名物招興酒海鮮鍋 Tien Chun(天津海鮮村)


 


首創中国酒鍋

回は、とっておきの珍しい天津海鮮鍋のお店を紹介しよう。どこが珍しいのかと言うと、なんとここは新鮮な魚介類を招興酒と鶏スープで煮込む。だからお酒を飲めないムスリムご法度だが、味にうるさい中国系ローカルには人気のお店なのだ。あの招興酒の香りがほんのりと鍋から立ち上り、海老、蟹に染み込んだ濃くのある味は必ずやみつきになるはずだ。

お店はKL〜シャーアラム〜クランを突っ切る動脈、フェデラルハイウェイの一本裏でわかりやすい。(下記地図参照)
店内の水槽から注文する魚も選べるオープンレストラン。夜も8時半くらいから地元チャイニーズたちで一杯になっていく。

左は天津風揚げ豆腐「天津黄金玉」。アツアツホフホフでこれが美味。右は定番オイスターソースで炒めたベビーカイラン。これらをつまみながらビールで乾杯。美味い美味いと言いながら、今日の主役「首創中国酒鍋」の登場を待つ幸せ。


このお店はメニューが出てくるわけではないので、お目当て招興酒海鮮鍋「首創中国酒鍋」をどうやって頼むかが少し難しい。だがいろいろ悩んではいけない。店内の壁に貼ってある紙(写真左上)をおもむろに指差せばいい。「あれ!」と日本語で言いながら。左手が腰にあればポーズとしては完璧だ。店員もきっとリスペクトするだろう。
そして運ばれてくる蟹、海老、貝いろいろ、キノコ、シラタキ、白菜など。けっこうカサがあるので鍋のスープが勢いで溢れないように上手に静かに具を入れていこう。蓋をしてぶくぶくと煮立ってきたら出来上がり。醤油系タレとマスタード系タレの2種類があるのでお好みで。

ここは海鮮料理屋だが、海鮮具を一さらいしたところでお肉の追加をお薦めする。招興酒に海鮮具のダシが出たところで食べる牛肉しゃぶ鍋は気分が変わってこれがまたうまい。
そしてこれも全部食べたら店員さんに「白飯」と「ねぎ」と「生卵」を注文。日本式鍋の仕上げは当然雑炊だ。この雑炊、様々なダシが出た招興酒でぐつぐつやるともうオカワリを奪い合う美味さ。この時「なんだ、なんだ、なにやってんだ」と店員達が物珍しそうに集まってくるが「イチバーン!」とチャイニーズの好きな日本語を叫んであげると彼らも親指を立ててくれる。これからは「このジャパニーズおじや」もメニューに加えるといっていたので、「イチバーン!」と言いながら頼んでみよう。

 

フェデラルハイウェイ、スバンとPJエリアの中間点三菱自動車の角を入り二股を左へ。右側にすぐに見えてくる。

所在地
No.90, Jalan SS9A/18A, Sg. Way, PJ
Tel:03-7873-6368
営業時間 
月〜木 12:30-14:30 17:00-0:00
金、土  12:30-14:30 17:00-1:00
日    17:00-0:00

 



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