ランテンガ島
(ブルーコーラルアイランド)

「青い珊瑚礁の島」と呼ばれるランテンガ島。白い砂浜から輝くエメラルドグリーンの海へ入っていくとそこには一面の珊瑚礁が島を取り巻き、その上を天然色の魚たちが踊るように戯れる。「私だけの南の島」と思えてくる隠れ家的ビーチには人影も疎らで、静かな潮騒だけがいつまでも続いている。

 

 

  • ランテンガ島へのアクセス
    ランテンガ島はマレー半島の北東海岸に位置するクアラ・トレンガヌ沖に浮かぶ。近くにはレダンやプルヘンティアンなどの島もある。出発は久しぶりにスバン空港(KLIAができるまではここがクアラルンプールの国際空港だった)からマレーシア航空国内線でクアラ・トレンガヌへ。飛行時間は約45分、あっという間の到着となる。

 

 

 

久しぶりのスバン空港、ターミナル3の出発ロビー。

久しぶりに機外タラップから機内へ。

クアラトレンガヌ空港は小さな田舎のたたずまい。

飛行場からは車で約25分、椰子の木に囲まれたカンポンの生活を見ながら島へ渡るボートの船着場へと向かう。道端に牛や山羊などがウロウロしていてどこまでも長閑。

船着場にはここからトレンガヌ沖の島々に渡る旅行者がたくさん出航を待ったり乗り込んだりしている。レダン島カパス島プルヘンティアン島ランテンガ島などに向かうのだ。船着場にはTシャツやお土産雑貨を売ったり、ココナッツジュースを飲ませる露店(写真下真中)がいくつか出ている。ちなみに実を割って飲むココナッツジュースはRM2(約60円)。ここで要注意なのは乗船。右下写真のように膝下まで水につかりながら、というボートもある。日本から直接来た旅行者たちは皆ここでうろたえていたが、できればここに来る前に短パンにビーチサンダルといった準備をしておこう。

この20人ほど乗れるスピードボートで約40分。青い珊瑚礁の島、ランテンガ島に到着する。という感じでアクセスはとても簡単。

  • 宿泊
    島に唯一ある宿泊施設はブルーコーラルアイランドリゾートだ。眩しいくらいに美しいビーチの桟橋に近づくと、マレーの伝統的なシャレー造りの建物が迎えてくれる。

波打ち際に突き出た桟橋に横付けする。 ブルーコーラルアイランドリゾートの入り口。自然と建物のバランスがいい。 リゾートのフロント。いろいろなリクエストはここで応えてくれる。

部屋は独立したシャレーの他、リンクタイプのシャレーもある。 シャレーのベランダから外を眺めながらゆったりとワインと読書。 室内も手入れがよく、清潔。バスルームにバスタブはあるが、お湯は貯められない。

シャレー達の真中にゆったりとしたプールがあり、夜間も楽しめる。 リゾートのレストランが唯一の飯場(笑)。朝食、夕食はビュッフェスタイル(バイキング式)だが、アラカルトメニューもある。 プールビューのシャレーからは部屋で着替えてそのままジャボン。なんとも贅沢。
  • ランテンガ島
    ブルーコーラルアイランドリゾートのすぐ前は大きく開けたビーチ。椰子の木陰にビーチチェアが並ぶが、もともとあまり人に知られていない島。人影も疎らでビーチ独り占め状態。砂浜はパウダーのように細かく白い。波打ち際から薄ーいエメラルドグリーンで始まり、沖に向けて濃い藍にグラデーションしていく様があまりにも美しい。



 

まさに独り占め気分のビーチ。

水に入る前から魚たちが見える波打ち際。 こんなところでぽっかり浮かんでいたら、全てのことを忘れてしまいそう。

ここは知る人ぞ知るダイバーズパラダイスでリゾートでもレストランのすぐ隣にあるダイビング小屋でお手伝い。ここには日本人美少女ようこさん(右下写真の左)とりょうこさん(同じく右)がいて何でも気軽に相談に乗ってくれて安心。
ある日、JalanJalanが波打ち際でシュノーケリングしていたら、小型のサメが泳いでいるのを発見。そこは人の腿(もも)くらいしかない浅瀬だが、これはもしかしたらダイバーが一生に一度見られるかどうかというあの「ダイバーの夢」、ジンベイザメではないかっ!?と緊張に体が震える。ジンベイザメは3尾で泳いでおりJalanJalanはこれを追跡。ところが彼らは人の脛(すね)くらいの浅瀬にまで泳いで行くものだから、真面目に追いかけていたJalanJalanはあまりの浅さに鼻を珊瑚で擦るというシュノーケラー(あんのか、こんな言葉)にあるまじき痴態。さすがジンベイ、したたかだ。浜に上がってダイブ小屋のりょうこさんにこの大事件を報告すると「ああ、それはスマグロと言って、とてもおとなしいサメですね」と、とても優しく笑顔でガッカリさせてくれた。このリゾートはモンスーンシーズンに入るため、11月からクローズ。だから彼女たちもそれまでここでお客さんのお世話をしているとのことだ。

その他、リゾートでは毎日午前中にフリーのシュノーケリングツアーを催し、ダイビングをしない人たちへもその海中の美しさを見せてくれる。

シュノーケリングのポイントには大小様々な形の珊瑚が生息していて、そこにおびただしい種類と数の魚たちが戯れている。どうしてこんな美しい色が生まれたのだろうと自然の驚異に感嘆するばかりの魚たち。

リールに巻いた糸を錘と餌と共に海に垂らすだけのフィッシングも楽しめる。ポイントにはまると面白いように釣れる。その日の収穫は、スタッフたちがレストランのキッチンで特別に調理してくれ、ディナーのテーブルにサーブされる。この日の魚はマレー語でリッキ。ディープフライにした後、チリとスパイスを絡めたソースでピリッと味付けした誠に美味しい逸品で心から満足満足の夕べとなっていったのだった。

この島はまさに「私だけの隠れ家ビーチ」にしておきたいと思いたくなる、のんびりと美しい島。極上の時間を約束してくれる。


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