クアラルンプール日本人学校



界一の規模と設備を持つ日本人学校なのである。現在、世界には87校の日本人学校があり、その生徒数は全部で約19,000人。そしてその60%は、このアジアで勉強している。クアラルンプールの日本人学校は、1967年に児童数14人でスタートし、3回の校舎移転を経て、93年、新校舎が完成。今では小学部、中学部合わせ、1300人を越える規模となる。日本人増加の勢いは大変なものだ。教室数が、普通、特別を合わせ68教室(コンピューター室、視聴覚室、LL教室、英会話室などを含む)、エアコン完備の体育館2つ、プール2つ(25M、50M)、地下駐車場と、とにかくものすごい。各教室はもちろんエアコン完備である。児童たちは熱帯の国で勉強していることも忘れ、快適な環境で学校生活を送っている。校舎の周りにはパーム林が広がり自然もたっぷりだ。ただ、時々校庭にコブラが出るので校内放送でも「今日はコブラが出ました。皆さん、気を付けましょう。」などというのがあって、これはいかにも南の国マレーシアですね。

昼ごはんは全員お弁当持参。まあ、暑い国だから給食と言ってもいろいろと衛生問題も大変だし。それでお母さんはみんな一生懸命早起きしてせっせせっせとお弁当を作る。でも、何としても今朝は起きれない、我が子よごめんというお母さんのために仕出し弁当屋さんもスタンバっているので少し安心。電話一本で学校に配達してくれる。

に一度の運動会は、幼稚部、小学部、中学部合同で行われる。とにかく暑いので父兄は朝一から限られたスペースのテント下を確保しようとこれも必死。何とか場所だけ確保するとお父さんはビール片手に観戦体制にはいるのだ。子供の運動会で父兄たちがビールで宴会状態、というのも日本じゃちょっとないですね。結局、子供が何やってたか見てなかったりするわけね。お昼のお弁当一番人気は冷え冷えのソーメン。これでも暑さはなかなか癒せない。とにかくひたすら暑く、全ての競技が終わるとみんなゲンナリして家路を急ぐのでした。

ーカルの子供たちとの国際交流は、海外の日本人学校ならではの楽しく貴重な体験だ。年に一度、地元の児童たちを学校に招待して、日本の伝統的な遊びや文化を伝えながら一緒に楽しく過ごす。子供たちはお互いに自分たちと違う世界を知り、また、自分たちを知る。そして彼らがこれからの日本とマレーシアの掛け橋になっていくのです。




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