忘れてはいけないのは、少し前の世界タクシーマナー調査でKLは世界ワースト3(正確な順位は忘れました)にランクインしている、という点です。 乗車拒否、過剰な料金請求、脅しなどは朝飯前です。
でも、KLに住んでいるのなら上手に付き合っていくのもいたしかたなしです。
ご存知かもしれませんが、いくつかポイントがあります。 まず「電話で呼ぶ」、この場合RM2かかりますが、自分の居場所と行き先を伝えてきちんとしたタクシーが手配されます。Public Cabとか、Radio Taxiなどがそうです。 次が「タクシー乗り場でタクシーを拾う」専用のタクシー乗り場には、きちんとした(メーターを使う)タクシーしか来れないことになっています。
やむなく市内の路上でタクシーを拾う場合には、メーターで目的地にたどり着けることはあきらめた方がよいかと思います。 ただし、日本と違っていきなり乗車してはいけません。 タクシーを停めたらドアを開けて行き先と料金を聞きます。 大抵の場合ふっかけて来ますので、こちらの希望金額を伝えます。(行き先にもよりますが、市内ならMAX RM20〜30でしょう) 折り合いがつけば乗車、つかなければドアを閉めてしらんぷりです。ドアは思いっきり閉めてやりましょう。市内ならタクシーはたくさんいるはずです。
また、乗る前にいくつか注意しなければならない点もあります。 まずライセンス。(助手席の前に青い台紙に写真付きのライセンスがあります)ない場合は乗ってはいけません。 他には、リアウインドーにタクシー会社から割り振られた番号が付いているか?(付いている場合にはどこかのタクシー会社に所属していますので、後で追跡が可能です) 乗った後は、車内にある白い縦3cm×横5-6cmのプラスティックの板に表示された番号をチェックします。(これもタクシー会社配布の番号ですが、この番号でタクシーの追跡が可能です。クレーム等はこの番号を伝えることで簡単に行なえるそうです)
もうひとつ忘れてはならないのは、金曜、雨、夕方、この3点のうち2つが重なると、タクシーとお客の需給バランスがくずれるため、タクシーが強気になるということです。 このようなときには、多少料金が高くなることはあきらめなければなりません。 こういうときは電話で呼んでもタクシーは来ませんし。。。
前にタクシードライバーから聞いたことがあるのですが、多くのドライバーが仕事を始めるために多額のローンを組んで車を購入し、まともな運賃ではローン返済が出来ないためにぼったくりタクシーに変身する。という話です。 彼らも生きるために必死なのだとは思いますが、自分がその一部を支える必要はどこにもありません。
マナーが悪く、運転技量も低い彼らですが、うまく利用してくだらないトラブルにまきこまれないように気をつけてくださいね!
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