蟹と聞いただけで、腰が引け気味になってしまう人もここなら安心。安いし、味もしっかりしている。夕方になると平日でもすんなりと席につくのは難しい。週末の夜ともなれば、待つこと覚悟で行かなければならない。まぁ、30分以上待たされる事はあまりないから心配しなくてもいいでしょう。人が食べている姿を見ているのも、胃が活性化されていいってもんだ。それだけ人気があり、ネタの回転がいいって証明でもある。メニューは少ない。2種類のカニ料理に、チキンウィング、サティと蒸し魚、蒸し海老そしてチャーハンって、こんな位しかない。オープンスタイルのレストランで気取りがないから、思いっきり蟹にむしゃぶりつこう。日本から来た客人を連れていくとまず100%大喜びしてくれる。「アジアじゃ〜」って。KLからちょっと離れている事もあって、日本人はあまり見掛けないが、ここは穴場だね。それから、最後に食べるチャーハンが美味いの何のって。オカワリッ!! |
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ダマンサラから「SS-2」の脇を通って、「松下村」を抜け、サンウェイラグーンまで抜けていく一本道ってわかるでしょ。その「SS-2」に程近いTaman Megah の一角にこの「太った蟹」はある。暗くなる頃には"待ち"の列ができるので、この日はやや早めに行ってみた。 |
それでも既に店の中は満席状態。皆、両手で蟹をつかみ、ニコニコ談笑しながら家族そろっての夕餉の一時を楽しんでいる。店の奥には小綺麗な洗面コーナーがあり、食事の前後にしっかりと手を洗えるので、安心して「戦闘」にのぞめる。 | ![]() |
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食事のスタートは鶏の手羽先揚げとサティ。ここの定番メニューで、これを摘みながらのビールが今宵もまた旨い。 | ![]() |
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まず最初のカニ料理は御存知チリソース。辛さが直球で攻めてくるのではなく、甘酸っぱさの後に蟹の旨味が口に広がり、最後に辛みがキリッとしめるって感じかな。独特の、そしてご自慢のソースである。 |
オーダーしなくても大概ついてくるのが、薄焼きのカリカリトースト。これに皿のソースをつけて食べる。ソースを残らず食べてもらおうと、フランス料理並みにソースを大事にしている料理人の自信の現れと解釈しよう。確かに蟹ミソを加えたこのソースの味は中々なものである。 | ![]() |
次なるは「スチームクラブ」。今度はあっさり薄塩で、カニの旨味を存分に味わっていただこうって料理だ。チリソースもいいが、日本人には蟹っていうとこの方がピンと来るかもしれないな。思わず二杯酢が欲しくなってしまうのは私だけか。 | ![]() |
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蟹との格闘が終わる頃に登場するのが特製フライドライス(チャーハン)。言い切ってしまおう。世界一うまいチャーハンである。何が違うっていうのはうまく説明できないけど、だけど美味い。食べてみないとわかんないな、コレだけは。 |
食後のテーブルはどこもこんな状態になる。そう、気にしないで思い切り食べ散らかすのが、ここのスタイル。気にしなくていい。テーブルを離れるとテーブルクロス毎、丸めて片付けてしまうのだから。 | ![]() |
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食後の支払の前後に、名物「カニ煎餅」をお土産に買うのを忘れずに。蟹の甲羅を粉末にして混ぜ合わせた揚げ煎餅は、子供にも大人気だ。日本にもあったよね、こんなの。 |
この日の夕餉はこんな感じで、家族4人が「予は満足じゃ」状態に達したところで 「マイタン!!(お勘定)」と相成った。ビール中ビン2本、スイカジュースが2杯、そして中国茶にデザートのパンダンゼリーを含めて、トータル RM80(¥3,700)也。ごちそう様でした!! |
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