1998年
5月4日(月)
限られた
広告予算は
DIK
Wヘッダーの2試合目という不利を跳ね返し、見事に古豪を破ったJalanJalan。
最後まで気の抜けない厳しく、長い第一試合を終えた10分後には、この試合の「プレーボール」が告げられていた。JalanJalanの選手はみな疲れ切っていたが、「ミツイに勝つんだ!」という気力だけが彼らをグランドに送り込んでいた。実は開幕前からこの試合には特別な照準があてられていた。監督、主将にとっては因縁の相手、ミツイ。96年の総合優勝決定戦でそれぞれのリーグで優勝したミツイと監督、主将が所属していた「ピンクパンサー」が対戦。しかしながら、結果は終始ワンサイドの無惨な完敗。実力の違いを思い知らされた悔しい思い出がある。その"過去"を打ち消すべく「この試合だけは何があっても勝つ!」と監督、主将から檄が飛ばされ、ナインも彼らの思い入れをよく知っていた。
JalanJalan vs 三井物産(98/4/19)
チーム名1234567合 計
JalanJalan121250011
ミツイ00212229
  MVP〜ゆうた選手
Wヘッダーの2試合目とは思えない動きでヒット性の当たりをことごとく捕りまくり、再三チームのピンチを救った。打っても独特の「一本足打法」から繰り出すシュアなバッティングはキラリと光るものがあった。この試合最高の3打点も文句無しの殊勲選手だろう。若いっていいなぁ..


守備選手名打 席安 打本塁打四死球盗塁
1三塁笹木51000
2投手ぷよ54000
3左翼ゆーじん52000
4遊撃Jun53000
5捕手カズ53000
6一塁Mas42000
7中堅ゆうた43000
8二塁たか21000
8二塁山下20000
9右翼健さん22000
9右翼深沢21000
初回、JunのヒットでJalanJalanの勝ちパターンである先取点を獲得。続く2、3回と追加点を重ね4−0。その裏2点を失うもコツコツと得点を重ねるという相手にとってはいやーな試合展開だっただろう。この日の当たり屋Jun、ゆーじん、ゆうたがヒットを連ねる。第一試合で全くタイミングがあっていなかったMasにもようやくクリーンヒットが。いぶし銀、健さんもいいところで憎いばかりの仕事をする。それに応えるように4、5回が限界と見られていた「ガラスの右腕」ぷよが気合いの投球を続ける。
しかしながら、回を追う毎にさすがに疲れが見え始め、予想通り(?)、老体の監督、主将が「足つり」と空しい戦いを始めていた。必至に頑張るもののチームの集中力も落ちはじめ、終盤には当たりも止まり、失策を重ねてじわじわと追い上げられる悪い展開。そんな中チームを助けたのはカズをはじめとする高校生トリオ。彼らの全力で駆け回るプレーに何とか支えられ、滑り込みで「ゲームセット」を迎えることができた。 「勝ったー!」 しかし歓喜の雄叫びをあげる気力もなく、ゴールを切ったマラソン選手のように皆倒れ込んだ。
数十分後、冷たいビールを一気に飲み干した時にようやく「勝利の笑顔」がチームを包んだ。 そして、因縁の対決に勝利した喜びを噛みしめる監督と主将であった。ピクつくふくろはぎをスリスリとさすりながら...


ダブルヘッダーの2試合目ということもあって堅さは抜けていた。この試合も4点リードしての最終回の守りだったが、今回は体力に不安のあるぷよ岡本投手が 最後までよく踏ん張った。守りもそつがなかったし、打線もいい繋がりを見せて いた。毎年優勝候補の古豪相手にこれだけ余裕のある試合をできたことを見て も、いかに投打のかみ合いが大切かということがわかるだろう。この試合も外野 はよかった。特にセンターゆうたの好守が光る。外野のいいプレーでピッチャー が生き返るのだ。また目立たないところでキャッチャーカズが巧みなリードをし て守りをもり立てている。この試合は、キャッチャー、ピッチャー、センターを 結ぶキーラインの勝利と言える。




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