KL日本人会ソフトボールリーグ第7戦(対シルバー)は、JalanJalanの不戦勝という結果になった。同日開催されるF1グランプリの観戦にナインをほとんど奪われ、メンバーが集まらなくなったため、シルバーは事前にJalanJalan幹事長に対し、「棄権」を通達、審判団の裁定の元、規定通り、10対0でJalanJalanのコールド勝ちが宣言された。元来、炎天下正午からのダブルヘッダーという過酷なスケジュールに、コンディションをどう調整していくか悩んでいたJalanJalanだけに、試合当日前の「不戦勝確定」は、その悩みをも払拭、運も味方につけたチームメンバーは、第2試合勝利に照準を合わせて行ったのである。 その 第8戦(ダブルヘッダー2試合目)は、ベアーズとの対戦。当日は、ベアーズ側もダブルヘッダー2試合目であったが、JalanJalanと違い、1試合目をきっちり戦っている。その試合終了後まもなくのプレイボールで、表情には疲れが浮かんでいた。結果は初回から打者一巡で7点を奪ったJalanJalanが終始リードし、5回表、ベアーズの攻撃終了時に10点差以上をつけ、コールド勝ちを収めた。これでJalanJalanは開幕戦から8試合を戦い、7勝1分けと負け知らず。リーグ唯一の無敗チームとして、単独トップを死守、悲願のリーグ優勝に向けて再び駒を一歩進めた。 残り試合は3試合となった。
ダブルヘッダーの一試合をタナボタで勝利しただけに、ベアーズ戦の取りこぼしは許されない。ナインの気を引き締めるためにJun主将もいつも以上に気合を入れる。 初回の7点は順調に得点したが、その後、打線がつながらず、ポップフライも目立つ。守備にもちぐはぐさが出てリズムに乗れない。「ちょっとダレてんじゃない?今日のJalanJalan・・・」と不満の声を漏らすマネージャーのとがり。
1回表、ベアーズ、ポテンヒットなども含めた連打で、2、3塁とランナーを進めるも、落ち着いた梅原の投球と堅い守りで得点を許さず。その裏、志村、松原、久しぶりのアベックホームラン他、打者一巡で一挙7点を挙げたJalanJalanが試合の主導権を握る。その後も守りでは3回、4回の1点ずつとベアーズ攻撃を最小限に抑えながら、JalanJalanは着実に加点、3回裏終了時に13対1と大差をつけ、コールド勝ちへなだれ込む試合展開となっていった。4回裏はクリーンアップ、志村、松原、池内の三者凡退となったが、5回表、ホームラン性の当たりを松原が走りこみながら見事に好捕。裏の攻撃を待たずにコールド、試合終了となった。
対ベアーズ戦のJJ打線
二塁 /右翼