1998年
3月2日(月)
広告のご用命は
やっぱり天下の
DIK
あまりに危なげないゲーム運びに、相手チームの声は最後まで聞こえてこなかった。
試合前からチームに硬さは全く感じられない。開始15分前の練習も相手チームを隅っこに追いやり、わが物顔でグラウンド全体に王者の風格を漂わせていた。いくら相手が前年度最下位とは言え、すでにこのチームは「初出場」の謙虚さなど持ち合わせていない。
前回同様にじゃんけんで勝った監督はニヤッと笑って「先行」を取り、得意の「先行逃げ切り」態勢は整った。
JalanJalan vs セーフティファースト
チーム名1234567合 計
JalanJalan10042018
セーフティ
  ファースト
00000213
今日のMVP〜たかし選手
春休みでマレーシアにホームスティ中のたかしは去年まであの丸亀商業のバリバリ高校球児だった。4打数4安打1本塁打のバッティングはその実力の違いを見せつけ、文句無しの殊勲選手。が、試合後Naoちゃんの投じる"直球"にはすっかり腰が引けていた。

守備選手名打 席安 打本塁打盗 塁
1二塁よりてる4100
1二塁山下1000
2左翼たかし4410
3遊撃Jun4100
4投手ぷよ4100
5一塁Mas4000
6三塁笹木3101
7捕手ゆーじん4210
8中堅深沢3100
8中堅佐藤1100
9右翼健さん3100
9右翼まさのり1000
初回一死後、初登場2番「たかし」がいきなり本塁打。全く開幕戦と同じスタートだ。続くJunもあわや左中間に抜けるという会心の当りだったが、好守に阻まれアウト。ぷよの通算6打席連続ヒットの後、この日最後までタイミングが合わなかったMasがショートゴロに倒れて初回終了。その後3回まで両軍無得点が続く。この日、JalanJalanは開幕戦の反動か、相手チームの緩い球にヒットを連ねることができなかった。しかし、それ以上に相手チームはぷよの投じる「山なり魔球」にタイミングが合わず、凡打の山を積み重ねていくのだった。守りのリズムは今日も完璧に近い。4回に笹木、深沢、健さんのヒットで塁上を埋めた後、またまた「たかし」が走者一掃の3塁打を豪快に放つ。

ここまでの話を総合すると「な〜んだ、助っ人たかし君で勝ったんじゃない!」なんて声が聞こえてきそうだが.... 違うとは言わない。でもね... チーム全体の一体感が「たかし」の一人舞台という印象を全く残さず、「全員で勝ち取った余裕の勝利」と素直に言える試合だった。後半「ゆーじん」のホームランでだめを押し、最終回はセカンドに入った「山下」が華麗にゴロ、ライナーをさばいてゲームセット。
日本遠征の為、開幕戦を見逃していたマネージャーtomoちゃんも、すっかり変貌を遂げた選手達のプレーに「あらいやだ、こりゃホンモノじゃない...」と驚きを隠せずにいた。チアリーダーNaoちゃん、そしてMrs.はらまきの声援もこの日の勝利を後押しした。


試合後、健さんが用意したヒエヒエのビールとtomoちゃんのおにぎりで一同乾杯!! 勝った後のビールはなんでこんなに旨いんだろう。15日にはリーグ最強の「日本人学校」教師チームと対戦する。ここに勝てば正に王者の冠を手にすることができる。すでに"勢い"という言葉だけでは語れないこのチームは、これから何をしでかすかわからない。

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