ザ・マレーシア・ブック・オブ・レコード


   

 

今回は「THE MALAYSIA BOOK OF RECORDS MILLENNIUM EDITION」(写真左)の紹介だ。これはその名の通りマレーシア版のギネスブックなんだけど、血と汗のにじむような大記録から、「なぜ?」と問いかけたくなるような記録まで、まさに何でもありの記録集なのだ。かなり読みごたえ、見ごたえ、笑いごたえ(?)ありのこの一冊、ちょっとその中の一部をご紹介しよう。

 

 

 

まずは忘れてはいけないのが「Oldest Living Man(最長寿者)」のオマール・アバスさん。彼は1857年9月26日生まれで現在144歳(!)という超ギネス級の記録を現在も更新中なのだ。1857年というと日本はまだ江戸時代。ペリーの黒船艦隊が浦賀に到着したのが1853年だからオマールさんがいかに昔に生まれたかが想像できるだろう。ただ残念なことにオマールさんは世界一の長寿としては公式には認められていない。(仕方ないか)。しかし本人の記憶では確かに1857年生まれ、なのだそうだ。これからも長生きして世界最長寿記録に挑戦状を叩きつけ続けてほしいものである。

ほかには

自転車で最も長い道のりを走った結婚式
→ 32マイル(51.2キロ)を走ったウイリィ・モンギンさん。彼は生まれ故郷の村を出発して途中で花  嫁を拾い、教会までノンストップで走った。(1999年) 

ストローを使って500mlのミネラルウォーターを1番速く飲んだ人
→ モハメド・ラザリ・アブドゥラさんの
9.35秒。(1999年)

最も高いところから落とされた“テッタリッ”
→ 
156リットルのテッタリッが28.2メートルの高さから4回落とされた。(1998年 ペナンムティアラ 
      ビーチリゾートにて)

最も長く口笛を吹いた人
       → 23.7秒間ノンストップで吹き続けたザイナル・アズマルさん(1998年)

 

など、もちろんここでは紹介しきれないほど多くの記録が掲載されている。なにせ(Fastest, First, Longest, Biggest, Largest, Most)等の英語でいう最上級の形容詞、副詞で修飾されるものならなんでも載ってます、という勢いなのだ。もちろん「マレーシアで最も深い湖は?」とか「マレーシアで発見された最古の人骨は?」なんていう学術的な記録も載っているので、マレーシアのことをもっと知りたい、と思っている人の知的好奇心を満たすこと請け合いだ。マレーシアフリークの方への贈答用としても喜ばれるであろうこの1冊、気になった方は書店で手にとってみてください。




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