2001年
1月7日(日)号
リーシング
ORIX


この試合限りでJalanJalanを退団、住み慣れたマレーシアとも別れ、新天地台湾へと向かうTom。4番センターでスタメンに入り、4打数3安打1本塁打と大活躍。最後の1打席もあわや満塁コールド勝ちホームランかという大飛球を飛ばした。

今日も吉原のウインドミルが冴え、Tom、吉原、宮田の3本のホームランで一方的に試合を決めたJalanJalanは、なんと4シーズン目にして初の開幕3連勝。参加メンバーも17人(秘密兵器2人を含む)と今季最多。この勢いを止められるチームは果たしているのか・・・。
JalanJalan vs スミトモ(01/1/7)
チーム名1234567合 計
スミトモ00000101
JalanJalan021403×10
今日も快進撃のJalanJalanにとがりは大喜び。応援団席にははらまき、まさのりの他、近々試合デビューを控える朝(とも)ちゃんの姿も。Tomさんのヒットに女性応援団は更に盛り上がる。


守備選手名打 数安 打本塁打四死球盗塁通算打率
1遊撃桜井21000800( 5-4)
1遊撃梅原33000714( 7-5)
2三塁小澤32000500( 5-5)
2三塁カズ20000 285( 7-2)
3左翼松原40000307(13-4)
4中堅Tom43110 750( 7-5)
5一塁西尾31000400(10-4)
5一塁浜田20000 333( 3-1)
6投手吉原32110500( 6-3)
7捕手池内43000625( 8-5)
8右翼一元21000500( 2-1)
8右翼宮田22100400( 5-2)
9二塁智久10000000( 1-0)
9二塁山下21001500( 2-1)
後攻のJalanJalan、ウィンドミル投法の吉原は、相手先頭打者をいきなり空振り三振に仕留め、相手も声が出ない。味方なのに凄すぎてJalanJalanも声が出ない。2番打者も当たりそこないのピッチャーゴロ、そして3番も空振り三振とソフトボールとは思えない立ち上がり。それほど球は速く、かすることも難しい。この試合、監督役に専念し、ベンチに座ったJun主将は(なんでこんな選手がうちにいるの?)と現実がなかなか飲み込めない。しかし、いいリズムが打線にも火をつける。2回裏に池内、桜井らのヒットで先取点を挙げ、徐々につながり始める。そして4回、1番からの好打順に1、2番が出塁、4番Tomの本塁打で6点目を挙げ試合を決定付ける。6回には好投の吉原、宮田の本塁打を含む5連打で3点を挙げ、駄目押しした。ポップフライと三振を積み上げ、あわやノーヒットノーランか完全試合かと焦るスミトモは終始声があがらず、コールドゲームギリギリの一方的な勝負となった。

前回のコラムで投打のかみ合いを指摘したが、すぐに応答してくるような今シーズンのこのチームには驚かされる。クリーンアップでは松原、カズが不調の波から抜け出せないが、上位は上位の仕事をしっかりとした。私はTomさんとやらの退団騒ぎには興味はないが、彼の打撃は各選手手本とするところが多かったはずだ。大きくゆったり構えてセンターにシュアにはじき返すバッティングは正にソフトボール向きで、前季打率表彰選手となったのももっともな事なのだ。今日は各選手、開幕戦に比べると明らかに大振り、打ち上げスイングが目立った。今季は吉原、浜田といい投手が入り、試合の主導権を取りやすくなるだろうが、打線がそんな雑なことではメコム、三井などの強豪を倒すことは難しい。しっかりと打ち返す手本がなくなることが惜しまれる。

 



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