この時、私達はスッポンポン状態。後から聞くと、シャワーの所に置いてあったタンクトップとショートパンツを着たまま入るらしい。それを聞いたときには赤面する思いだったが、誰もいなかったが故に"初心者"の私達の思惑だった"見よう見まね作戦"が通用しなかったのだ。悪しからず...。やっと極楽ジャグジーから出た後はサウナへ。ドライに10分、スチームにも10分。スチームサウナは初体験だったが、汗なのか蒸気が肌に付いているのか見分けがつかない。でもドライと違って鼻にもノドにも良さそうでこれまたグ〜ッ!!でした。
悲しいものがあった。
気がつくと体格のいいお姉さんがフットマッサージの準備を始めていた。私達はゆったりとしたソファーに座って足を投げだしているだけ。いかにもフットマッサージの達人といった感じのお姉さんがおもむろに足にクリームを付け、仕事に取り掛かる。親指と人さし指、中指の第二関節の所に大きなタコができている。そこを使ってマッサージをするからだ。まさに職業病!! これじゃ、お休みの日に指輪もできないわねなんてくだらない事を考えていると、「うぅっ...」 痛いのか、気持いいのかきわどいところで、顔がゆがむ。我慢できずに「いっ痛い!!」と叫ぶと「そこはすい臓が悪いから」と言う。痛い所でその人の悪いところがわかるというわけである。痛さと快感はとなり合わせなのだと痛感した体験だった。しかし、終わった後はやたらとホッカホカして、いかにも血行が良くなったという気がして快感、快感。
飲み干すまでお盆をもってそこに立っているのである。「えっ、これを全部飲まなくてはいけないの?!」と思いながらも飲み干すと、安心したように空のグラスを下げ、また新たにもう一杯運んできたのである。 お願い... 勘弁....
マッサージはこの上からなので安心した。フットマッサージのように直接素肌にあたったら、私は笑い死にする危険を感じていた。天井のバーはそこにオバさんがつかまって、背中や腰を足踏みマッサージする為のものだった。バーへのぶら下がり具合で力の加減をしているようで、これが最高に気持ち良かった。思わず「ウォーッ」とか「クゥーッ」と声を発してしまうのだが、一歩間違うととても怪しい...。さりとて、何の反応も無しだとオバさんもやりがいがなかろうと、リラックスしているようで案外気を使ってしまった。これも不慣れの為であるから致し方ない。45分の極楽はあっと言う間に過ぎていった。今回、私達が精算時に支払ったのが、税込みでしめてRM270(¥12,000)也。
内訳はこんな料金システムでした。これに税・サービス料で15%プラスされます。(私達の受けたフェイシャルは"カスタマー"でした。)
| 内 容 | お値段 | ||
|---|---|---|---|
| 入場料 | RM43 | ¥1,935 | |
| フェイシャル | (ジェネラル) | RM68 | ¥3,060 |
| (カスタマー) | RM98 | ¥4,410 | |
| フットマッサージ | RM30 | ¥1,350 | |
| ボディマッサージ | RM68 | ¥3,060 | |