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KLCC内のギャラリー・ぺトロナスに潜入! | |
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マレーシアで美術館を探そうなんて言うとこれがけっこう大変だったりするんだけど、あの世界一高いツインタワーの麓、今一番ホットなショッピングエリア、スリアKLCCに新しいギャラリーができたという話を聞きつけた。アカデミックな話からは縁遠いJalanJalan、それだけじゃ「SO WHAT?」なんだけど、そこで今ちょっと面白いエキジビジョンをやっているという情報を入手。まあ、買い物がてら立ち寄ってみるかとKL市内まで繰り出したのであった。吹き抜けの巨大モール、KLCC、3階の端まで歩いたところにちょっとアートの匂いのするそれらしきものを発見。ふらふら歩み寄ったJalanJalanの目の前に現れたのは、「Galeri Petronas」の看板を掲げた静かな空間だった。 |
早速、ギャラリーの中に入ってみると、小さなスペースの中にマレーシアの芸術家の作品を紹介する本や、絵葉書、ポスターなどが売られていた。どれもマレーシアのアーティストによる作品を扱ったものなのだが、マレーシアならではの雰囲気が伝わってきて面白い。左上の写真はそこで売られていたアドレスブック。両方とも表紙と背表紙の絵にマレーシアの芸術家の作品が使われている。日本にいる友達へのちょっとしたお土産にもよさそうだ。どちらもひとつRM8。な、なんで?これで終わり?とキョロキョロしていると、ギャラリーのおばちゃんに「あんた、もう帰んのかい?せっかく来たんだから展示会をみていきなさい」と呼びとめられた。ここ、ペトロナス・ギャラリーにはきちんとした展示室があって定期的な展示会を開いているのだ。 |
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そうか、やっぱりそういうものがあったのか、と喜ぶJalanJalan。急遽、ギャラリー・ペトロナスの奥深く潜入してみることにした。今回ここで開かれているのは、「Invisible Musicians」という名前の展示会。ペトロナス主催のこの展示会では、名前の示す通り、数々のオルゴールや自動オルガンなどの人が演奏せずともオートマティックに演奏できる音楽楽器が展示されている。全ての楽器ははるばるベルギーから運ばれてきたものだ。 | |||
しばらく待合室で待ったあと、係りのお姉さんの後について展示室のなかへ入ることが出来た。展示室内ツアーは1時間に1回行われており、所要時間は約30分、1回に付き30人までの入場に制限されている。いろいろな楽器の前では係りの人が説明しながら実際に楽器を演奏してくれる。 | |||
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展示室に入るとそこには趣のある楽器がたくさん並べられていた。左の写真はバイオリン付きオルガン。オルガンの上につけられた3つバイオリンはそれぞれ違った音色を奏で、オルガンとバイオリンは一般に売られているオルゴールがその突起をよんで音楽を奏でるように、カードの穴をよんで音楽を流し出す。1908年に作られたものである。3つのバイオリンとオルガンがきちんとハーモニーを創出いるのだから、もしかしたら人間よりもよっぽど上手いかもしれない。 | |||
いよいよ係りのお姉さんがマジック使いのピエロに見えてきた。一番左はストリートミュージシャンご用達のオルゴール。真ん中はオルゴール。一番右はオルガン、太鼓、トライアングルなどが一体となったもの。これ一台でオーケストラ並の音楽を奏でることが出来るのだ。展示室内ではいろんなオルゴールやらオルガンから続々と楽しい音楽が流れてきて、もう気分は遊園地。どこかから風船売りやポップコーンうりの楽しい声が聞こえてきそうだ。思わずはしゃいでしまうJalanJalan、ふと気づくとまわりの視線が。 |
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20世紀初めのレコードプレーヤーは、レコードに描かれた綺麗な絵を傷つけないために、竹でできた針で演奏される。 | 遊園地を思わせるメリーゴーランドは音楽にあわせてゆっくりと回転する。 | ||
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コインを入れて音楽をプレイする、ジュークボックスで使われるレコードは金属製。 | こちらのジュークボックスは音楽といっしょに人形とアコーディオンが動く。 | ||
あっという間の30分。思いっきりエンジョイした後には記念にステッカーをもらって、ホクホク顔。うーん、また来たいね。なんだかぽかぽか幸せな気持ちになってギャラリーを後にしたJalanJalanであった。う〜ん、やっぱりペトロナス、金持ってんな〜。 |
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10:30〜11:00 |
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ギャラリー・ペトロナスは毎日10:00am〜8:00pmまで営業。金曜日は定休日。 |