2003年
1月12日(日) 新年号
Sunday, Jan. 12, 2003

品質で応える
ICI-NOFマレーシア

ページ内全ての写真はクリック&ポップアップで大きい写真が見られます。

2003年1月12日、今年最初のゲームとなるリーグ第5回戦が行われ、JalanJalanはHITACHIと対戦した。

2002年はニッショウイワイを相手にコールド勝ちで終え、03年もそのまま勢いに乗って連勝を続けたいところ。HITACHI戦は今年1年を占う大事な試合だったが、展開はJalanJalanにとって極めて苦しいものだった。終始一点を争うシーソーゲームで、ひとつのエラー、一球の失投が勝敗を分ける息詰まる展開となった。HITACHIはここまで一勝もしていないが、強豪を含む全ての相手に接戦をしてきた、うるさく、しぶとい試合巧者。JalanJalanも楽には勝てないだろうという予測の中、この日は特にJalanJalanの打線が全くつながらず、試合終了まで予断を許さない流れとなった。また、HITACHIも6回の表、2アウト満塁の好機で決定打が出ず無得点、その裏、JalanJalan逆転のチャンスを与えてしまう結果となった。 JalanJalan、薄氷の勝利ながら、これで今シーズン開幕から5連勝。Aリーグ同じく全勝中のREDSと並び、リーグ勝ち点首位をキープしている。(写真は、しぶといHITACHI打線を相手に苦しむ投手、梅原)


JalanJalan vs HITACHI (03/1/12)
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 合 計
HITACHI 0 4 0 0 2 0 0 6
JalanJalan 2 0 3 0 0 4 X 9
久しぶりにJalanJalanが先制したが、ランナーを残したまま、後続が凡退。決定打の出ない中途半端な初回の攻撃となった。その後、HITACHIにあっさりと逆転された後は、絵に描いたような1点差のシーソーゲーム。JalanJalanはランナーを出しながらも後続が得点を奪えない苦しい展開。守備でも内野、外野の指示に不徹底があるなど、ちぐはぐな戦い方となった。6回の表をなんとか無得点でしのいだ後、ようやく上位打線の本塁打攻勢で試合をひっくり返し、そのまま梅原が最終回を抑え、HITACHIに辛勝した。


楽に勝てない試合が多くなってきたJalanJalanのマネージャー、とがり&ナナもタオルで汗を拭いながらの「冷汗」応援。試合後のミーティングでは、「もうこういう試合はやめてもらいたい!」と選手達に厳しい注文が飛んだ。
試合終了後、ダマンサラプレスセンターにて、恒例のMVP選考会が開かれたが、この日、目立った活躍をした特定の選手がどの記者からも推薦されず、勝利試合としては異例の「MVP該当者なし」という選考結果となった。

JalanJalanも試合後、勝ち試合後初めて、円陣を組んだ反省会を開き、問題点の摘出、今後の戦い方など全員が真剣に話し合った。(写真左)

第四戦個人成績

守備 選手名 打数 安打 本塁打 四死球 盗塁
1
中堅 桜井 4 1 1 0 0
2
三塁 小澤 4 2 0 0 0
3
左翼 松原 4 3 0 0 0
4

遊撃/二塁

相馬 3 1 1 1 0
5
右翼 宮田 1 1 0 1 0
5
右翼 櫛山 1 1 0 1 0
6
捕手 池内 5 1 0 0 0
7
一塁 野田 2 1 0 0 0
7
遊撃 志村 1 1 0 0 0
8
二塁 一元 2 0 0 0 0
8
二塁 川又 1 0 0 0 0
9
投手 梅原 3 1 0 0 0

この試合、打線で2安打以上が小沢と松原のみというお寒い状態。これではランナーを返し、加点していくことは出来ない。試合後の反省会で櫻井本人が一番バッターの出塁の大切さを言及していたが、ここまで打率8割のリーグ首位打者が果たしてきた役割がいかに大きかったかを露呈する結果とも言える。(写真は、6回裏にようやく出た主砲相馬の本塁打に安堵するJalanJalanチーム)


第29回リーグ戦 JalanJalan通算成績

選手名 打 数 安 打 本塁打 四死球 盗塁 今季通算打率 前期通算打率
桜井 19 13 4 2 0 684 634
小澤 17 7 0 2 4 418 484
松原 15 7 0 4 0 418 613
池内 20 19 1 0 1 500 654
志村 16 12 2 0 1 750 632
相馬 10 4 2 4 2 400 467
宮田 12 7 2 2 0 583 500
一元 6 2 0 0 0 333 308
山下 1 0 0 0 0 000 750
梅原 16 6 1 0 1 375 656
川又 2 1 0 0 0 500 600
櫛山 7 4 0 0 0 571 478
野田 14 7 0 0 1 500 -
福井 1 0 0 0 0 000 500
Jun 0 0 0 0 0 000 1000
とがり 0 0 0 0 0 000 000

 

今月のハイライト
(クリック&ポップアップ拡大可)

今月本帰国、引退試合となった一元


攻守に重圧のかかる池内
 バットの位置が高すぎる川又
打率を上げた櫛山
一人3安打と気を吐いた松原
2安打の小澤

本調子ではなかった櫻井
言語道断、遅刻の志村
今ひとつだった相馬

このバットの高さは宮田のストライク
打率変わらず、野田
少しずつ前季の調子に戻したい梅原

二盗阻止の瞬間、一元
敵陣前の小フライにマスクを
飛ばして ダイビング、池内
本塁滑り込みで貴重な生還、小澤
抜ければ本塁打をランニングキャッチ
の美技、センター櫻井
ゲッツーだ、まずワンアウト、志村
気迫の投球、梅原

 

今月のとほほシーン
(クリック&ポップアップ拡大可)

気持ちは外野へ、小澤
トドの横っ飛びも及ばず、志村
あ、またはじいちゃった、志村

三遊間とレフトの間に落ちる
打球は前に飛ばず、梅原
フェンス際まで追いかける、松原


悩んでいるようですねぇ、JalanJalan。これは勝ち続ける中で現れる、まあ、チームのスランプのようなものですね。チームの選手がひとつになればなるほど、選手の迷いがチーム全体の迷いになっていくのかも知れません。貧打の伝染は、その最たるものです。そしてこの壁も、チーム全員で乗り切って行かなくてはならない。もう一段、強くなるために。ゲーム後の反省会でも「集中力」が問われたと聞きました。打席に入るとき、守備で球を待つとき、走者として塁にいるとき、常に自分はどうすべきか、次に何をすべきかをシュミレートし、その一球に対して集中する。これはとても大切なことです。ともあれ、勝利の内容にこだわれるようになったことは、チームにとっても大きな前進といえるでしょう。それぞれの選手がそれぞれの役割を最大限こなせるようになったとき、チームの総合力は、マキシマムとなるでしょう。次のゲーム、期待してます。


に戻る