2000年 夏 マレーシアの旅  by あおば


(2000年8月10日〜16日)



 旅のはじまりは旦那様の8/12〜19の予定だったマレーシアへの出張でした。それに便乗して一緒に行く予定でしたが、突然旦那様の予定が変更になり旅行はおじゃん・・・。あまりにがっかりしている私の姿に旦那様はむりやり8/10〜16に夏休みを取って旅行を決行することになりました。そうは言っても時はすでに7月末!これから飛行機がとれるのか、ツアーにするにしても空いているかどうか、それに一人分の旅費のはずだったのに倍になっちゃうし・・・と思う間もなく、JTBの「えらべるとらべるクアラルンプール7」が幸運にもとれてあたふたと旅立つことになったのでした。


8月10日(木)

 前夜旦那様は深夜のご帰宅。睡眠時間2時間程度、ちょっとかわいそうでしたが、5:00には起きてもらいました。仙台市在住の私たちにとって成田空港は遠い。5:54仙山線始発に乗り、6:06の新幹線で出発です。駅弁の朝ご飯は久々です。 N`EXを乗り継いで成田空港第2ターミナルに10:00に到着。もう少し近いといいんだけどね。今回は日本航空で出発です。12:55クアラルンプールに向けて旅立ちました。約7時間のフライト、機内食は1回(まずい!)相変わらず飛行機では寝る私、延々寝る寝る・・・・ダーは相変わらず寝られない人でした。
 空港で荷物が出てくるのを待つ間両替をする。ちゃんと英語で交渉しました。2万円が690RM位でした。お迎えはカンさんという人ですごく日本語が上手でした。空港から約1時間でホテルに着きました。ホテルはクアラ・ニッコーです。とくにオリエンテーションもなくホテルでほっぽりだされる。部屋で荷物を解いて向かいのアンパン・ショッピングセンターで夕食を取ろうと行ってみたけれど、何にもない!(マックはあったけど)それでホテルに戻り、「弁慶」なるレストランでしゃぶしゃぶを食べました。味はとくにどってことなし、肉が厚かった。
 明日に備えてお風呂のあと寝ました。バスルームにシャワーブースがあって広々してグッドです。




8月11日(金)

 今日はクアラの街を散策。ホテルでブッフェの朝食を取ったあと、逸る気持ちを抑えられず早々に出発。KLCCまで歩く、5分くらいだったけれど、朝から熱帯の太陽は容赦なく照りつける。紫外線アレルギーの日光蕁麻疹もちの私にはつらい。
 KLCCからLRTに乗り、テキスタイル博物館を目指す(布ものが大好きなので)が見つからない。地図の場所は空屋・・しばしうろうろしたあげく、中にいた人に聞いてみるとここにはもうないとのこと!ガイドブックは最新のものを買ったのに、どういうこと!?
 仕方なくまたも歩いて美術館を目指すとそこも移転のあと、マレーシアって国は一体・・・・気を取り直してチャイナタウンのセントラルマーケットへ歩く、すでに汗だく、冷房を警戒して長袖のダーは後悔していた。セントラルマーケットでトイレに行くが有料だった。30C。マレー式トイレは和式トイレに似ていてあんまり違和感はない。
 「KETTYちゃん」とかなんか怪しげなもんがたくさんあって見ているだけで楽しかった。ここで買い物をすればよかったとあとから思った。スカーフとかも安かったし・・
 昼食はマーケットの近くで小さなメニューを出していた中華料理店で食べた。お昼の定食と杏仁豆腐のデザートで二人で25.3RM、安い!!チャイナタウンの屋台のあたりをぶらぶらするが迫力と喧噪にびびってとても買い物なんかできない。雰囲気を味わうのみにしました。
 暑さにめげていったんホテルに帰る。シャワーを浴びて一心地、明日のマラッカツアーを予約するが250RMと高い!コンシェルジェに聞いてみると90RM、英語ガイドのツアーに変更する。ついでにランカウェイの飛行機の手配を頼み、レンタカーも聞いてもらう。旦那はどうしても車に乗りたかったらしい。このときはレンタカー不調。
 KLCCへ散歩がてら出かける。伊勢丹でいい財布があり安かったので買う。ちょうどセールの時期らしくいろんなものが安くなっていた。そっちこっち見たあげく夕食は4Fのインド料理店で食べる。恐ろしく辛い!!でも旨い!78RM。昔九段下のインドレストラン「アジャンター」を思い出した。(インド大使館のそばにあった、今はないらしい)




8月12日(土)

 9:00出発のマラッカツアーへ参加。日本人はいない。外人ばっかり、しかもアメリカ人と言うよりは欧州の人々と言った感じだ。おみやげやさんを巡るのが多く東南アジアによくあるパターンかなってかんじだった。すごく観光化されていて混雑していた。
 オランダ広場のミュージアムに寄ってみたかったが、通りすぎるだけだったのが残念!昼食の中華は量もたくさんあっておいしかった。一人で参加している男性がいてさみしげだった。帰りの車の中は爆睡!
 夜の町中へと散歩に繰り出したが、夕食はまた中華になってしまった。エビを食いたかったが、伊勢エビは高い!100g80RMで800gとか言われる。何より二人ではとても食べ切れそうにないのであきらめ、車エビを二匹食べた。ここは利口福酒店とかいっておいしかったけれど少しお値段も高めだった。二人で211RMでした。ヒルトンホテルの前を通りかかるとダーはあきらめ切れないのか、レンタカーのオフィスをまた訪ねた。ここはAVISだった。親切なお兄さんが閉まっていたオフィスを開けて調べてくれたが「NOTHING」だった。小さな公園でショーみたいのをやっていた。ここでこの旅初めてのドリアンを目撃する。生ごみっちいにおいでウェッとなる。初めて嗅いだにおいだった。
 LRTの駅まですごく歩いた。工事中のところとかもあって通りにくかった。私はここで泥にはまった。新しいサンダルを履いていたのに〜!旦那に怒りまくる!道路の横断の仕方も慣れては来たけれど命がけだよなぁ。日本では片側3車線の路を横断する気にはなれないよね。
 ホテルに戻ると疲れ切って夜は早く寝ました。




8月13日(日)

 ダーリンは車が諦められず、今朝もレンタカー会社へ電話していた。とうとう予約できて、急遽キャメロン・ハイランドに行くことになる。本気かよまったく・・・!!!
 SMASレンタカーのオフィスはJL.MAHARAJARELAにあるのでそこまではタクシーで行く。地図を頼りにキャメロン・ハイランドへ出発。高速は快適、IPOHをイプーという旦那と(トヨタの車じゃないんだから・・)TAPAHまで高速で、あとは山道をキャメロン・ハイランドを目指してひた走る。すげ〜遠い!まだ着かない、まだ着かないと言いつつやっと着く。こんな山奥に街があると失礼なことを言いつつ、昼食はまたもや中華。おいしかったから許す。一つ発見、マレーではプリンをキャラメルというらしい。プディングじゃないんだね。
 マレーの人たちはとてもたくましいと思う。山奥に小屋をかけて住んでいても明るいし、しかものんびりとしていて心にゆとりを持って自然と共に生きているという感じがする。道路沿いにすごくたくさんの小屋があり、果物を売っている様子だった。
 すごく遠くてちょっといやになったけれど、彼らの生活の一端を見たことはとてもよかったと思う。クアラのような都会ばかりではないのだね。キャメロン・ハイランドはもしもう一度行くことがあったら今度は泊まってみたいです。スコールにあって道路にたくさんの木が倒れて、道をふさいでいるのには驚いた。そんなにすごい雨とも思わなかったけれど、「何故?」って感じだった。




8月14日(月)

 クアラの交通渋滞は恐ろしい。昨日の夕方ホテルまでの道のりも怖かったけれど、レンタカーを返すための朝の路も本当に恐ろしかった。時間との戦いだから余計焦りました。すっごい遠回りをし、ホテルまで一度戻って振り出しに戻る、をやったあげく何とか着きました。今日はランカウェイに行くのでスバン空港まではタクシーでした。ここって一般道だよねって思いつつ、100KMのスピードでとばすお兄ちゃん運転手に顔を引きつらせながら空港に着きました。時間的には余裕でした。
 ランカウェイはよく晴れていて、またレンタカーを借りましたが、空港にカウンターがあってお姉さんたちが数人呼び込みをやっていました。半日でいいと言ったら120RMを100RMにしてくれましたが、あとで思うともっと値切ればよかった。車は日産AD.RESORTでした。なかなか年季の入った車でぎぃぃいいとか鳴いていました。
 まず、ビーチへ!足をじゃぶじゃぶさせていたらアイランドホッピングに勧誘されましたが、時間がないし、ドライブしたいからと断りました。でも、お値段はすごく安くて日本で買ったガイドブックのオプショナルツアーの1/6以下でした。やはりツアーは現地に限る。(250→40) ビーチに面したホテルで何となく鼻の利いた「ラナイ」と言うホテルのビーチサイドテラスで昼食、ハンバーガー、サンドウィッチ、スパイシーステーキを頼み、ミネラルウオーターの大きいのを頼んで45RMくらいだった。いつかランカウェイに来ることがあったらここに泊まろうと決意したのでした。とてもいい雰囲気のホテルでした。イタリア人のナンパ野郎がいたけれど・・。
 ランカウェイの観光名所はそう多くはない。レジェンド・ランカウェイは人気がなかったし、マスリ王女のお墓もそうでした。ダタイ湾の方へ行ってダタイでジュースを飲みましたが、高級ホテルなので緊張しました。よいドライブでお猿さんとも会いました。道路沿いにゴムに木が栽培されていました。ランカウェイは交通量も少なくのどかでとてもいい島でした。念願のバディックを買いましたがここでもっと買うべきだったとあとで悔やみましたが、本当にこれが後の祭りです。安くてよいものが多くありました。
 21:15の飛行機でクアラに戻りましたが、行きとは違ってKLIAでした。タクシーチケットで66RMホテルまで戻りました。タクシーの運転手はインド系の人でしたが、すごく無愛想で一言もしゃべらないので何か気まずい雰囲気が車内にありましたが、旦那は疲れていたのか寝てしまいました。私も眠たかったけれど、見知らぬ運転手さんの車で(当たり前だって)不安だったのでとにかく頑張って起きていました。120KMで飛ばすので、寝ていられませんでしたよ。




8月15日(水)

 今日はラストの日です。と言っても飛行機は23時。18:00までチェックアウトすればいいとのこと、そして集合は20時です。今日も今日とてカントリーサイドツアーにでかける私たち。バツゥ・ケイブを目的地に変なツアーに参加しました。ピューター工場、虫やサソリを飾り物に加工する工場、バティック工場を見学した後、バツゥ・ケイブへ到着。写真では見ていたけれどすごい階段。へろへろになりながら昇りました。お猿さんがたくさんいてしっぽに触ってしまいした。でもお猿さんは振り向きもしませんでした。餌を持っていかなかったからでしょうか。ここはとにかく暑かった。タンクトップになって肩を日焼けしてしまいました。日光蕁麻疹も出てしまいかゆいです。 パークロイヤルの前でバスを降りて、昼食はまたまた中華、飲茶でした。食べ放題で20RMお安いですねえ。そのあとスンガイ・プラザで足裏マッサージを予約するが、1時間後予約が通っていなくて、訳が分からない状態。「3時に来たときに、1時間後って言ったじゃない、ふざけないでよ、もう帰るわ!」と英語で啖呵を切って帰ってきました。我ながら英語でも気が強い・・・
 ホテルに戻ってダーリンが気を使ってくれて、5Fのスパでマッサージを頼んでくれました。中国系のマッサージ師さんでした。もちろん英語でのやりとりでしたが、いろんな話をしました。胃が弱いと言われ、足ツボをアドバイスされました。痛いけれど気持ちのいいひとときでした。
 18:00にチェック・アウトしてからKLCCで最後の夕食。コースで食べましたが量が多くて全部は食べられませんでした。百盛というお店でダーの綿パンとパパのお土産のネクタイを買いました。
 空港でも少しだけお土産を買いましたが、私たちはあまり買い物に血道を上げるたちではないので、かかるお金はほとんど食事なんだよね。
 飛行機は前が広いところだったので足が伸ばせて楽でした。私はせっせと寝ました。楽しい旅行でした。もう一度は来たいものです。今度はビーチリゾートに滞在したいです。



                               ( by あおば )



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