2000年
11月19日(日)号
旅の予約は
avenu

2000年11月から始まった新シーズン。10ヶ月にわたる長いリーグ戦もJalanJalanにとって4年目となる。過去3シーズン、総合ベスト10入りを逃し続けたナイン達は、「今年こそ」の思いを胸に開幕戦を初勝利。今シーズンの手ごたえを感じ、意気が上がった。

23チームが参戦するリーグ戦開会式

日本に帰国していたガラスのエース、ぷよぷよが、突然復帰。今シーズンを占う大事な開幕戦に4番ピッチャーで先発。投げては完投コールド、打っては4の3と完全復活を見せつけた。

「今年こそは勝ち抜く!」という気合のこもった声出し。チームの気持ちはひとつになる。

今まで見たこともないようなJalanJalanチームの大攻勢に、マネージャー兼秘密兵器のとがりは、過去の鬱憤を晴らすかのように喜んだ。

対戦相手のMCMタイガーは、今年初参戦のチームだが、多くの強豪チームを抱える松下グループのチーム。とにかく先制点を取ってゲームの主導権を握りたかったJalanJalanは、1回の表、先頭のよりてる、2番Junと連続ヒット。そして3番松原が今季初打席の3ランホームランで一掃。願ってもない滑り出しとなった。1回の裏をピッチャーぷよが無得点に抑えると、2回表は打者一巡9得点の猛攻でMCMタイガーの戦意を喪失させ、JalanJalanペースの試合展開となっていった。


初勝利に沸くチーム

JalanJalan vs MCMタイガー(00/11/19)
チーム名1234567合 計
JalanJalan4904421
MCMタイガー022206
2回から小刻みに点を奪われるも、ぷよの重い球にクリーンヒットや連打は生まれず、不安な場面は皆無。逆にJalanJalanは4、5回で8点を加え、一気に駄目押し、開幕戦から5回コールド勝ちという圧倒的な強さを見せつけた。


守備選手名打 数安 打本塁打四死球盗塁
1三塁よりてる43012
2遊撃JUN54000
3左翼松原53101
4投手ぷよ43010
5捕手カズ52000
6一塁西尾42001
7中堅梅原42000
8二塁小沢41000
9右翼池内11001
9右翼一元00000
この試合、ホームランは松原の第一打席1本のみと少ないが、短打を連ねる展開で点を重ねた。これは前シーズン後半からチームが体得してきた大振りをせずにシュアに打ち返すバッティングが結果を生み出し始めた形だ。2回表は先頭打者から8人連続出塁と初登板の相手ピッチャーにはまさに洗礼を浴びせた格好。長打でランナーを一掃されるより、短打で繋がれ、常にランナーを背負って投げる方が、投手そして守る側としては極めて苦しい展開と言えるのだ。

プロでも最も大事な一戦のひとつと言われる開幕戦は、各チームがこの日に照準を合わせてチーム作りをしてくる。オフをどう戦略的にこなし、ここへピークを持ってくるかが一シーズンの雌雄を決すると言っても過言でない。過去3年間、そのチーム作りが後手に回り、後半にようやくエンジンのかかるJalanJalanは、4年目にしてようやくその難しさを克服したと言ってよいだろう。ただし、体重を大幅に増やして球を更に重くしたぷよの助っ人と、対戦チームが初参加、初試合ということを考えると、必ずしも楽観はできない。ひとつずつ打っていくチームバッティングと無駄のない守りを維持し、第2戦をどう戦うかが本当の意味で今シーズンの戦力を占うことになるだろう。期待している。

 



に戻る