河婆園小食館 (客家料理)



 


レーシアの中国人と言っても出身地によって、広東、福建、客家と大きく3つに分かれる。今回はその客家地方の家庭料理の店を紹介しよう。客家の料理と限定しているレストランもなかなか珍しい。今まで口にする事がない味が多い貴重なお店だ。

 

左の写真の料理は、人々の暮らしが貧しかった頃に食べられていた、日本で言うお茶漬けにあたるもの。
ただ、大きく違うのは、かけるのがお茶でなくてミントティーだということだ。
ご飯にのせるのは、大豆、小魚、いんげんに軽く塩味をきかせたものなど6種類以上もある。お店の人によると、昔はそれぞれのうちにある残り物などをご飯にのせてお茶漬け、いやミントティーがけにしていたようだ。

客家のお年寄りの人たちは、貧しかった時代を思い出すこの料理を好んで食べようとしないようであるが、若い世代では むしろめずらしく、好んで食べられている。日本で言ったら、戦時中に食べられていたすいとん感覚かもしれない。
しかし、JalanJalan、これは、ちょっとつらかったな(笑)。ご飯にのせる具は、ひとつひとつとても良い味なんだけど、何故ミントティーをかけなくちゃいけないのかと必ず思う。お茶をかけて食べたい一品であったが、まあ、是非一度は試してもらいたい。

油揚げのぱりぱり風。チリをつけて食べる。


 
もやしと野菜炒め。
  まさに日本の炊き込みご飯のような味。
 
客家風春巻き。具がたっぷりで
美味い。

お酒でとり肉を柔らかく煮込んだもの。
産後に良いとされ、通常産後にはひとりで一羽のチキンを食べるらしい。 かなりお酒の味がきつい。


  にらの入った餃子。これもなかなか美味しかったよ。
客家風厚揚げ。  
定番の焼飯もいいお味。
  この料理も産後によく食べられる。甘酸っぱいタレで豚肉をじっくり煮込んである。

 

 



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