の同僚で今日夕方まで同行してくれる「こまちゃん」がやって来た。彼女の顔の画像ファイルは以前もらったことがあったが、実物はそれより2段階くらい美人だった。
 まず原爆ドームへ行く事になった。そこで、もう一人の同僚「ふかやまちん」と待ち合わせをすることになっている。
 日常生活ではほとんど経験出来ない「両手に花」状態で、原爆ドームへ向かう。今は神奈川の「江の電」も普通の電車としての区間が多くなって、市電というのは私には珍しかった。通り掛りの人や駅員さんの助けで、予想よりも簡単に乗りこむことができた。一路広島の中心街を進むが、結構揺れて乗り心地はさほどよくない。停車駅もかなり多いが、はらまきの案内で車窓の風景を解説してもらっていると、広島市民球場が見え、その名もずばり「原爆ドーム前」という駅に到着。
 原爆ドームは大きく感じたが、また脆そうにも感じた。台風でも来たらバラバラになっちゃうんじゃないか、そんな感じがした。はらまきやこまちゃんも、あまり来た事はないそうだ。やがて一人のお姉さんがこっちに向かって走って来る。「ふかやまちん」らしい。彼女の画像ファイルも貰っていて、この人はかなり性格きつそうだな、と思っていたが、会ってみると違った。ちなみに若く見えるが、実際の年齢は謎である。
 中心部で火が燃えている平和記念公園で、「ああ、来て良かった、3方向に花だし」と神聖な場所にも関らず、一人悦に入り、休憩して3人の美女から、自分達の会社には変な人が多い、というありがたい講和(?)を受ける。私からは、「はらまきは、健さんという<魔性の男(商標登録未定)>から、日本とマレーシアという距離の壁を超えた熱いラブコールを送られている」事を説明、どうも他の2人はこの話しを知らなかったらしく、驚きを隠せなかった。
 わざわざ忙しいところを来てくれた、ふかやまちんが帰り、私、はらまき、こまちゃんの3人で、川沿いに歩いて行く。広島には川が多く、また街の雰囲気や規模も仙台と似ている気がする。そういえばそれぞれ日本三景(宮島、松島)を抱えているのも共通している。私はこの辺の地理は良く分からないが、その名も「マタハリ」という、路地裏の怪しげなインドネシア雑貨の店に到着した。
 はらまきの友人が経営しているという事だが、コーヒーやチョコレートをご馳走になり、なんと1時間くらい居座ってしまった。その間はお客さんも誰も来ず、儲かっているのかどうなのか謎な店だが、はらまきはどうもこの店を「無料休憩所」として活用しているらしい。
 これに半分呆れ顔(?)の、こまちゃんが帰った後、マタハリの女将のご主人(バリ人)がコックを務めるインドネシア料理屋「ジュンバタンメラ(本店は東京赤坂)」にタクシーで向かい、ごく標準的なインドネシア料理と、ミキプルーンを老酒で割ったような、妙なインドネシアワインに舌鼓を打ち、酔ってカネチンに電話すると(そう言えば私はしらふでカネチンに電話したことがない)、チャット予定時刻を大幅に過ぎていた。
 満腹になったところで、はらまき行き付けのインターネットカフェへ。ここもご多分に漏れず怪しい。狭い階段を上がった2階で、ショットバーの様な所にコンピュータが並んでいる、オタクの巣窟のような店だ。
 ここでJalanJalanのチャットに参加。明日は健さんが、「マレーシア代表」として広島に来る事が白日の元にさらされると、kahrが、「明日神戸から車で行く!よし!決めた!!」と言い出す。なんて奴だ、お抱え運転手の「ダーリン」も可哀想に。でも、どんなカップルが来るのかと思うと楽しみだ。しかも、魔性の男とも合流するとなると、賑やかになりそうで、どんな珍道中にわくわくする。直前になって、これだけ人が集まるのも、はらまきの人徳の成せる技なんだろうか?
 閉店時間の11時まで、我々2人は「にょろまき」として、他の客への迷惑も気にせず大声で笑い、それからホテルへ戻って、終電がなくならないうちに別れた。ということで、一緒には寝ていない。
 おかげで久しぶりに有意義な一日だった(まぢでマレーシア旅行以来だ)。はらまきには気を使わなくていい、ってわかったし、やっぱり来て良かった。
(後編に続く)



に戻る