てんこう&とがり結婚披露宴
春
爛漫。東京武蔵野の井の頭公園も満開の桜。ボート池も家族連れやカップルの花見客で賑わっている。人々は暖かな陽春の日射しを浴びて思い思いに午後のひとときを過ごしている。(お、NHKのローカルニュースのようなキャプション) そんなうららかな1998年3月28日土曜日、JalanJalanで知り合った
てんこう
と
とがり
の結婚披露宴は、多くの人々の驚嘆と期待と祝福の中、まさにこれから開かれようとしていたのであった。
会場は東京赤坂、「料理の鉄人」六三郎のお店、「
ポワソン六三郎
」。入り口を入ると受付にはチャイナドレスのこじじとバジュクロンのtomoがお出迎え。とがてん披露宴に相応しくアジア色につつまれる。「六三郎」の明るい店内には約60人の招待客が席に着き、美味しいお料理の登場、いや、てんこう&とがりご両人の登場を今や遅しと待っているのであった。お客さんはとがてんの会社の上司、同僚、学生時代の友人、親類一同など(とここまでは普通の披露宴と変わらないが)、この写真とだいぶ色合いの違う「JalanJalan関係」は、浮かないように場を壊さないように、とがてんが考え抜いたテーブル位置に配置された。が、思いっきり浮いていた。
料理は六三郎のお墨付き。
「弥生の祝膳」と
題されたメニュー。
祝肴 牛冷シャブ
刺身 三種盛り
揚物 山菜、つつみ揚げ
小鉢 新若芽うど
披露宴が始まると決めまくったてんこうと艶やかなドレスに身を包んだとがりが登場。会場の拍手を受け、高砂に着席。そして人前結婚式らしく参列者の前でてんこうが「誓いの言葉」を朗読する。ああ、こんな立派なてんこうを見るのは初めて。とがりがちょっと心配げに横から支えている感じ。二人はほんとに結婚したんだなぁという晴れがましい緊張感。そして会場の拍手と祝福を浴びる二人。
その後、てんこう、とがりの主賓一組ずつがご挨拶。二人の上司が会社での様子などを披露すると我々オンラインのつき合いが主体のJalanJalan関係者は、「ああ、普通に会社勤めをしている普通の社会人だったんだなぁ」と改めてしみじみとする。
そしてご挨拶も滞り無く済むといよいよウエディングケーキカット。披露宴の山場にはフラッシュがバシバシとたかれる。このうれしそうなてんこうさんの顔・・・。もとよりケーキ入刀は形だけ。手前の部分にナイフを入れるだけでいいのだが、てんこうさんは
このでかいケーキを2等分しようとした
。それを「
おいっ
」と止めるとがりであった。
さて、する事済ませたらすっかり気が楽になったとがてん。あとはもう六三郎の料理を食うのみ。とにかくいつ二人を見ても、誰かが高砂までお祝いの言葉をかけに行っても、もうひたすら食べている。
この披露宴は仲人というものがいないから二人のなれそめを説明してくれる人がいつまでたっても現れない。そこで大家ズを代表し、DR.カネチンとすけさんがマレー伝統芸能、「すけポッ君」を引っさげて登場だ。すけさんがカネチンの子供の洋服を借りて夜なべして作った「すけポッ君」。登場段階ですでにスベリぎみ。
段取りも打ち合わせも練習もきわめていい加減だから、お互いに相手が何を言い出すかわからない綱渡り状態。二人はスベリながらも約10分間のお役目を果たしたが、結局会場は誰も二人のなれそめがわからないままなのであった・・・。
その他JalanJalanからの披露宴参列者たち
一足先に入籍。
JalanJalan初結婚の
はらまき。
7月に結婚予定の
こちえ。
こちらもゴールイン前。
kahrとダーリン。
披露宴2次会
2
次会は同じ赤坂、インドネシア料理のジュンバタンメラへ。土曜日の夕方とあって一つ木通りは人影もまばらでひっそりとしている。が、一旦店内に入るともう大変な熱気。2次会から合流するとがてんの会社関係、友人関係で満杯だ。今回、「JalanJalan関係」も30人近くを数え、更にパワーアップ。民族衣装に身を包む軍団は、再び「場を壊さないように、浮かないように」入り口そばのスペースを確保し、盛り上がり体勢に入る。しかしまず食うことから入る我々のテーブルには次々にアジア料理の皿がバケツリレーのように運び込まれたのであった。メニューは、サテ、インドネシア風春巻き、ガドガド、ビーフレンダン、揚げとモヤシの炒め、ナシゴレン、バミゴレン、野菜炒め、ラムカレー、鳥とキノコと厚揚げのココナッツ炒めなどなど・・・。
民族衣装に身を包むマタハリ面々は、入り口右の一角を占拠。誰にもじゃまされずに飲み食いを楽しむ体勢。この2次会の仕切、司会は我らがHOとMisaki。Misakiのアオザイもいけてました。だけど司会はステージ上。客席で喰いまくる連中を見て一番辛かったのはMisakiだったに違いない。その他登場したのが、荘さん、malikさん、すみえ&ひかる、ジンヤさん、すけさん、かねちん、のこ、れいら、こじじ、はらまき、kahr&ダーリン、にょろろん、けいママ&けい、数字、メコンさん、こちえと続く。何せ久しぶりの大集合ということもあり、しばしとがてんを忘れて飲み食いおしゃべりに没頭するマターズ達なのである。
Misakiが同じテーブルにいないとなればこれはもうtomoの独壇場。なんせ、KLからの渡航費を飯でモト取ろうというのだから他のお客さん達とは迫力が違う。さっき六三郎でぺろりと全部たいらげてきた直後だということを考えるとこの画像はやはりすごい。ステージ前ではHOとMisakiの進行で、てんこう、とがりの会社、学校の先輩、同僚達の挨拶などが続く。とにかく披露宴の2次会にしては大変な人数のお客さんなのだ。やはり年いってからの結婚は、それだけ交友の幅も広がり、関係者も多くなるのだろう。
しばらくすると2次会のメインイベント、すみえ&ジンヤバンドによるジャズコンサート。今回はおめでたい席と言うこともあり、選りすぐりのラブバラードナンバーで会場を包み込む。これはもうさすが。あまりの甘く切ない愛の調べに、新郎てんこうは
トランス状態
に入ってしまう(
写真右
)。会場からその表情にフラッシュがたかれる度に笑顔のままてんこうの脇腹をこずくとがり。2次会でも必ず何かやってくれるとマターズは信じていた。ああ、偉大なる新郎、てんこう。
2次会も終盤、HOとMisakiが掲げる二つのプレゼント。一つには素敵な品、もう一つには罰ゲームの課題が。幸運にも罰ゲームの箱を引き当てた二人は、お約束の「ちう」のお披露目。この時ばかりはにわかカメラマンがステージ前に押し寄せ、まさに記者会見状態。こういう状況ではなかなか躊躇ってできるものではないが、司会の「それではどうぞっ」の合図より早くてんこうは覆い被さる。慌てて一同シャッターを切るが上手く撮れない。HO司会の「てんこうさん、まあまあ、落ち着いて」の声に記者団も爆笑。ようやく罰ゲームは無事終了したのであった。
マタハリ女性陣揃い踏み
披露宴3次会
さ
て、お次は3次会。会場は同じ赤坂内、赤坂東急のサントリー館。カラオケルームを確保し、何でもいくでぃ体勢のマターズ達。とがてんは学生時代の友人達の3次会に流れ、しばし新郎新婦抜きのオフ会状態となるが、この人達には今日が何のための集まりだかはあまり関係ない。特にカラオケを歌うでもなく、民族衣装の着せ替え大会をしながらも充分に盛り上がる。今回オフ会デビューとなったYouco(ユウコと読む、左写真中央)は、すけさんの奥さん。自分の事務所を持つグラフィックデザイナーでシャキシャキなところがすけさんと対称的。「カネチ〜ン、髪の毛バッサリ切っちゃえよぉ!」と思い切りのよい発言がポンポン。約1時間後、お待たせ新郎新婦は民族衣装にお色直しして登場。再度全員でおめでとうの乾杯となった。
披露宴でスベりながらも大役を果たしたカネチン&すけさんのマレー伝統芸能腹話術「すけポッ君」は、よせばいいのに再び登場。「披露宴は雰囲気が予想以上に堅く、考えていったセリフの半分も言えなかったから」と身内の前で好き勝手しゃべりまくる「すけポッ君」に一同腹を抱えて笑うのであった。
右はKLから日本帰任かと思いきや一ヶ月後にバンコク赴任が決まったきんきち、メコン、malik、数字、のこの面々。という具合に3次会にもなると普段のオフ会と何ら変わらないノリのまま、夜はシンシンと更けていく。最終の電車に乗る人に合わせ一同店の外にでるが、まだまだ立ち去りがたい。「せっかくの新婚初夜なのにいいの?」という問いかけに「初夜はもう済んでるよ」というとがり。「
初夜=いたすこと
」だと勘違いしているとがてんを先頭にマターズ達は4次会の会場へと向かうのであった。
というわけで、とがてん結婚おめでとう〜
あたいもちょっとおめでたいわ〜
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