![]() | 1998年 3月17日(火) | 広告は やっぱり、やっぱし DIK | |||||||||||||||||||||||||||
![]() | がっぷり四つの攻防が延々と続き、1時間45分の息詰まる闘いとなった。(涙にくれる応援団↓) | ![]() | |||||||||||||||||||||||||||
初回3者凡退の後、今期初めての先取点を許した。しかし全く焦りはない。2回、たかしの通算5打席連続ヒット&盗塁、よりてる四球の後、Masの犠牲フライで同点、ゆーじんのヒットですぐに逆転だ。同点で迎えた4回、主将Junがランナー二人をかえす強烈な勝ち越し2塁打をライト線に放つ。そして、ベンチのイケイケムードに応えるように、エースぷよが今日も気持良さそうに「はんさむまきう」(本人命名)を投げ込む。 | ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||
そして迎えた6回、ランナー二人をおいて、またしてもJunがやってくれた。5点差に引き離す貴重な2塁打を得意の流し打ちできれいに決めた。(この男、今日は一味違う..) しかし、強豪JSKL(日本人学校)はそのまま沈黙を続けるような柔な相手ではなかった。その裏、勢いづくJalanJalanに怒涛のごとく反撃の火の手を挙げた。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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敢闘賞〜Jun主将 勝利もMVPも、そして何よりも副賞として用意されていた ![]() |
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チームのリズムは寸分の狂いもないまま、この「魔の6回」を迎えていた。しかしながら、体力と精神力に問題を抱えるエースに疲れが見えはじめ、次第に球は甘くなり制球力を失っていった。打ち込まれる![]() 一点ビハインドの最終回。先頭打者は監督Mas。何がなんでも出塁しなくてはならない事は本人が一番よく知っていた。「右だ、右に打っていけぇ〜」 主将の檄が飛ぶ。 | そしてカウント2-3から投じられた球が、左中間に強烈にはじけ飛んでいく。土壇場で飛び出した同点ホームラン。『苦しい時の大家さん頼み』とはよく言ったものだ。シュンとしていたベンチがにわかに息を吹き返す。「続け〜〜!!」 見せ場はさらにひろがる。カズ、たかの連続ヒットの後、今日ホームランを打っている笹木、当り屋Junと打順は続く。(いけるぞ...)みんなそう信じていた。 しかし... 天はすでに見離したのか、二人の強烈な当りはことごとく野手の正面をつき、勝ち越し点を奪うことはできなかった。この時点で1時間30分を経過しており、規定により延長戦はない。JalanJalanの勝ちはもうなくなっていた。「よくて引き分け」というのは守っている者にとって、底知れないプレッシャーを与える。いやなものだ。緊張感がグラウンドを走っている内に、気がつくと無死ランナー2、3塁。(まずい、後がない...)と思う間もなく、ライトライン際にポトリと打球が落ちてゲームセット。あまりにあっけない終わり方だった。 悔しい負け方だったが、強豪相手にチームが得たものも大きい。「フラれて人間強くなるんっす!」のエースの格言通り、このチームもさらに強さを増すことだろう。 |
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