ティオマン島

ィオマン島はかつて、映画「南太平洋」の舞台となった"バリ・ハイ" のロケ地としても知る人ぞ知る美しい島である。Gunung Kajangという山を中心に島の大半はジャングルに覆われ、海岸は切りたった崖に囲まれている。西側に広がる海岸線だけが唯一人を寄せ付け、高級リゾートからお手頃価格のシャレー等がその美しい海岸線に点在している。


・ティオマン島へのアクセス
クアラルンプール(KL)からの行き方には、東海岸(メルシン)に出てボートで行く手もあるが、これは片道何だかんだで6〜7時間かかってしまい、あまりお薦めではない。早く現地に着きたいので飛行機を利用する事にしよう。ペランギ航空が日に2回ティオマンを往復している。ペランギは国内専門、それも小さい空港専門の飛行機会社で、すなわち飛行機も当然小さいのだ。ティオマン便は飛行機というよりは大きめのセスナという表現が適当だろう。定員はパイロットを入れて20人。勿論スチュワーデスには会えない。自給自足の上、トイレもない。搭乗前に必ず済ませておこう。さすがに窓は開かないから...。飛行時間は約1時間。快適!?とは言えないが、18人のお客様と2人のパイロットが一体となって(席から操縦している機長が見える)飛んでいく中々オツな空の旅だ。着陸はこの空の旅のクライマックス。一番盛り上がるところだ。先程言ったとおり、ティオマンは平らな所が少ない。山に突っ込んでいくと思わせたところで右90度に急旋回して一気に着陸する。ちょっとした遊園地よりスリルがある。滑走路は300m位で周りはジャングル。南の孤島の前線基地といった感じだ。(見たことあるの?)空港は田舎街のバス停のような雰囲気。料金はKLとの往復で大人 RM222 (約¥9,500)、子供は半額。なにせ18人で満席だから、予約は早めにしておこう。


・宿泊
宿の取り方には二通りの選択がある。家族、恋人とゆったりとリゾート気分を満喫するのか、きれいな海があれば他はいらないというダイバーもしくはドンチャン派か。前者なら、Berjaya Beach Resort で決まり。後者なら、空港の近くの村「SALAN」にあるSalan Indah が安くて(エアコン付き2〜4人部屋で一泊¥7,000前後)食事もおいしく、スーパーも隣接していて便利だ。他にも小さな村にシャレーやバンガローが点在しているので安い所は多いと思うが、取りあえずこの2件が便利でお薦めだ。今回は利用客の多いBerjaya Beach Resortを中心に紹介したいと思う。空港から迎えのワゴンで5分位走ると2階建てのシャレーが点在するBerjayaに着いてしまう。チェックインを済ますとバギーに乗り、自分のシャレーへ。2階建ての建物の1フロアーが滞在中の城となる。部屋のファシリティーは100%揃っており、不便さはまるでない。シャレーはレストラン等が集まるセンタースペースを取り囲むように海岸線に広がり、目の前の海が自分のプライベートビーチとなる。中華、洋食等レストランが4つの他、バーラウンジもある。こじんまりとしたプールに18ホールのゴルフ場、マリンスポーツ何でも受付相談所、近くの小島に行く船着き場と一応ビーチリゾートを楽しむ施設は全て揃っている。料金はデラックスツィンでルームチャージ一泊税込みで RM390 (¥17,000)食事別。


・お薦めスポット
ティオマン本島の海もきれいだが、沖に浮かぶ小島の周りはさらに美しい。滞在中に一度は本島を離れてみたいもの。西側海岸線ならどこからでも見える無人島コーラルアイランドは真白な砂、透き通った海、珊瑚礁と申し分ない美しさだ。シュノーケリングを存分に楽しめるだろう。人が到着してしばらくするとジャングルの中から1m程の大トカゲが歓迎セレモニーの為に出てくる。決して人に飛び掛かることはないそうだから心配ないので記念撮影を...。ベルジャヤからもサランからも一人 RM35 (¥1,700)位で往復してくれる。ベルジャヤの場合、ホテルのオプショナルカウンターに頼むと毎日決まった時間に往復しているボートを予約できる。しかし、カウンターに行かずに直接マリンスポーツハウスに行くとより安く交渉できる。ちなみに今回、コーラルアイランドだけでなく、この後紹介するスポット等を計5箇所、朝9時から午後3時までボートを4人で貸し切り、2人のガイド付きでRM250 (¥11,000位)でした。時間の融通もきくし、人数が揃えばこの方がずっとお得!! 何事も抜け道ありで交渉次第。お次のスポットはモンキーベイ。(写真右)これはサランの少し南側にある静かな入江でその透明度と魚の多さは素晴らしいの一言。ボートでしか行けない入江だが小さな砂浜もあり、軽食を持ってゆっくりしたい所。今回は昼食をサランの名物レストランで取るべくボートをランチタイムにサランに向けた。サランの海もきれいでそのまま泳いで行ける所に美しいシュノーケリングスポットがいくつもある。今回昼食を取ったのはローカルに人気のロティチャナイ(インド風パンケーキ)のお店「Rasa Sayang Cafe」(写真左)プレーンのロティの他、チーズ、ガーリック、クリームなど7種類のロティチャナイが楽しめるという珍しいお店だ。飲み物込で一人当り RM5(¥220)とベルジャヤの軽食の1/5程ですむし、美味しい。やはり、食事はリゾートホテルよりもこういった所が旨くて安い。

今回ご紹介したのはティオマン島の魅力のほんの一部にすぎない。この他にも山間にある美しい滝や、静かな珊瑚礁の入江もまだあると聞く。日本では馴染みのうすい島だと思うけどJalanJalanのお薦めスポットの第一弾に相応しい素晴らしい所だ。5月〜9月迄がベストシーズン。ハワイに飽きた方、アジアを見てみたい方、さぁすぐに行ってみよう!! ついでにKLでJalanJalanの二人と一杯!! いつでも歓迎するよ。




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