2004年
5月16日(日)
Sunday, May. 16, 2004

勝てなきゃだめでしょ?

高見盛

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第30回KLソフトボールリーグ第9回戦、JalanJalanの対戦相手は、王者の名前を欲しいままにする常勝MECOM。
 先月REDSとの戦いに敗れたJalanJalanは、王者との戦いに一矢を報い、今季残り2試合を全勝で終えようとこの試合に臨む。
 しかし、試合は、1回表からMECOM打者一巡の猛攻、11点と序盤から大きくリードを許す。1回裏は、敵投手の立ち上がりを攻め、ランナーを溜めながら2点を返すが、要所を抑えられ、
追加得点ができない。
 一方、MECOMは、梅原の速球、チェンジアップをおもしろいようにつるべ打ちし、3回までに20点と一方的な試合展開。
 JalanJalan打線は、2回以降、敵投手に完璧に抑えられ、連打すら出せずに0行進の沈黙。4回からリリーフにJunが登板し、MECOM打線を抑えるが、これもあとの祭り。JalanJalanは、1999年11月の開幕戦(対シルバー)以来、5年ぶりのコールド負けを喫し、今季、REDSに続いて2敗目となった。
(写真は、MECOMの連打に天を仰ぐ投手梅原)


JalanJalan vs REDS (04/5/16)
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 合 計
MECOM 11 3 7 0 1     22
JalanJalan 2 0 0 0 0     2
MECOM打線の破壊力は凄まじかった。梅原の速球はちょうど打ちごろと見て、バッテリーは、山なりボールへ配球をシフトするも、打ち損じなく、クリーンヒットを連ねた。リズムを崩した梅原からJunに継投し、本来のペースに戻るが、打線は最後まで敵投手攻略の糸口をつかめず、大差の惨敗となった。(写真は、試合終了後の挨拶で肩を落とすナイン)
通算成績:6勝2敗1分
投手:梅原 → Jun
安打:6本 本塁打:なし

第九回戦個人成績
守備 選手名 打数 安打 本塁打 四死球 盗塁
1
三塁 小澤 2 0 0 0 0
1
二塁 尾上 1 1 0 0 0
2
左翼 松原 1 0 0 1 0
2
左翼 野田 1 0 0 0 0
3

右翼

敷田 3 2 0 0 1
4
二塁 相馬 3 0 0 0 0
5
遊撃 志村 2 1 0 0 0
6
中堅 櫻井 2 1 0 0 0
7
一塁 坂本 1 0 0 0 0
7
一塁
西村
1
1
0
0
0
7
一塁
0
0
0
0
0
8
捕手
池内
2
0
0
0
0
9
投手 梅原 1 0 0 0 0
9
投手 Jun 1 0 0 0 0

初回を除くと2回から5回の4イニングで安打3本という激寒の状態。敵投手の速球には伸びがあるが、JalanJalan打線にとってここまで打てない投手ではなかった。気持ちが完全に萎縮してしまった結果だろう。


(写真は、打線唯一2安打複数安打を放った敷田。今季初のクリーンアップ)



第30回リーグ戦 JalanJalan通算成績
選手名 打 数 安 打 本塁打 四死球 盗塁 今季通算打率 前期通算打率
櫻井 35 15 0 4 7 428 625
小澤 28 14 0 2 9 500 483
松原 28 14 2 7 3 500 480
池内 16 4 0 4 4 250 541
志村 34 16 3 3 9 470 688
相馬 30 19 2 2 6 633 375
野田 24 9 1 5 7 375 500
梅原 19 7 0 2 0 368 300
櫛山 15 3 0 5 0 200 467
敷田 31 19 4 7 15 613 666
坂本 7 3 1 0 1 429 1000
13 5 1 4 0 385 -
西村 9 4 0 0 0 444 500
尾上 3 2 0 1 0 666 -
福井 0 0 0 0 0 000 000
松田 3 1 0 0 0 333 -
藤波 1 0 0 0 0 000 -
Jun 1 0 0 0 0 000 000

 

第九回戦打たれまくりハイライト

(クリック&ポップアップ拡大可)

三塁線右を計ったように抜かれる。
三塁ベースに当たる幸運なヒットも。
左中間の飛球を呆然と追う梅原。


三遊間真っ二つも多かった。


センター前のクリーンヒット。
これも三遊間。
またまた三遊間。梅原がっくり。


ひつこいくらい三遊間。梅原の
ポーズもひつこいくらい。

そして、また左中間弾丸ライナー。
 
三塁横ファールフライを小澤が
ファインプレー。 唯一の見せ場。
超久々の登板、Jun。

 

なす術がないとはこのことだな。ボクシングならコーナーに詰められて、防御が下がったまんま、ボコボコにされるってやっちゃ。前回のREDS戦の後、このコラムの最後に「気持ちを切り替え、一から出直すつもりで一発金星狙ってかなあかんで。」と書いた。だが、試合前からもう気持ちが「切れてた」って感じやったな。お陰で、ここまで積み上げてきた実績やプライドを更にズタズタにされた気分やろ。勝負は時の運や。力の伯仲したプロでも20点の差が付くこともある。ここは、くさらず、「ソフトはおもろいなぁ」とニンマリしながら再起を期さなあかん。とにかく、「勝負どころで実力を出せない」という弱点を全員で克服していかん限り、目標は遠くなるばかりや。今季勝負は後ひとつ。最終戦はきっちりとJalanJalanらしい試合をして、来季に夢をつなげ。



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