主人が中国系ですが、我が家も当初は中国語は小学校のみ、中学はマレー語中学校に進学させる計画でした。
ところが、中国語の学習が子供に合っていたらしく、小学校高学年時には、このまま中国語をやめてしまってはもったいないほどの域に達してしまい、「独立中学」の進学を検討し始めました。しかし、子供が集めてきた情報によると、独立中学の二本立ての教育(独立中学独自の全科目中国語による学習&マレーシアカリキュラムに従ったマレー語と英語による学習)を両方とも完璧にこなそうとすれば、「相当なプレッシャーになる、自分には到底ムリそうだ、、、」というのです。ならば、マレー語中学校の課外授業で中国語を履修するしかない、、、と思っていた矢先、「国民型中学(SMJK)」の存在を知りました。このタイプの中学は学校生活用語は華語、カリキュラムはマレー語中学校(SMK)と全く同じ学習内容で、プラス華語が必修科目で正課に組み込まれています。怠け者だけど中国語大好き人間の我が子にはピッタリな学校だったようです。この学校にはもちろんマレー系、インド系のお子さんも学んでいらっしゃいます。華人でなくても華語の学習に問題のないお子さんばかりです。うちも、英語教育のマレーシア華人の父と小学校のレベルの中国語の読み書きがやっとの日本人母の子で、家庭内も華語の環境ではありませんが、中国語はずっと大丈夫ですよ。
他の方がおっしゃっているように、お子さんがどの言語が好きか?得意か?を見極め、中学校選びをするのがよいと思います。
ちなみに、我が子の華小のクラスメートの大半はマレー語中学校(SMK)に進みました。(ただしこの場合、マレー語が好きとか得意という理由で選ぶというよりも、本人の<中国語の勉強はもうこれでいい>という気持ちや、家庭の事情からが多いと思われます。)あとは数人がそれぞれ独立中学(中国語が好きor得意)、国民型中学(中国語が好きor得意)、ごく少数が英語を重要視する私立校(英語が好き&得意)に進みました。マレー語中学校で中国語を履修している子はそれほど多くはないようですが、中国語が好きであれば課外授業で続けられます。また小学校レベルでよいと本人が思えば、そこでおしまいにしてもいいのだと思います。 マレー語中学校在籍で課外授業で華語を履修し、PMRやSPM、STPMでも受験するがんばりやさんも沢山いますよ。もちろんマレー系・インド系の学生さんの中にもです。
母語云々、、、は難しい問題ですが、少なくともひとつの言語は「読む・書く・話す」の全てが完璧に出来るように(コアになる言語をつくる)してあげる(伸ばしてあげる)ことが大切だと思います。そうでないと、多くのマレーシア人のように「中途半端」になってしまいますものね。
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