2004年
10月10日(日)
Sunday, Oct. 10, 2004

ワルシャワを立て直す
ORIX

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10月10日体育の日、KLソフトボールリーグは第31回目の開幕を迎えた。JalanJalan開幕戦のカードは、REDS。初戦から事実上のリーグ優勝決定戦が組まれた今大会、試合前からグラウンドは熱気と緊迫に包まれた。

試合はREDSの先制で始まったが、その後小刻みに加点するJalanJalanがじわじわと追い上げ、梅原がREDS打線を抑える一方で、6回裏にとうとう逆転する。ところが、最終回、勝利を目前にしたJalanJalanの隙を突くようにREDS打線が再び逆転。最終回裏、JalanJalanはスコアリングポジションに走者を進めながらあと1本が出ず、そのまま7対8で強豪REDSの前に屈した。これで対REDS戦は、引き分けを挟んで3連敗となった。しかし、今季Bリーグは強豪揃いの組み合わせとなったため、今後の動向は予断を許さない。 (写真は、ゲームセットに喜び合うREDSナイン。)


JalanJalan vs REDS (04/10/10)
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 合 計
REDS 3 2 0 0 0 0 3 8
JalanJalan 0 2 2 1 0 2 0 7

通算成績:0勝1敗
投手:梅原
安打:18 本塁打:志村(1号)
この試合を最後にワルシャワソフトボールリーグ移籍となった櫻井は、試合後チームメンバーから胴上げ。残念ながら最後の試合を勝利で送り出すことができなかったが、本人は4打数3安打と活躍。常夏から極寒の地へ渡るが、その活躍が期待される。記録が残っている2000年大会からの生涯成績は、打率0.597、本塁打11本。第29回大会ではチーム本塁打王に輝くなど、通じて主軸選手として活躍した。

第31回大会第1回戦個人成績
守備 選手名 打数 安打 本塁打 四死球 盗塁
1
左翼 野田 5 1 0 0 0
2
右翼 敷田 5 3 0 0 0
3
三塁 相馬 5 2 0 0 0
4
遊撃 志村 4 2 1 0 0
5
一塁 松原 1 0 0 1 0
5

一塁

高羽 2 1 0 0 0
6
中堅 櫻井 4 3 0 0 0
7
二塁 尾上 3 3 0 0 0
7
二塁 櫛山 1 1 0 0 0
8
捕手 池内 4 1 0 0 0
9
投手 梅原 4 1 0 0 0

18安打は、JalanJalan打線としてはけして悪くなかった。選手全員出塁も果たしているが、結果的には残塁も多く、勝負どころであと1本が出なかったことを伺わせる内容だ。しかし、初戦REDSの好投手相手に、これだけ安打が繰り出せたことは今後の好材料と言えるだろう。



開幕戦のハイライトシーン

(クリック&ポップアップ拡大可)

リードオフマン、野田。この人が
出塁するかどうかにかかる。

バッティング好調の敷田。
今シーズンも主軸の信頼を
寄せられる相馬。

大会一のスラッガー、志村。
今季初ホームランで出だし好調。

チーム一の選球眼、松原。
しぶといバッティングで苦しめる。

今季加入の期待の新人、高羽。
優勝の原動力となるか。

今日も4の3と活躍、櫻井。
来月からワルシャワに渡る。


3の3と出だし絶好調の尾上。

いぶし銀の櫛山。今季の
レギュラーポジションをうかがう。

今季、バッティングの復活に
期待がかかる池内。


池内とともに、バッテリーの
打撃復活なるか、梅原。


 

惜敗、もったいない、と取るか、完敗、力負け、と取るか、メンバーそれぞれ胸に秘める思いはさまざまだろう。それは次のREDS戦に向けて各自がテーマを持っていけばよい。しかし、過去のJalanJalanの負け試合から、ひとつの法則が見えてくる。初回で大きく取られ追いつけないケース。そして、最終回に取られ、同点、逆転されるケース。これは、ナインの気持ちが「点を取られないように」「大事に、大事に」と守りに入っているときに、ガタガタと失点の坂を転げ落ちているということだ。点と取られればとりあえず開き直れる、大量リードしていれば嵩にかかれる、これではいつまでも本当の強豪に勝つことはできない。どんな時にも攻めの気持ちを保ち続けることが大切だろう。リーグ戦はまだスタートしたばかり。強豪の多いこのリーグで最後まで優勝をあきらめずに進むには、前を向いて常に攻める。これだけや。


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