11月29日、ここではもうお馴染みのtomo女王が帰国することになった。 マレーシアに新しい人生のステージを求めて、単身乗り込んできたのは今からちょうど1年前。日本では大手企業の半導体事業部に所属し、両親と住む実家からの通勤という平均的なOL生活を送っていた。何不自由のない日々とオサラバし、初めての外国生活。そして一人暮らしでさえ、初めての体験。希望と不安にちっさい胸を膨らませて降り立ったクアラルンプールは、折しも歴史的な経済危機に見舞われ始めていたのであった。 そして過ごした1年の月日は、彼女曰く、「OL時代何年か分より凝縮していろいろなことがあった」1年。なかなか見つからない就職先、言葉の障壁、新しい仕事での苦労、会社内での出来事、外国一人暮らしの孤独・・・。それは彼女の人生に初めて訪れる難題の数々。苦しみながら、楽しみながら彼女はそれをひとつひとつ乗り越えていく。そしてこの1年には更に大きな収穫があった。新しい仲間たちとの出逢い。その財産を携えて、寒さ厳しい日本へ向かうのだ。 |
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そんなtomoちゃんを肴にオフ会で盛り上がろうと、KL市内の中華料理屋「マルコ・ポーロ」には、KLマタハリやソフトボール「JalanJalan」の面々が集う。室内でやるオフ会も久々だ。参加者は「初めまして〜」の4名を含め、計26名。さて、料理が運ばれ、オフ会スタートという時に思わぬ飛び入りパフォーマンス。この夜のために密かに4人で練習したというミニコンサートをJun&Masの子供たちが。いきなりほのぼのとした出だしにJun&Masたじろぐ。 |
今回初登場の3人組。左は、日本から参加のどいどいをさん。真ん中、木下さん、右が西村さん。木下さんと西村さんはクアラルンプール駐在だ。今回JalanJalanのオフ会を聞きつけ、飛び入り参加してくれた。 | ![]() |
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もう一人の初参加は、前日ペナンから夜行に乗ってやってきた大森美樹さん。日本の大学からペナンの大学に留学中の女子大生。彼女の向かって左が「よろず役に立たないこと評論家」不動さん。右がオフ会久々参加のLimeさん。 |
![]() | お次はレギュラー陣。写真左は左からゆかさん、kaobalさん、TOMさん。写真右は、左からたか、けんぼう、tomo、よりてる。 | ![]() |
![]() | こちらのテーブルは、写真左、左からYOSHIさん、Mas、センター野口。テーブルが3つに分かれていても、混乱を予測して個室を取ってあるのでテーブル間をグラスを持って行ったり来たりできて、これがまた楽しいのだ。写真右は左からサード笹木、じょーさん。こういうソフトボールチームとマタハリメンバーの交流も最近始まった。 | ![]() |
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日本から参加のどいどいをさんは、この後、23時発のJALで戻る予定。宴の途中でKLIAに向かわねばならぬ。しかし、オフ会の盛り上がりに次第に心が揺れてくる。「今日帰んのやめよっかな」。そんな一言を吐けばここの連中は冗談とは取らない。「そうしろ、そうしろ」と場は盛り上がり、真剣にチケットの記述をチェックするどいどいを。左の写真のポーズのまま、固まること約10分。揺れてる揺れてる・・・。悩んでる悩んでる・・・。迷ってる迷ってる・・・。石像のようなどいどいをさんを一同息を飲むように見守る。 そしておもむろに顔を上げると一声「よしっ」と気合いを入れ、辺りを見回す。居残ることに決めたのだ。その葛藤場面に「どいどいをさんていい人だなぁ」という雰囲気が部屋に漂う。 |
携帯電話を借りると壁に向かってJAL空港事務所へかける。応対に出た日本人スタッフに「申し訳ないんですが、急な所用が入りまして・・・」という声のバックには思いっきり「宴会」の音がJALさんに届いていただろう。それをクリアすると、今度は会社の同僚に電話して「帰れない事情になったので今晩泊めてほしい」・・・。2、3軒たらい回しの末、ようやく身辺の問題を解決し、電話を切る頃には、ぼちぼちオフ会もお開きに近づいていたのだった。ほんとにいい人、どいどいを。 | ![]() |
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さて、お開きも近づくと一応「壮行会」の名目で開いたこのオフ会、主賓に花束贈呈となる。今回は、tomo女王「ツーショットご所望、JalanJalanの男前トリオ」から東京ガスグリーンテックの蘭の花とマルコ・ポーロ名物「子豚のお頭」のターパオ。左からサード笹木、TOMさん、センター野口。このとろけそうなtomo女王の顔。この後も2次会でわがまま言い放題の女王は、この3人とデュエット歌いまくり、チーク踊りまくりとなっていくのであった。 |
![]() | 2次会に場所を移して更に盛り上がろうというメンバーを見て、「よかったぁ、2次会があって。電話切って、あのままお開きだったらどうしようかと思いました」というどいどいを。カラオケラウンジを破格のパッケージで交渉済みのJalanJalanは、大人数で部屋を占拠すると改めて高らかに乾杯をするのであった。 | ![]() |
歌いたいだけ歌い、飲みたいだけ飲み、踊りたいだけ踊った参加者たちは、次第に単なるヨレヨレの酔っぱらい集団に限りなく近づき出す。その中でけなげにゆかさんは「2次会ってこんな楽しかったんですねっ。いつも1次会で帰ってて損しました。もう必ず2次会は出ますっ」と叫ぶ。「歌い終わるとtomoちゃんとサシで乾杯ができるルール」によってつぶれた女王を起こし、最後に全員で「贈る言葉」。しかし、みんな酔っぱらっててな〜にを歌ってんだか誰もわからない、壮行の歌なのであった。 | ![]() |
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こんなうまいもんがあるところそう簡単に離れられっか。 また必ず戻ってきて、喰いまくってやるわ。 |