まさのり&はらまき結婚披露宴


めて二人が出逢ったのは、1997年4月6日から始まるはらまきのマレーシア旅行だった。その時の様子は、「マレーシアでBBQオフ会だ」にも登場する。その後、マタハリルームやメール、電話で距離を超えた愛を育みながら1998年1月1日、二人は静かに入籍した。そして1月下旬、新婦はらまきは会社を退社すると新郎まさのりさんの待つマレーシア・サンウェイへとやってきた。まさのりさんが日本へ帰任する5月初旬までの短い滞在ではあるけれど、憧れのマレーシアでの新生活は幸せ一杯だった。だけど気がついてみると、慌ただしい生活の変化の中で二人には披露宴をする時間も取れずじまい。ここはひとつマレーシアの思い出にみんなで披露パーティーオフ会を開こうじゃないのっとKLの仲間達の声が高まる。そしてマレーシア国立交響楽団ホルン奏者、Limeさんが自宅を会場に提供しましょう!という天晴れの一声で一気に実現の運びとなっていった。パーティーはみんなの会費から料理、ケーキを調達。持ち込み大歓迎の手作り披露宴だ。メニューは、お寿司、天ぷら、鶏の唐揚げ、焼き肉、おでん等々といった日本物とロティチャナイやミーといったローカル物が渾然一体となり、集まった連中の食欲をくすぐるのであった。




 出席者は総勢40名。日本人やマレーシア人の友人達、スチュワーデス物語からKEIさん、YOKOさんもお祝いに駆けつけ、始まる前から大変な賑やかさだ。ほぼ全員集まったところで一応形だけ、新郎新婦入場!となる。結婚行進曲ピアノ演奏はLimeさんという豪華キャスト。二人の登場に会場は拍手喝采に包まれ、「もうこれ以上照れられません」といったまさのり&はらまきの顔。






 ピアノの調べの中、二人はみんなの間を縫ってにわか作りの高砂へ。ぺこりとお辞儀をすると「いよっ」とか「このやろぉっ」といった声もかかる。式次第なんていうものはなく、盛り上がりの中で「ケーキ、ケーキ」と声がかかるとすぐにウェディングケーキ入刀となっていく。ケーキは数日前からバングサの明治屋で特別注文したイチゴのショートケーキ・ウェディングバージョンだ。Limeさんのキッチンから一番それらしいナイフにリボンを結んだ即興ものだけど、けっこうきっちりケーキ入刀になっていて「カメラをお持ちの方はどうぞ前の方へ・・」といった雰囲気満点。
 ケーキカットが済むと乾杯。これはやはりマタハリの重鎮kaobalさんの出番。彼の若い頃の男女の出逢いと比較した秀逸なご挨拶。まさに時代はデジタルやねぇ、としみじみ・・・。



 乾杯が済むといよいよ飯にありつける。新郎新婦入場から乾杯終了までせいぜい10分だから「こりゃええ、こりゃええ」ということになる。各自自分の皿に第1ラウンドの料理を取り終えると近場の人たちとのおしゃべりに花が咲く。ここからはもう披露宴というよりオフ会だ。これだけ集まると「初めまして」の人もたくさんいるけどかまうこっちゃない。だいたい名前を聞けば「あぁ、あの」ということになるんだからね。左の写真は、左からイタリアハネムーンの途中でマレーシアに寄ったとがり&てんこう。その右が、鹿児島大学からのマラヤ大学への語学留学生、naoちゃん。あなたはどうしてそんなに派手なのか。その右が、シンガポールからわざわざ駆けつけたMengMeng君。KLオフ会は初登場。そしてはらまきという面々。右の写真は、コンコルドホテルのYUKIKOさんとJun's娘の千朝。鉄板焼き肉を頂きます中。



左の写真は、女性陣。左からマレーシアン・チャイニーズのイーさん。そしてこちらもOLを休職してマラヤ大学に語学留学中のあいるさん。一番右がご存じ、今夜も食べに来ましたのtomo女王。食べ物が並ぶテーブルを挟んでおしゃべりする男性陣は、左から実業団バレー、仲田選手、新郎まさのりとMas。こういう光景を見ていると食べてしゃべるというのは人間の幸福の根元ではないかという気さえしてくる。






エンターテイメントの部

喰って飲んで腹が埋まってくると、ちょっとドロンとした感じになってくる(ナンジャそりゃ)。飲めない酒を勢いで飲まされた新郎まさのりも赤い顔をして「なんじゃい、喰いに来るだけじゃなくて少しは主役を楽しませんかいっ」と目が座ってくる。はらまきも「私も酔ったぁ〜。なんかせんとここで寝るじょ〜」と煽る。しかし大丈夫。マタハリは、その個性と芸の層の厚さでは定評がある(どこで・・)。早速、大余興大会といきましょうとトップバッターで出てきたのが、YOSHIさん。風貌からは全く予想できない見事なサックス演奏。曲名はよくわからないけど、これはもうすごいっ、うまいっ。Limeさんのピアノ伴奏とともに会場は即席コンサート会場に早変わりする。






次に登場したのがスチュワーデス物語のKEIさん。マレーシア航空の歌って踊れる芸能スチュワーデスとは彼女のことだ。機内での「もしもこんなお客さんがいたら」や「もしもこんなエマージェンシーに遭遇したら」などなど、機内アナウンスを披露しながらドリフばりのパフォーマンスに会場は大喜び。う〜ん、マレーシア航空はやっぱりよいねぇ。そして次に出番がかかったのは、実業団バレー、松下チームでその名を馳せた仲田選手。今はコートを離れてマレーシアで勤務中。日本バレーボール界の裏話を軽妙な語り口でバサバサ切るバレー漫談はもうプロの域。「・・それからね、某河合選手ね、彼はね、けっこうセコイんでっせ。こういうことがありましてん・・・」と始まると会場は大爆笑。マスクはどこまでも甘く、現役引退とともにタレントになるべきではなかったかと誰もが思うのであった。





スチュワーデス漫談とバレー漫談で少々笑い疲れたところで登場となったのが、28歳独り者ぷよぷよ仮面。彼が見せるのは、余興の古典、余興の王道、コンパの女落とし、「コイン手品」であった。客を引かせることにかけては、「日本のてーかマレーシアのぷよか」と言われるだけにJun&Masも不安を隠せなかったが、お客の「今日はおめでたい席だから」という暖かい理解もあって場は盛り上がっていった。よかったよかった。その後、はらまきを含めて「マタハリ3女王」と呼ばれたとがり&tomoが、まさのり、はらまきおのろけ暴露大会を開始。結婚に向けた二人の相談役にもなっていただけにネタには事欠かない。やはり新郎新婦のなれそめというやつは、こういう形の方がわかりやすい。
そして出し物のトリとなったのが、コンコルドホテルYUKIKOさんの歌。彼女は、KL商工会議所の大忘年会のステージでホィットニー・ヒューストン「I will always love you」を歌い上げ、会場を魅了した歌唱力の持ち主。全く芸達者が揃っている。



エンターテイメントの部も無事終了したところで、新郎新婦に花束の贈呈。そして、全員からのお祝い寄せ書きだ。同じく、JalanJalanで知り合った二組目のカップル、てんこう&とがりにもみんなからの寄せ書きが贈られる。まさのりとはらまきからみんなへのお礼の挨拶があり、会場は幸せの喝采に包まれた。古くからの友達や親戚一同というのもいない不思議な披露パーティーオフ会。JalanJalanやたまたまマレーシアで会ったという縁だけど、みんな心から祝福してる。こんなオフ会でもマレーシアの思い出にいつまでも楽しい幸せな家庭を作っていってくださいね。結婚、おめでとー!






おまけ


ぶっちゅ〜やで〜


てん:あれ、なんかしてるよ   

とが:ちょっと変なこと
   考えないでよ   
てん:ん〜、僕らもしようよ〜
   恥ずかしくなんかないよ〜

とが:それはあんただけなの〜 
てん:ほ〜ら、つかまえたぁ   

とが:ほんと、たすけて  
てん:ぶっちゅ〜

とが:いたい


に戻る