2001年
11月25日(日)号
アジア路線があるさ
JAL

開幕2試合目にして早速今シーズン初めてのダブルヘッダー。そしてこのダブルヘッダーを、先シーズン我々を総合3位に押し上げる原動力となった二人の速球投手、吉原、浜田を欠いて迎えることになったJalanJalan。言い換えれば「初めて素の戦力で戦う」この日、試合前からメンバー達には言い知れぬ緊張と不安が重くのしかかっていた。投手は梅原とJunの2枚のみ。今までのように完封スレスレで抑えきれる投手力がないとすれば、1点でも相手に得点を許さない守備、そして1点でも多く得点するチーム打撃、この二つに戦力の全てをかけるしかない。果たして苦境に立った時、チームは一丸となり気力が爆発、試合は予想外の展開を見せていった。

第2回戦第1試合、対バングラーズ戦では6打数5安打4本塁打という記録的な大活躍を見せた志村選手がMVPとなった。この試合でJalanJalanは34安打、7本塁打という驚異的な猛打を放ったが、志村選手が4本塁打で稼いだ打点はチーム内でもダントツで、3番の重責を十二分に果たしたと言えよう。開幕戦で目立たないながら4打数4安打を記録していた志村選手はこれで10打数9安打、打率9割で現時点のリーグ三冠王。初回表裏で15点という荒れ模様に相当の打撃戦を覚悟していたとがりも自軍の猛打に笑いが止まらない。

JalanJalan vs バングラーズ (01/11/25)

チーム名1234567合 計
バングラーズ61010  8
JalanJalan913105×  37
初回表JalanJalanの守備は明らかに上ずって、ガチガチに固かった。先発梅原の立ち上がりはけして悪くなく打者をうまく打ち取っていたにもかかわらず、思いがけないエラーが続き、一挙6点を奪われる。しかし、「こんなシーズン序盤で星を落とせない」という全員の切実な思いがそれぞれのバットに乗り移ったのか、その裏からの猛打爆発、毎回得点でワンサイドゲームに。JalanJalanの圧倒的強さを見せ付ける展開となった。


守備 選手名 打数 安打 本塁打 四死球 盗塁 通算打率
1 中堅 桜井 6 5 1 1 0 636(11-7)
2 三塁 小澤 6 6 1 0 0 1000(6-6)
3 遊撃 志村 6 5 4 0 0 900(10-9)
4 左翼 松原 3 2 0 2 1 600(5-3)
5 一塁 宮田 5 3 1 0 0 500(8-4)
6 右翼 一元 3 2 0 2 0 666(3-2)
6 二塁 川又 0 0 0 1 0 000(0-0)
7 捕手 櫛山 4 4 0 1 0 1000(4-4)
8 二塁 有賀 5 2 0 0 0 500(6-3)
8 投手 Jun 1 1 0 0 0 1000(1-1)
9 投手 梅原 6 4 0 0 0 666(9-6)
上位打線から下位打線までむらのない連打の数字が見て取れるが、3番志村の4本塁打が光る他、リーグ最強の1、2番コンビと言われる桜井、小澤で12打数11安打2本塁打と荒稼ぎ。久々に出場した主将Junも痛烈なピッチャー強襲で出塁するが、その裏お返しのピッチャー強襲を受ける。しかし、膝に当ったボールがダイレクトにキャッチャーに跳ね返り、本塁封殺のファインプレーはさすが。膝は痛い。
 

 

JalanJalan vs マコタ (01/11/25)
チーム名1234567合 計
JalanJalan21000115
マコタ02000024
この日第2試合、対マコタ戦は第1試合と対照的に1点差勝負の厳しい試合だった。その息詰まる投手戦を梅原の粘投が制する。そして最終回裏で2点を取られた後、2死2塁3塁、一打逆転サヨナラの場面で相手バッターの打った一塁線上小フライをダイビングキャッチの超美技でしとめたのも梅原だった。投打守での貢献が認められてこの試合、MVPを獲得。その他外野松原、宮田の好捕、センター桜井の本塁クロスプレイアウトを呼び込むレーザービーム返球などファインプレーの数々で投手を盛り立てる、まさに全員で守り切った勝利となった。

 

守備 選手名 打数 安打 本塁打 四死球 盗塁 通算打率
1 中堅 桜井 4 2 0 0 0 600(15-9)
2 三塁 小澤 4 0 0 0 0 600(10-6)
3 遊撃 志村 3 2 1 0 0 846(13-11)
4 左翼 松原 4 1 0 0 0 444(9-4)
5 一塁 宮田 3 1 0 0 0 455(11-5)
6 捕手 櫛山 3 0 0 0 0 571(7-4)
7 右翼 一元 2 0 0 0 0 400(5-2)
7 一塁 カズ 1 0 0 0 0 000(1-0)
8 二塁 川又 2 1 0 0 0 500(2-1)
8 二塁 有賀 1 0 0 0 0 429(7-3)
9 投手 梅原 3 2 0 0 0 666(12-8)
第1試合とうって変わって貧打に苦しんだ。相手投手の球の緩急の大きさに手を焼いた上、いい当りの打球でも敵内外野に好捕されるなど、マコタの守備力になかなか突破口が開けなかった。しかし、クリーンアップが少ない得点機に勝負強さを見せ着実に加点。最終回表、松原を返す宮田の2塁打が貴重な勝利打点となった。

 

ん〜、すごいですねー、スーパーな試合でした。私もようやく覚えました、木村選手。さすがの私でも一試合に4本もホームランを打てば覚えますね。あ、志村選手ですか。それにしても打ちましたね、JalanJalan。トゥーマッチって言うんですか?打ちすぎですね、ちょっと。少し相手にも分けてあげないといけないですね、マナーとして。見ている方は他人の赤んぼのビデオを延々と見せられているようで飽きますね。それに引き換え、2試合目は緊迫した実にグッドな試合でした。連打が期待できない、ビッグイニングが読めない、そんなゲームでは絶対ミスをしない、シュアに守り抜く、というセオリーを貫いた見事な試合運びでした。先シーズンに活躍した吉原、浜田という大投手の陰で、実はそれぞれの選手が着実に力をつけていたんですね。チームの総合力で優勝を狙える自力が育っていたということでしょう。本当にこれからの戦い振りが楽しみですね〜。もう、言うことナッシングです。


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